2024年12月10日火曜日

VEイベントDay2はプロヴィジョンと救急箱用品チェック&5軒も見つけたアジアンマーケット

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!



9日のセミナーは食料調達と救急箱の中味に間するプレゼンテーションでした。食料&医薬品
はラリーにお願いしたい場合は、オーダー用紙を提出すれば市場から新鮮なものをまとめてオーダーして配達してもらえます。救急箱の中味は薬剤師さんから詳しくお話をきくことができました。特にカリブ海に着いてからのデング熱対策の薬に関しては、全く考えていなかったのですごく助かりました。夜はアジアンマーケット探検。なんと全部で5軒もあったのだ!

食料調達のセミナーはカーロッタさんが担当でした。

オーストラリア航海時代、ダーウィンからブルームまでの約一カ月は街がないのでその間の食料はダーウィンを出発する前に2ヶ月分ぐらい買い溜めしていったんですね。だから大西洋横断に関しても、事前買い溜めに関する心配はなく、ラリーに依頼して買い出ししなくても自分でもできるよねって思っていました。でもお話を聞いて、一変に気が変わりました。

まず生鮮食品はマーケットで直に調達なので、値段が安いんです。ジャガイモ1キロが2ユーロちょっと。さらに一週間目にはこのぐらい、2週間目にはこのぐらい、と実際に使う順番を指定しておくとそれにそった熟成度の野菜や果物を調達してくれるのです。しかもスーパーで買うのと違い、一度も冷蔵保存されていない農家からの産直品だそうです。これが長持ちの秘訣。お肉に関しては、別途費用はかかりますが、個別にバキュームシーリングをしてくれます。配達には無料でポンツーンまで運んでくれるというのも大助かり。乾物はどこで調達してもそれほど大差ありませんが、やはり生鮮食品はラリーでオーダーしようと思いました。

セミナーでは各食品がどれぐらい長持ちするか、とかどうやって保管しておくといいのか、というお話もありすごく勉強になりました。

お米は日本では「鷹の爪」を入れて虫よけにしていますね。こちらではベイリーフみたい。玉ねぎをストッキングに入れて1個1個接触しないようにしておくと長持ちするそうです。


各野菜や果物の寿命の目安。

さらに役立ったのは、横断してカリブ海に着いてからの情報。各地でのスーパーのブランドを教わりました。こういうのは着いてから自分で調べればいいのかもしれませんが、事前にわかっていると気が楽なのです。

各島での通貨。ユーロが使える島もあるというのはありがたい。

カリブ海とカナリアでの物価の比較。トイレットペーパーはカリブ海の方が安くて、髭剃りとかはカリブ海は激高!ということは出発前に向こう数カ月分を買い溜めした方がいいってことですね。

う~カリブ海はミルクが高いんだ。

お肉類は、カーロッタさんによるとスーパーでは鶏肉ぐらいしか買いたくならない品質だそうです。でも唯一マグロだけはカリブでは激安ですごく新鮮とのことで、楽しみ!

オリーブオイルは純正のものは手に入らないそうなので、これも出発前に何キロという缶にはいったものを買っておいた方がいいなあ。

現地についてからのご当地プロダクトの紹介もありました。フルーツなどは一般的なものはすべて輸入だからすごく高いそうで、地元でとれたフルーツが一番、とのこと。でも今まで見たことがないフルーツが多かった。

ブレッドフルーツはコレストロールや高血圧を下げる力があるって初めて知った!着いたら沢山食べるぞ!(主人に食べさせるぞ!)

休憩を挟んで、次は薬剤師さんによる救急用品の説明でした。こちらもオーダーシートがあって、お願いすればセットにして運んでくれます。すでに救急箱はありますが、今まで考えてなかった薬品があり、改めてチェックしなおさないと、と痛感。特にデング熱に関しては全く考えていなかった!ワクチンもあるようですが、すごく高いのと接種を2回しないとけなくて一回目と二回目は3カ月ぐらい間があかないといけないそうなんです。でも参加者の中で、ちゃんとドクターに確認していた人がいて、デング熱のワクチンは、すでに一度感染した人が2回目にさらにひどくなるのを避けるためにやる方がいい、ということでした。
ワクチンはすごく高いので、薬剤師さんも「刺されない予防」の方をお勧めしていました。デング熱予防のための虫よけ薬を買い溜めしておくことにします。

