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2025年11月22日土曜日

黄熱病ワクチン接種に最初の町訪問でフラミンゴに塩の山=ミラクルの一日

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!




次の目的地を急遽コロンビアに変更したら、黄熱病ワクチン接種が必要となりました。出発を23日の朝に決めていたので、急遽朝からあちこち医療機関を巡り奇跡的に21日の午後に接種予約ゲット。その後Bonaire最初の町Rincon見学し、ランドリーができあがるまで天然フラミンゴや塩の山を見に行ったりと、物凄く充実した一日を過ごしました。最初は断られたワクチン接種、同じ日にできることになるなんてミラクルそのものです。驚いたのはBonaireには薬局が1軒しかなく、しかもオーストラリアならスーパーで買えるようなのどドロップとか頭痛薬さえ薬局でしか買えないんですよ。だから薬局は一見すると町医者の受付窓口のような雰囲気でした。

天然フラミンゴは生息地エリアに入ったらすぐに見れました。

11月21日(金):Bonaireに予定外に長居してしまったので、先週末あたりから次の目的地はすぐ隣の同じくオランダ領Curacaoではなく、一気にコロンビアに入国することを考えていました。コロンビアでは国内移動でもモロッコ同様、毎回チェックインチェックアウトが必要となり、しかも必ずエージェントを雇わないといけないということなので、なるべく一か所に滞在して内陸で観光することにてしました。なので最初からマリーナを予約するつもりだったんですね。それで月曜日に問い合わせを開始して、やっと水曜日返事が来たんです。そのマリーナにはお抱えエージェントがいるのでマリーナに1週間滞在するとエージェント費用が通常の350ドルから100ドルになり、1カ月以上滞在の場合は無料になります。私たちは10日滞在予定だったので100ドル支払い。マリーナに入ればあとはオフィスで手続きができるのはとっても便利です。返信には入国の規則なども書かれており、その中になんと、「黄熱病ワクチン接種必須」というのがあったんですよ!

やばい。やってない!一応事前にそのことはわかっていたんですが自己申告でいいという情報もありました。トリニダードにいる間に一度黄熱病ワクチンの件を問い合わせたんですが、ワクチン自体を取り寄せるので数週間待ち時間が必要とのことで諦めました。

いろいろ調べたら2025年の4月からコロンビアでは黄熱病の規制が厳しくなったらしく、ナショナルパークに入るのならツーリストは以外にも全国民がワクチン接種の証拠を出さないといけないらしいのです。で行先のマリーナはナショナルパークのある地方なのでそこで入国ならワクチン接種が必要らしいのだ。マリーナからもその旨を言われたので、かなりパニック。木曜日の午後すぐに病院に電話したのですが、全く繋がらず。

金曜日21日から二日間レンタカーを借りていたので、レンタカーを引き取ってから主人は直接病院に行ったんですね。それで最初はいろいろたらいまわしにあったらしいのですが、最後に保健局で粘ったら、エマージェンシーという扱いで当直のGP(ジェネラルプラクティショナー)に連絡をしてくれて、そのドクターが快くOKしてくれたので、午後1時に接種予約を獲得したんです。メカニックのヘンリークさんへの支払いを終えて11時頃に主人が戻ってきました。その時コロンビアのマリーナから電話がかかってきて、(黄熱病ワクチン接種について質問していたので)「ワクチン接種手帳を見せられない場合は、誓約書にサインすれば大丈夫です。」と教えてくれました。要はうそをつくってことです。でも取り合えず予約が取れたので、万が一ワクチン接種手帳を発行してもらえなかったらその手で行きます、ということでマリーナ予約を確約してもらいました。

再び出かけたときはすでに12時。取り合えず接種してもらう場所まで行き、そのすぐ近くのカフェで朝ご飯兼昼ご飯を食べることに。注文した時は12時25分でした。

ワクチン接種のドクターはすぐそこんなので車で1分で着きます。レンタカー借りておいて本当に良かった。

1時ちょっと前、ドクターの所に行きました。ここは保健局のたてものだそうで、朝あの青い建物に主人が出向いて、事情を説明してワクチン接種をお願いしたそうです。最初は断られたそうなんですが、粘ったら当直医に連絡してくれました。するとそのドクターが「いいよ。」と言ってくれたそうで、めでたく接種できることになったのです。

同じ敷地内のコンテナみたいなオフィスが診察室。ドクターは普段はブルーの建物にいるようです。1時直前で、車を駐車したらすぐにドクターができてくれました。そして処方箋を出してくれて(事前にオンラインでいろいろフォームを入力済み)で、まずは薬局でワクチンを買ってきてすぐに戻ってきてください、とのこと。

薬局はなんとこの島には1軒しかないそうです。数日前にいった寿司屋の近くの病院の隣でした。薬局というよりクリニックみたいな作り。中に入ってさらに驚き。待合室があって、まるで普通のクリニックの受付エリアみたいなんですよ。中はとっても混んでいて、順番待ちチケットを取って待ちました。私たちの前には10人ぐらい待っているみたい。窓口は5個ありました。30分ぐらい待って私たちの順番となりました。まずは初めての訪問だったのでフォーム記入。旅行者でしかも船に乗っているということで、住所とか電話番号がないのでモーリン管理のマリーナの住所を記入。薬剤師さんも驚いていましたが若い女性だったので、私たちの状況を面白がって「どこからセーリングしてきたんですか?」とかいろいろ聞いてきて和やかな雰囲気でした。1800年代に西オーストラリアの沖のさんご礁に座礁したオランダ船バタビア号の事を聞いたら「歴史の時間で習いました。」と言われていました。バタビア号に関した博物館が西オーストラリアのジェラルトンという町にあって、私たちも行ったことがあるんですよね。
無事ワクチンを買って、ドクターの元にもどり接種してもらいました。針がとっても細いみたいで注射されてもチクリともせず、あっという間に終わりました。

