ページ

2023年7月15日土曜日

Barで入国第一印象はバッチリのモンテネグロ

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





7月14日お昼過ぎにBarでモンテネグロに入国しました。入国手続きはとてもスムーズで気持ちのいいもので、ざっと見て回ったBarの街の印象も小ぎれいでいい感じ。今のところモンテネグロの第一印象は私達の中でバッチリ!そして物価が安いぞ!


BarマリーナのSATOMI号。高い山と海のコントラストがとても綺麗です。


7月14日(金):早朝5時半にShengjiを出発。というのは、前夜から南からのウネリが沢山押し寄せてきて物凄い横揺れで、あまり眠れなかったんですよ。しかも夜明けに近づくにつれてひどくなってきていて、食器棚の中のガラスのコップが揺れでカチンカチン音を立ててるぐらい。沖合では南風がスタートする予報になっていたので、そのせいかもしれません。岸に近い付近では、先週の予報よりも弱いけれど朝の早い時間なら南に近い風にになっているはずだったので、もともと7時には出発する予定だったんですけどね。揺れで目が覚めていたので、そのまま出ることになったのです。
まだお日様は登り切ってない感じですけど。こうしてみると穏やかに見えますけど実際は風がない日分、船体がウネリに対して横向きになってしまったので結構不快でした。

勿論エンジン走行。Vloreで南風を5泊もして待っていたのに、その後はDurresまでの長距離でセール走行できただけでした。ただ、その間も沖合まで大きく出ればセール走行できたかもしれませんが、距離がたったの20マイル程度の移動距離だったのでそれはめんどくさかったのです。

この辺り比較的浅い部分なので、穏やかだけど感覚の短いウネリが押し寄せてきて、船体は左右に大きく揺すられます。これが湾内に押し寄せてきたてたんだから揺れたはずだ。

早朝過ぎて何も食べる気にならなかったのでとりあえず紅茶だけ飲んでましたが、油断するとこぼれそうでした。

Barまではちゃんと図ったら35マイルほどありました。25マイルほどだって泊地アプリにコメントしていたのを鵜呑みにしてたけど10マイルも違うじゃん!ま、早く出発しているから問題ないですけどね。午前7時ちょっと前、そろそろモンテネグロ海域に入るので旗交換儀式です。



でもこんなに左右に揺れるので主人が落っこちないかと心配でした。

午前7時ちょっと過ぎ、モンテネグロに入りました。検疫の黄色い旗とモンテネグロの国旗掲揚です。モンテネグロの旗にも双頭の鷲?鷹?がついてて、アルバニアのスカンデンベルの旗に由来しているの?って思いましたが、全く関係なくモンテネグロのはイタリアはベネツィア共和国統制下時代の名残でした。

水深があった方がウネリが小さいかなと思い、沖合に向けて進んでみました。

この時点ではまだメインセールもあげていません。

なんかあんまり変わらないみたいだなぁ。写真で見ると大したことないみたいですけどね。実際にも大したことはないんですが、セール走行していたらもっとバランスが取れて波の影響は感じないと思うんですけど、それができるほど風が強くないんですよ。

岸に沿って徐々に方向転換することになるのでその頃にはセール走行できることを願って、沖に向かいます。

7時15分ごろ、やっと何とかセールで走れるかも、と思いメインセールを上げてエンジンを切って様子を見てみました。なんとか30度から60度ぐらいの間を行ったり来たりの風で風速も10ノットいくかどうかっていう程度。それよりも横からのウネリの影響でブームが揺れて安定しないのです。ジャイブするまでにはいたりませんが、バンバン音を立てるのでプリベンターを付けて固定したのですが・・・・なんとプレベンターを結んでいたロープが揺れが激しくて切れた!それも2回も!!!それぐらいウネリの影響が強かったんです。