やけど応急処置のシート。

抗生物質。可能止めとして必需だ。昨年のラリーで、腕を骨折した人がいたらしく骨折だけじゃなくオープンウンドということなので、骨がみえちゃうような骨折だったみたいです。抗生物質を飲み続けていたので、最終的に腕を切断ということにならなくて済んだとのこと。そもそもそんな怪我をしないように気を付けないといけませんが、大海のど真ん中では何が起こるかわかりませんから用意に越したことはないですね。

最初は、食料の買い出しぐらい自分でできるよ!と思っていましたが、それ以外に物凄く便利な知識をいろいろ得ることができたし、果物を鮮度別にオーダーできるなんて普通のスーパーではあり得ないこと。それにケープ・バーディに着いてから、次のロングのために買い出しすればいいと思っていたのも大間違いということがわかりました。離島だから品揃えには期待できないとのことで、島の住民用の量しかスーパーが用意していないので、買い溜めされることは好まれないそうなんです。それと物もあったりなかったり・・・この辺はギリシャの島々の野菜やさんと同じ状態なんでしょうね。だから予めラス・パルマスを出る前に1カ月分ぐらいは最低買い溜めておくのが得策みたいです。

最後のセミナーはセブンスターという貨物船会社の人(前日ドリンクパーティーを主催してくれた会社)がプレゼンテーションでした。カリブ海から地中海に戻ってくる部分を自分の船ではなく、船自体を貨物船に乗っけて運んでもらうのですが、これが思っていたほど馬鹿高くなかったのです。距離、場所、季節により価格は勿論変動するのですが、例えばSATOMI号がカリブ海からイタリアのジェノバまで貨物船で戻って来たい場合、だいたい300万ぐらいで運んでもらえるようです。これパワーボートだったらガソリン代を考えると自力で帰ってくるより絶対安いんじゃない?!ラリー参加者中にも知り合いが利用した人がいました。船を売りたい場合、イギリスで売るのが一番高く売れるらしく、そのためカリブ海からイギリスまで運んでもらったそうです。移動途中のダメージや日程を考えると、案外賢い選択なのかも、と思いましたよ。

セミナーはだいたい毎日午後1時半から2時ぐらいに終了で午後は自由時間。でもなんか座っているだけなんですが、すごく疲れるんですよね。でランチを食べたらだいたい午後はぐたぐたしていてお昼寝なんかしているうちに、あっという間に夕方です。

ディナーがてら、街にあるアジアンスーパーを巡ることにしました。だいたい徒歩15分ぐらいの距離にお店が数軒固まっているので全部回ってみるつもり。

まず一件目。

中国マーケットですが、日本食もそこそこありました。お目当てはカレールーが一番だったので、それがあればOK。
お白菜もある。



ゴールデンカレーがありました!

そこから角を回ったところに2軒あるのでそっちにも行ってみましたら・・・なんとその通りには4軒アジアンマーケットが連立していたのだ!


お米はジャスミン米ですが私は好きなんで、10キロ入りはありがたい。


どのお店も同じものもありますが、ちょっとずつ違うものも置いてあって、何軒か回ってお買い物することになりそうです。


なんかすごく沢山はいってるのり。業務用かな?

お~このごま油がやっぱ一番いいんだよね。


餃子の皮を売ってるのはここだけでした。ほかの店ではワンタンの皮は売ってるんですけどね。





ゴールデンカレーはここにもありました。

隣の店は新しいみたい。

なかなかの品揃えで地下にもフロアがあり、そこは日本酒や食器類がありました。
カップヌードル系はここが1番の品揃えだな。
とりあえずそうめん買ってしまった。


この通りがアジアンスーパーマーケット通り。日本食レストランもありました。

その後夕食に。イングレスデパートのグルメコーナーに行ってみる事に。

一見カフェですが、ステーキのお店に行きました。
グルム食品コーナーを眺めながら食事。


お肉専門店らしく焼き加減もバッチリでリブ・アイでしたが300gで19ユーロ。でも品質的には大満足。
私は魚の気分で、お肉専門でもシーバスグリルも美味しかったです。お値段だけ考えると高いみたいですが、質がいいので納得でした。むしろ安く感じました。

あ、忘れてた、前菜としてガーリックプロウンも取りました。こちらも美味しかったなー。

アジアンマーケットがこんなに沢山あるとは知りませんでした!日本食に特化した店ではないですが、お米の大袋を買えたり、カレールーやカップヌードルをゲットできれば十分満足です。

Day3は天候などのセミナーがあります。毎日学ぶことが沢山ありますが、凄く充実しています。



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