スタピン・アップの工場があるカナブはソルトレイクシティーから車だと５時間ほどもかかる場所にあるので、前日８日に飛行機で近くの空港まで移動してセント・ジョージという町で一泊しました。その時の模様はレポート④移動日＆観光編として別途お送りしますね。セント・ジョージのホテルを朝８時に出発して車で１時間半ぐらいでカナブ到着。
到着したら、なんとスタッフの方が玄関で集合してお迎えしてくれたのです。
そこから、工場見学のハイライトをまとめて動画にしてみましたよ。
これが玄関を入ったロビー。工場のロビーなんて思えないぐらい素敵な作り。
まず最初にフォトポリマースタンプの最初の工程、イメージのネガティブシートを印刷する場所を見学。
フォトポリマーは写真の工程と似ています。まずデザインからイメージシートというのもを作ります。それがいつもスタンプセットについているスタンプのイメージシートなんですよ。その上に樹脂を流しいれ、その上にネガティブシートとマスクシートをかぶせ光を当てるとスタンプの形になるんです。その後冷やして固めた後、切り取り線にそって、イメージシートごとにカットしてできあがりなんです。（勿論その前に厳密な品質管理を通過しないといけません。）だから新品のスタンプってイメージシートの真上にスタンプがくっついているんですねぇ。
全スタンプセット及び新製品スタンプセットのイメージシートがこんな風に紙の筒に丸めて保管されています。これデーブさんのアイディアだそうです。
これがネガティブにマスクシートを重ねたもの。６月３日でリタイヤするイースタンビューティーのシート！
お次の部屋は、通常「ボルト」＝蔵と呼ばれているお部屋。ここにはラバースタンプの大元のマグネシウムボードに、そこから実際にラバーにかぶせて焼き付けをするモールドを作ります。あそこの彼はロールになったラバーをスタンプのモールドのサイズ分カットいています。これから成型するスタンプの個数で使うラバーの合計の重さがわかっているので、ある程度カットしたら計量して必要分量カットしているか確認されていました。
これ全部現在製造中のスタンプのモールドとマグネシウムボード！
さらに奥の部屋、これこそが「ボルト」蔵です。これまで２００４年ぐらいからのマグネシウムボードが全て保管されています。スタンプはリタイヤするとモールドは廃棄なんですが、大元のマグネシウムボードは保管しているんですって。これが本当の「お蔵入り！」そのお蔵に入った私たち。でもスタンピン・アップデモンストレーターとしてはお蔵入りになりませんよ。これからも万々邁進する４人ですｆ！
次はいよいよ製造工場内に入りました。入ってすぐの棚には、現在製造中のスタンプのケースに入っているインサート、スタンプのイメージが印刷してあるあの紙の事です。クリングラバースタンプの場合は、粘着性のイメージシートも一緒に保管されていました。
これがラバースタンプの大元。工場に入って直後にこのにおいを嗅ぎつけた私。ロールに日にちが書かれていたのはなんで？と質問したら「ラバーには使用期限があるんです。２週間以上放置しておくと硬化して、それを使ってスタンプを作ると不具合になる確率が高くなるのです。」とガイド役のジョッシュさんが教えてくれました。なので入荷日が書かれていました。
この中にフォトポリマースタンプになる樹脂が入っています。
動画内で、実際にラバースタンプを焼き上げる作業を体験させいただいた一部をご紹介しましたよね。本当は一通りの工程を体験させていただいたのですが、扱っていたスタンプがなんとまだカタログさえも作られていない未来の製品だったため、動画でご覧いただくことができなかったのです。なの加工写真でどうぞ！これはモールドからスタンプをはがしている所。
カットしたものをきちんと並べます。
みんなの作業をちゃんと見守って一緒についてくれたシェリさん。私のすぐ後ろは今回のツアーの旅程を組み立てたチェリーさん。本当によく気が付く可愛い人で、「嫁にもらいたい」という声がでたほどの、全てにおいて神対応の方でした。
お次はカットしたラバースタンプをクリングマットに貼るところ。これは新カタログに掲載されている「マグノリア」のスタンプセットなのです！先行販売でゲットしているのでシドニーに戻ったら完成品をお見せしますね。