この時点でセール走行はあきらめ。エンジンを付けたのでセールを真ん中に戻しました。

メインが上がっていることでバランスが少し安定したのか、ちょっと横揺れが収まった気がしました。

7時50分、ジェノアもちょっとだけ出したら何か違うかな?と思って出してみた。

モンテネグロ国内の街が見えてきました。

9時12分、あと少しで入国手続きをするBarの港です。ここまでの間に入国手続きの後どこへ行こうか、と考えていました。最初はアンカリングしようと思っていたのですが、Bar付近の泊地は今発生しているウネリにさらされる場所ばかり。もう昨晩みたいな感じになるのは嫌だったので、それを避けるためには相当先まで進んでいく必要があります。風がない日の悩みです。ある程度風があればウネリに対してい正面に向かうので横揺れにはならないんですけどねぇ。Shengjiでも夜9時ごろまではそんな感じで快適だったのに。そこで今晩は絶対に安眠したいと思い、Barマリーナにコンタクトを取ってみました。そろそろ給油の必要があったのでディーゼルの値段をきいたら1.37/リットル。安いなぁ!ギリシャだと2ユーロ代、アルバニアでも1.75ユーロだったから、ここで給油するとマリーナ係留代ぐらい浮くことになります。ということで、マリーナ入港決定。9日ぶりに陸地に繋がります。でも水タンクも後ろのタンクを半分使っただけで前のタンクは満タンだし、電気も毎日ソーラーパネルで充電バッチリ、さらにエンジン走行が続いてたから陸に繋がる必要は特になかったんですけどね。ま、そろそろ給油するか、という時期でしたのでついでに。

午前10時、Barに着きました。青丸の位置です。

実際の景色はこれ。右手にオイルの貯蔵庫みたいな円柱の建物。


港に入るブレークウォーター。この時点でVHFでBarのハーバーマスターに入国手続きのために入港許可をリクエストしてOKをもらいました。これで相手側も入港手続きに来る船がいるっていう事がわかります。そこからメインセールをおろして、実際に入港したのは10時半過ぎでした。

カスタムワーフに横付けしました。私達の後ろにももう1隻ヨットが接岸されていたのですが、ワーフの前の部分はボラードの感覚が広すぎて、最初バウラインだけ引っ掛けたらスターンラインが後ろのボラードに届かなかったんですよ。で、徐々に後ろに引っ張って移動させてました。風が全くなかったのが幸いでした。バウだけ固定しておいてもびくともしなかったので。そんなこんなで30分ぐらい経過したかな。やっと追いついたころにポートポリスらしきユニフォームを着た人が近づいてきて「どこから来ましたか?」と話しかけられました。アルバニアから来たのでチェックインします、というと、じゃ、手続きはあちらの建物ですよ、とフレンドリーに話しかけながらも自然にエスコートされる感じで急いで書類をもってその人についていきました。

ポートポリスの建物の隣がパスポートコントロールのカウンター。外国からのフェリー乗り場です。パスポートにスタンプを押してもらい、次にハーバーマスターのオフィスに向かいます。

建物の反対側。このすぐ右側がBarマリーナです。

ハーバーマスターの建物はベージュの建物。ここでクルーリストを作成してもらいギリシャでいうところのクルージングタックスみたいなのを払うんですよ。滞在1週間と一カ月と二つの期間があるみたい。絶対一週間以上いるので一カ月分99ユーロとなりました。で、手続き中に「船舶免許みたいなのはあるか。」と聞かれたのですが、船に置いてきてました。というのも他の場所では船舶登録書とパスポートだけで良かったので。で主人はSATOMI号に取りに帰ることに。その間、担当のお姉さんに電話がかかってきて呼び出されたみたい。「用事でこれからちょっと席を外すの。30分ぐらいかかるかも。また戻ってきてもいいしすぐそこにカフェがあるからそこでお茶でもして待っていてくれるかしら。」と言われて、手続き途中で出されてしまいました。鍵もかけていったので本当に用事があったよう。

で、お姉さんの帰りを待っております。なんだかんだと12時になっていました。主人は私がオフィスの外に出て数分ぐらいで戻ってきたので、間一髪逃した。私達の後から男性が手続きに来ていたのですが、その人にも「用事があって出るから1時間ぐらい後に出直して。今この人たちを対応しているのでその後出るから。」と言っていたので、ライセンスを持ってきていたらすぐに処理してもらえたので残念。

主人はお腹が空いたといってチーズバーガー、私は飲物だけ。全部で10ユーロは安いじゃいアないか!!!後でわかったけど、街の普通のカフェ(旅行者相手じゃない場所)だとバーガーは2ユーロぐらいしかしないので、ここのはお高い方だった。そう、モンテネグロ物価がアルバニアよりもさらに安いみたいなのです。
幸い、お姉さんの用事はすぐ終わったらしく、主人が頼んだハンバーガーがやってくる前に戻ってきました。主人だけ戻り私はそのままカフェで待っていました。とてものんびりなカフェで主人が手続き完了してもまだ運ばれてこなかったので、冷めなくて良かったです。
その後また最初のブルーの建物に戻りクルーリストを提出して終わり。ポートポリスの建物にいたおじさんが、とても親切で私達が「レンタカーを借りて陸地も観光したいと思っています。」と言うと「それじゃあ〇〇にも行かないとね。食べ物はこれがいいよ。」などなど紙に書いて教えてくれました!「モンテネグロはいい国だよ~。私の街はね、〇〇なんだけどそこも本当にいいよぉ。」と自国愛満載でした。いいなぁ~こういうの、ポートポリスなのでお役所関係なのですが、そういう人たちが自分の国を自慢できるって幸せに暮らしている証拠ですよね。

