皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!
21日月曜日、予定どおりSATOMI号は朝一で海上に戻りました。その後セール屋さんもステンレス職人さんも、時間通りに来てくれました。全ての作業がスケジュール通りに進んだアルミリマルでの最後の2日間の様子です。
朝8時25分SATOMI号はクレーンに吊り下げられ海上に戻りました。
10月21日(月):朝7時に目覚ましをかけ、まだ暗いうちから起きました。何時にクレーンに乗っかるのか知らされていなかったので、朝一で乗っけてもらうべく、ボートヤードの責任者クリスさんの出勤を待ち伏せ!7時半過ぎぐらいにクリスさんを捕まえました。すると私たちの前に小型パワーボートを引き上げる予定があったみたいで、その後は特にSATOMI号がいつという事は決めていなかったみたい。
で主人が「それは困ります。セールメーカ―が風が出てこないうちにやってくるから朝一でマリーナバースに行ってないといけないのです。」というと「じゃ、20分後に。」と交渉成立。8時25分無事クレーンのお迎えがやってきました。
この日は風予報が予報によって違うものを示していて、セールやさんは来るのを渋っていたんですね。でも主人が「大丈夫、朝の早い時間なら風は微風だから。」とこれまた交渉してきてもらえることになりました。バースもバウが東を向いてる場所をリクエストしておりました。でもクレーンのスタッフは「ポンツーン2ですよ。」でそれだとバウが西向きになってしまいます。セールを設置する時、メインセールを上げる時みたいに風に対して正面になっている必要があるので、それだけは絶対譲れず。でフミさんに電話してスタッフの方とお話してもらい、最終的にポンツーン1の東側に落ち着くことができました。本当にフミさん「様様」です。
バースに係留し終わり、やれやれと一息ついた10時ごろ、早速セール屋さんがやってきました。絶妙のタイミング!風は全くなかったのでセールを設置するには完璧です。ジェノアもメインもほころびなどがないか点検し洗ってもらっていました。
主人とふたりでメインセールを付けたことがあるんですが、もう大変大変。その時も結局マリーナにいた他の方に手伝ってもらってやっとできたんですよね。だから誰かにやってもらえるのはすごくありがたいです。
プロの方でも40分ほどかかってやっとメインセールの設置完了。私たちだったら数時間かかってました。
次にジェノアをもどします。取り外す時は主人と私でやりましたが、確か1時間ぐらいはかかったはず。プロの方は30分ちょっとで完成してたかな。
お昼には両方のセール取り付けが終わりました。そこで午後はちょっとドライブでアルメリアにあるアジアンスーパーに行ってみることに。
アルメリアはすごく都会で、でっかいIKEAとかでっかいショッピングセンターが街の周辺にありました。アジアンマーケットはそれほど大きくなかったのですが、カレールーがゲットできたのが一番良かった!あとはお菓子類や浅漬けの素など調味料をゲットできたのは良かったです。特に観光をする気もなかったし、朝ちょっと早起きしたので直ぐ帰りました。
アルメリマルに戻ってからは、車があるのをいいことにいつも徒歩でいっていたスーパーに買い出しに行きました。火曜日の夕方フミさんをSATOMI号にご招待する予定なのです。
買い物から戻ったらもう6時半近く。料理をする気になれなかったので、この日も外食です。最初またまた主人がスタンブル・インに行きたいといったので、実際に行ったんですけどね、外の席しか開いてなくてすぐ隣でタバコを吸っていたので、やめました。で、香港チャイニーズに行くことに。
フライドライスにワンタンスープ。
主人は野菜が何も入ってないこのなんちゃって酢豚が結構気に入っています。私はほとんど食べないので酢豚のお皿にチャーハンをもって独り占めしてました。
私は前回試したビーフとマッシュルーム&タケノコを今回はポークの方で。やっぱポークの方が美味しい。香港チャイニーズにはなんとこれが3回目なのです。あっさり系の味付けが結構気に入ってるのだ。お値段も、私がワイン1杯、主人がビール2杯を含めてなんとたった31ユーロ。かなりお値打ちです。
10月22日(火):この日は特に早起きする必要がないと思ってたのに、主人はまたまた7時に目覚ましをかけて起きてました。何ごと?と思ったら「アルフォンソが8時15分に来るんだ。」だって。ステンレス屋さんです。作業がしやすいように主人はテンダーをダビッドからワーフに下ろしていました。
一旦様子を見に来たアルフォンソさんは、9時過ぎにまた職人さんのウィリアムさんと戻ってきました。
ありがたいなぁ。こんな早くに来てくれて。これなら午前中でフレーム取り付け作業が完了するので、その後主人がスターリンクやイリジウム・Goのアンテナを付ける時間があります。
これがスターリンクのアンテナ。多分サードジェネレーションのタイプだと思います。セカンドジェネレーションは後ろがもっと厚いのです。これはかなりフラット。
ステンレス溶接の作業は2時間ぐらいで終了したので、すぐその後主人はイリジウム・Goアンテナとスターリンクのディッシュを取りつけました。スターボード側にイリジウム・Goのアンテナです。
ポート側にはスターリンク。ね、かなりフラットでしょう。
これは向きが変わらないタイプだそうです。
午前中に全ての作業が終了したので、レンタカーにガソリンをいれに行くことに。その前にボートヤード横のシップシャンドラーに寄ります。
ジェンレーターはまだ売れてませんが、捨てるつもりだったので問題なし。バッテリー3個も出品しているのですが、まだ売れてません。なので買い取りになるのですがその場合は値段はすごく安くなるんですね。でもいいんですよ。どうせバッテリーも誰かにあげるつもりだったから。で、バッテリー3個を125ユーロで買い取ってもらいました。
ほぼ毎日通っていたのでお店のマイクさんともすごく親しくなっていました。水曜日出発です、というと「え~そうなんだ。元気でねぇ。安全航海してね。」となんか名残惜しそうでした。バッテリー買い取りだとすごく安い値段になっちゃうと、と済まなさそうでしたが、私たち的にはまったく問題なし。なにせ、パサレルを新品で買った時の値段よりも高い値段で売ってくれましたからね。(スペインの相場がギリシャより高いようです。)かなり儲けがでたのでもう後はおまけみたいなもんです。
テンダーはマリーナにいる間はダビッドの一番上まで上げているんですが、一旦下ろしたのでセーリング中の時と同じ高さにしか戻しませんでした。ワーフの高さが丁度よくテンダーの上から板を渡してもちゃんと岸に移動できるのです。これでマリーナを出たらすぐに航海開始できます。(いつもはマリーナ外でテンダーを低い位置で固定し直す作業が終わってからじゃないと出発できなかった。)
この後夕方にフミさんをSATOMI号にご招待していて、アルメルマル最後の宴が行われます。
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