<お知らせ>
いよいよあと1週間で3月が終了となりますね。同時にセラブレーションキャンペーンも終了となります。それに伴い、3月のリワードコードはいつもより1日早い3月30日にて終了とさせていただきます。
皆さまご自身は3月31日午後11時50分までのオーダーならセラブレーションキャンペーンをご利用いただくことは可能ですが、リワードコードは4月のものをご利用いたきます。3月31日のブログから新コードを掲載しますので、そちらをご利用くださいね!
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本日もご訪問ありがとうございました。皆さまのお知りになりたい情報をお届けする目安とさせていただいていますので、よろしければ「ペーパークラフト」をポチっと押していただけますか?
本日は作品ご紹介ではなく、シドニー便り。すでに何回かお話しているので、私がシドニーで日本人だけの合唱団「さくら合唱団」に所属していることをご存知の方も多いかと思います。普段は日本語の歌を歌っている合唱団で、こちらで行われる「日本祭り」とかの文化的な祭典があると招かれてコンサートをしています。年に1回の地元の有名オーケストラとの合同コンサートでは、日本語の歌ではなく、英語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、はたまたフィンランド語の歌も歌ったりするので、レパートリーが結構豊富な合唱団。ここ数年、シドニーでも音楽関係者の間でちょこっと名前が売れてきたので、他の団体からお誘いがくるのです。
そんな他団体からのお誘いの一つ、「ライズ・アップ」コンサートが今週金曜日にありました。
主催は「シドニーゲイ&レズビアン合唱団」!へへ、これすごくシドニーらしい。だって1年に1回ものすごい盛大なマルディグラというLGBTQIのパレードがあるぐらいですからね。でも「シドニーゲイ&レズビアン合唱団」だからといっても、誰でも入団できるオープンな合唱団ですよ。通称SGLCが4月に日本の東京で行われる「Proud Voices Asia `Hand in Hand` Choral Festivalに参加するので、その前哨戦的に、シドニーで日本でご披露される曲やいつも歌われているお馴染みの曲でコンサートをされることになり、それに私たち「さくら合唱団」がゲスト出演することになったのです。
「さくら合唱団」だけが歌うのは「さんぽ」「上を向いて歩こう」「花は咲く」「残酷な天使のテーゼ」の4曲なのですが、SGLCと一緒に「水のいのち」という合唱をされている方なら誰でも知っている(らしい)定番曲を合同で歌いました。<SGLCホームページ>
今年に入ってから急に決まったことだったので、あまり練習時間はなかったのですが、これまでに何回も歌っていた曲ばかりだったし、なんといっても、会場が・・・・シドニー音楽学院の中の超有名ホール。もう、ここで歌うという経験をしたいがために、「はい!参加したいです!」とすぐに決めた私。(日程的に参加できない団員さんもいますから、毎回必ず参加の有無をきかれます。)
外から見るとちょっとお城っぽい年代物の建物です。それもそのはず1800年代初期に建設が始まった歴史的建造分。勿論それから内側は改造されていますが、それでも重厚な雰囲気はそのまま。
このホールの舞台に立ちました!この写真はNSW州立大学の音楽先行の学生さんの発表会の写真ですけど。
この奥に立派なコンサートホールがあります!シドニーおける、いえオーストラリアの音楽の殿堂「Sydney Conservatorium of Music」、出演者として舞台に立てる機会はきっとこれが最初で最後かな?オペラハウスで演奏されるオーケストラの方や、オペラ歌手の方も沢山この学校出身者です。
ロビーからして素敵。
リハーサル場に行く前にちょっと衣装直し。
コンサートは夜8時からスタートでしたが、その前に私たちのリハーサルがあったので6:30
には会場入りでした。だから家を出たのは5時ぐらい。でもその前にユニフォームのお手入れや自分自身の支度、しかも夕食をかなり早い時間に済ませて出かけないといけなかったのでこの日はお昼2時ぐらいから出かける準備スタートしましたよ。
会場についてからのリハーサルはステージの雰囲気に圧倒されたのと、普段一緒に歌っていないSGLCの指揮者の指揮の癖がつかめなくて、かなり不満の残るリハーサル具合でした。その後控室に戻りそこで、さくら合唱団だけの練習をスタート。コンサート自体は8時からスタートしていましたが、私達の出番は夜9時ちょっとすぎなので、1時間ぐらい待ち時間があったんですね。その間30分ほど練習することができ、いつもの調子が戻ってきたって感じでした。
そしていよいよ本番。最初の曲はSGLCとの合同で「水のいのち」これまで歌ってきた歌い方とは違う表現方法での指揮でしたが、かなり団員の方たちも落ち着いてきたのか、しっかり反応できていて、素晴らしい出来具合でした。もうなんといってもその音響の素晴らしさは、自分が演じている身であっても全体の音のブレンドと響きにききほれていしまいましたよ。私がどこにいるか見つけられた方は、すごい!