クリング部分が貼れたところで、この方がスタンプを切り離すダイに合わせてダイカット。前にある赤いマシーンが巨大ダイカットマシーン。ここにスタンプをダイと共に入れると上から重さがかかりスタンプの周りがカットされるのです。
シェリさんは至るところで働いているスタッフに優しく声をかけていました。
あのコーナーはインクをパッドに入れたり、リフィルを作ているコーナー
これがインクをかき混ぜる機械。この下に大型のお椀みたいなものを入れてそこにインクパッドをいれます。インクパッドの数で必要インク量がわかるのでその重さまでインクが注入されて、機械で混ぜているうちにパッドにインクが染み混んでいくそうです。
機械の台の下にインク製造工場から調合されたものを小分けにしたインクのボトルが。
こちらではインクリフィルのボトルにインクを注入しています。
お～圧巻。カードストック！
カットされている様子は動画内でご覧いただけましたね。
この後、玄関ロビーの反対側に行って、スタッフが研修できた時に泊まる施設をみせていただきました。ここは研修室。右端のドアは外せるので、その後ろにあるスタッフランチルームとつなげて大会場になります。
ここからがまるでインテリアのショールームに来ているような素敵なお部屋が！
何と可愛いベッドルーム！
もう一部屋も素敵！！
さらにマスターベッドルームまで公開してくれました！
シェリさんは鳥が大好き。５月１５日から全世界一斉発売となる「ペーパーパンプキン」キットも鳥のモチーフですよね。だってシェリさんプロデュースのキットだから当然！
洗濯場まで可愛い。
その後ランチのレストランに移動。
ランチはシェリさんとご主人のスターリンさんも一緒に。とっても穏やかな紳士のスターリンさん。乗馬が趣味だそうで、私の主人の兄が生前乗馬の耐久レースをしていた話したら、なんとスターリングさんも同じことをされるそうで、話が盛り上がりました！
私のアイドル、シェリさんとご主人のスターリンさんと記念撮影。
お二人は本当に仲がよくて、ライチ中もずっと手を握り合ったりされていました。
ランチの後はスターリングさんにとてもゆかりのある公園カナブシティーパークに移動。
実はこの公園、スターリングさんが子供のころお父様と一緒に公園を掃除したり補修したりしてきた場所だそうです。お父様が亡くなった後もとても特別な思いでがある場所なのですが、ある日娘さんが「あそこは遊具が古くて危ないから子供を遊ばせることができないわ。」というのを聞き、とてもショックを受け、それから少しづつ遊具を新しくしたりプールを作ったり・・・と遊び場を整え増やしていかれたそうです。
そして、あの滑り台エリアの下の赤い部分はスタンピン・アップが寄贈したスタンプのラバーを細かく刻んで作られています。
ゴムだからふわふわ、ジャンプしてみました。
こちらがスターリンさんのお父様をの記念碑
ゴムですよぉ～。
ここでシェリさんとスターリンさんとはお別れでした。その後バスでカナブのダウンタウンでお土産ショッピング＆散策。
この旅行中に、みんなから「クンクンさん」というニックネームをいただきました。なんでかっていうと、私スタンプのにおいを嗅ぐのが趣味なんです。いただいた新品のスタンプを、バスの中で時々取り出してはスタンプのにおいを嗅いでいたのをみんなに気付かれて、おまけにこれもお土産でもらってきたラバーのはしきれがバッグの中で迷子になっていて「あれ？私の端切れない！・・・・と思ったらあった・・・」とバッグから取り出して自然に鼻にもっていって、みんなば大爆笑！！リーフさんドン引き。チェルシーまたもやあきれ顔。多分心中で「マジか！」と叫んでいたと思う。（Honestly?!って思ったはず。）
これが更新される頃には、シドニーに向かう機中です。あっという間に過ぎた１週間だったけど、一日一日が濃かったので、長くも感じました。まだまだご紹介できてない「移動日＆観光編」があるので、そちらは１３日のお昼ぐらいに更新できるかな？
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