発行してもらったワクチン手帳!世界中どこでも通用するそうです。コロンビアに行くので他にもいろいろ衛生面について教えてもらいました。飲み水は必ずボトル水を飲むこと、外で切り傷をしたら、破傷風予防注射を受けること、など。破傷風のワクチンは5年間有効だということで、私は2022年にギリシャでうっているので大丈夫。主人は怪我をしないように気を付けます。それと虫よけスプレーは常に使っていてね、とのことでした。

全部終了した時はh午後2時半ぐらいだったのですが、主人が「予定通り観光しよう。」と言ったので、この日行こと思っていた、Bonaireで最初にできた町Rinconに行くことに。車で20分ぐらいなのでそれほど遠くありません。島が小さいからね。

途中陸上カイトサーフィン場を通過。

Rinconの街は特に歴史を感じるような雰囲気はなく、小さな村っていう感じ。

この教会が中心地にありますが、特別な由来があるかどうかは不明。全体的観光地ではない感じでした。でもBonaire開拓当時、海賊の襲撃が頻繁だったので、この町に住んで、毎日Kralendijikまで仕事をしに行っていたそうです。


午後3時、おやつ代わりに数少ないレストランの一つにいってみました。教会のはす向かいだったから目についたのだ。

レストランというよりはパブって感じ。でも地元料理があったので試してみることに。


出てきたのはプライドポテトにひき肉が混ざっていてそれにチーズがかかったもの。なかなか美味しかったです。ミートソース風だったので主人が好きな味。二人でシェアして丁度良かった。お昼にソーセージのパンニー二を食べていたので、凄くお腹が空いてたわけではないんですよね。
お店の前はこんな感じで、星のタイルには地元の名士らしき人達の名前が書かれていました。亡くなった年もかかれていたので、記念碑なのかな。

銅像になっているのが一番の有名人のようでした。

特に何も見るものがなさそうだったので、町に戻ることに。洗濯をしようと思っていたので、車に洗濯ものを積んでいたんですよね。ワクチン接種ドクターの近くにコインランドリーを見たので、そこに行ってみることにしました。

家のフェンスが細長いサボテンできていた!

これが借りた車。シボレーだそうです。

町までの道は周りにサボテンの林が。


あちらのは山というより、岩の上に緑が生えている感じで、岩肌が見えていました。

ランドリーは、セルフなんですが、受付でお金を払っておくと洗い終わったらお店の人がドライヤーに移動させてくれるので全部終わったころに戻ればいいシステムでした。とっても便利。1時間半後にもどって、とのことだったので、待ち時間も観光をすることに。

島の南の端の方に野生のフラミンゴの生息地があるので、見に行きました。あちこちに野生のドンキーがいる!

止まってみたら、ドンキーが近づいてきた。車に慣れているんですね。

フラミンゴの先には島の反対側のビーチがあるので、そこまで行ってみました。

一番奥にはリーフがあって波がブレークしています。ウィンドサーフィンがここでは有名みたいです。



ここもシュノーケリングがよさげ。でも自分のヨット出来たら係留する場所がないので、やはりシュノーケリングやダイビングを楽しみたかったら、レンタカーを借りて陸移動が必要になるゆうです。

海水なのに小鳥が何か餌をとっていた。

そして帰り道、フラミンゴを観察。行にも見たんですが、先に進めば進むほどフラミンゴはいなくなったので、帰り道に写真をとることにしてました。

これ、かなり望遠でとっています。近づけないし、車道に近いエリアにいたフラミンゴは車を止めたら飛び立ってしまいました。


グループ撮影できて良かった!

ピンクの点々は全部フラミンゴ。ドンキーと共に。
このエリアはホリデーアパートが集まっているエリアなんですが、おそらく来た時キールをぶつけたのはこの辺りの海沿いだと思います。
建物が本当にカラフルで可愛い。

まだ1時間弱あったので、塩田と運搬用ピアを見に行きました。

この小屋は塩田で働いていた奴隷の小屋だそうです。2畳ほどの広さですが、天井が低く大人だったらしゃがんでいないと中に居られないサイズです。

手前が塩田で、雪山みたいに見える塩の山。

ランドリーに戻ったらすっかり洗濯完了でした。朝から本当にあわただしくて疲れていたし、お腹は空いてなかったので外食しないで船に戻りました。

半日留守にしていて船内が蒸し暑かったので、冷えるまで外で夕涼み。久々にイタリアで楽しんでいたスピリッツのカクテル、アペロルを作ってもらいました!おつまみは、Van de Tweelで買ったミックスおかき。

なんか本当に忙しい一日だったけど、盛りだくさんで何日か分の事を一度に消化できました。

前日の夕方はワクチン接種のことで、気がめいっていて、最悪はコロンビアを飛ばして一気にパナマまで行かないといけないのか?!とがっがりしていたのですが、たった一日で全て解決しました。これも「No」と言われても引き下がらない粘り強くて交渉上手な主人のおかげです。

Bonaire出発は23日日曜日の朝なんですが、出国手続きは22日土曜日の午後4時頃にやってください、とイミグレーションの人に言われております。なので今夜がBonaire最後の夜。思いがけない修理で予定外に長居しちゃいましたが、Bonaireで関わった人たちは、みなさん親切でいい人ばかりでした。そしてカリブ海なのに本当に安全で、夜のおでかけも楽しかったし、レストランも観光地なのに物凄い高いわけでもなく、それでいて質が高いという、私たちにとってはパラダイスのような島でした。

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