全て手続きが完了してワーフを離れ、すぐ隣のマリーナに入りました。スターン・トゥーかと思いきや、横づけだった。指定されたポンツーンは幅が狭かったので、出る時方向転換が難しかも、ということで最初からバックで入ってきました。後進するの、本当に上達した主人。3年前はびくびくしながらやってなぁ。ポンツーンでは二人のスタッフの方がラインを受け取ってくれたので楽々でした。

もう、すごく暑かったのでまずは全体に水をかけて冷やしました。係留代は一泊86ユーロと決してお安くはないのですが、水と電気代が含まれているので、水は使いたい放題。アルバニア同様水質がいいらしく、マリーナの水道からでも飲料OKだそうです。
午後1時半ぐらいになっていましたが、ドット疲れてその後船内で数時間お昼寝。

3時半過ぎにお出かけ。それとお腹が空いてきたのです。

ポートポリスとカスタムの入っているブルーの建物の反対側です。この日はモンテネグロの「ナショナルデー」ということで祝日でした。独立記念日とは別で、国家としての地位を認識された日ということですね。モンテネグロもアルバニア同様、一国として独立し国際社会から認められるまでにはいろいろありましたからね。ボスニアヘルツェゴビナやセルビアなど、内戦があって落ち着かなかった場所がすぐそこにある位置。日本やオーストラリアにいた頃には名前はきいたことがあっても全くピンと着てなかったのに、不思議な気分。

国の祝日ということでお店はカフェやレストラン以外開いてないくて静かでした。国旗を揚げていたのはここぐらいだったなぁ。


大きな交差点には国旗が並んでいましたが、今一つ「国の地位の日」という割には冷めている感じ。ギリシャだったらあっちこっち国旗だらけだったと思う。

早めの夕食、遅めのランチ替わりにいったのはローカルの人に人気の食堂。マーケットの近くにあります。マーケットはほとんど店じまいしてる時間でしたが、残っていたお店の野菜は本当につやつやで、必要ないのに思わず買いたくなった。

グーグルマップで見つけたお店。英語は通じないけど写真があったし、スープがお目当てでした。




この店で人気の「グーラッシュとサラダ」。グーラッシュはハンガリーの料理。主人の昔の同僚でハンガリー人の方がいて、親しかったのでディナーに招いた時私がカレーを作ったのですが、それを食べたら彼が「グーラッシュに似ている!」と言ったんですよ。それ以来グーラッシュを一度食べたかった。カレー味ではなかったのですが、日本のカレーってコクがあるタイプのだとカレー風味以外に旨味がありますよね、それと似ているんですよ。ご飯と一緒に食べたかったなぁ。サラダはすっぱめのコールスローと言う感じで私の好きなタイプだった。柔らかく煮込まれたビーフがゴロゴロ入ってましたよ。

主人は豆とビーフ煮込みスープ。こっちも美味しかったけどベークビーンがあまり好きじゃない私にはグーラッシュの方がいい。噂通りほんとにどれも美味しかったです。テーブルは5席ぐらいですが、入れ替わり立ち代わりローカルのお客さんがやってきてました。皆さんグーラッシュにミートボールの長ぼそいやつみたいなのを頼んでました。
全部で10ユーロでした!本当に安いなぁ。

その後、お散歩がてらちょっと遠回りをしてマリーナに戻りました。最初は1泊の予定でしたが、ちょっとゆっくりBarの街を見てみたいなと思ったので2泊することにしました!

初めてのモンテネグロ、私達の第一印象はとてもいいです。ビーチ沿いのプロムナードも小ぎれい。アルバニアよりも洗練されている感じで、それでいて物価が安い。まだ他の街に行ってないから全体的にはどうかわかりませんが、Barはそれなりに観光地だと思うから、それを考えたら安い方じゃないかな。通貨はユーロでクレジットカードも普通に使えるみたいだし。ぶらっと街を歩いている時主人が「帰りはアルバニアには行かないで、コーフまで一気に帰ってもいいなぁ。」と言い出しました。確かにアルバニアも満喫したのではもう行く必要ないし、出入国の都度費用がかかりますし。モンテネグロの場合は出入国手続きは自分達でできるのでエージェント代は不要です。Barのカスタムやポートポリスの人たちはとてもフレンドリーだったので、出国もここでやる予定。

ということで、これからしばらくモンテネグロクルージングと陸上の旅が続きます。




本日もご訪問ありがとうございました!ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか?
             



PVアクセスランキング にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