その後SGLCメンバーが退場して、さくら合唱団だけの合唱が4曲連続でありました。出だしの曲から、いつもにない出来具合で指揮の村松先生の満足そうな笑顔に、みんなきっとすごく気分が乗っていったと思うんですね。もう、全曲これまでにない上出来で、素晴らしいハーモニーを繰り出すことができました。一体感っていうのかなぁ~、気分が乗るとどんどん気持ちよく歌えるんですよね。実は完璧ではなく、男性が間違えて2番の歌詞を1番で歌ってしまったんですね。その後にその歌詞の一部をソプラノがリピートして歌う場所があるんですが、なんと臨機応変にソプラノは全員間違えたままの歌詞を全員がリピートしたので、丸で何事もなかったかのように進んでいきました。これもみんなが非常に集中していたのと同時にリラックスして歌っていたので、焦る事なくさっと反応できたんだと思います。日本語の歌なので、観客のほとんどは理解できていなかったはずですが、全曲満場の拍手。主人と主人の母、妹が最前列で観ていてくれて、義妹が「ハーモニーが本当に素晴らしかった。誰ひとりとびぬけている人がいなくて、全員が一つの声になっていたわよ。」主人の母も「言葉はわからなくてもハーモニーが素晴らしくすごく楽しめた!」ってベタ褒めでした。毎回来てくれる主人も「今日のがこれまでで一番良かったね。」って、わかったようです。
全曲終了してまた控室に戻ったら、松村先生も大満足の出来具体で「今日は皆さんの集中力が素晴らしかったです。事前に注意した部分が全部できていましたね。男性が歌詞を間違えましたが、顔色一つ変えずそれについていったソプラノは素晴らしかったですね。」とお褒めの言葉をいただき、もうその後も興奮さめやらずの一晩でしたよ。
それもそのはず。出番が終わって最後の記念撮影を待っていたら、思いがけず「SGLC」から「最後の曲はみんな好き勝手に踊って退場するので、さくらの皆さまも一緒に出てきて踊ってください。」となったのです。
えへへ・・・最前列で踊っちゃいました!!この後、写真右のおばさんが手に持っていたポンポンの1個を私にくれて、ポンポン振り回して、大フィーバー(古いなぁ。)会場の方も踊っている方がいて、もうお祭り騒ぎ。とにかく楽しくて楽しくて・・・・。
全部終わって最終的に会場を出たのはもう夜11時直前でした。ものすごく長ーい一日だった気がしますが、ハッピーなアドレナリンが沢山出てたので、家に帰ってもなかなか寝付けませんでした。一人で歌うより、みんなと声を合わせて一つの音を作っていく合唱の良さを、これまでになく痛感したコンサートでした。カードメーキングもそうなんですけど、この「みんなと一緒にやる」っていうのが楽しさの秘訣なんでしょうね。
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