比較的、作成するのは早いタイプです。長くカードメーキングをやっていると、自分の中で鉄板的なデザイン構成ができあがってくるし、好みやスタイルも決まってきますからね。いつもは、使いたいスタンプセットを出してきて、それからペーパーやインクを選び、なんとなくデザインの中心になるモチーフを決めていくのですが・・・・ちょっといつもとは違う作成プロセスを試してみました。
というのは・・・先週木曜日にシドニーでの私のチームリーダー、ステファニーさんのお宅でスタンプ大会をしてきたんですが、その時、完成品を作るのではなく、ひたすらスタンプするだけ、とかダイカットするだけ、っていう風に、いわゆる部品だけ作ってみたのです。
なんとなくこんなカラーを使いたいっていうのは決めてたんですが、全く違うスィートの「ペレニアルエッセンス」カラーベルムとかでも「ワイルドロース」ダイでカットしてみました。スタンプセットでバックグラウンドペーパーを作ったり、それこそ「ワイルド」なサイズのお花をスタンプしてダイカットしたり、センティメントを押してダイカットしたり・・・、これ以外にもセット内の、センティメントスタンプを全てウィスパーホワイトとベリーバニラに押しておきました。つまり、バンドルの全ての製品を部品に仕立てたわけです。
その後別の日にその部品をいろいろ組み合わせて、完成品にしたんですが・・・なんとあっという間に3種類の全く違う完成品ができあがちゃったんです。本日はそのうちの一つで最初に完成させたものをご紹介しますね。
すでにスタンプ→ダイカットとかセンティメントもハサミカットしたりしておいたので、基本的に「組立作業」だけなんですよ。並べ方の配置を考えたり、ベースカードにエンボス加工したパネルを付けようっていうのは、組み立の過程で思いつきましたが・・・とにかくいつもより早く、このモリモリデザインが完成して、自分でも驚きしました!
ちなみにこの「コリュゲーテッド」3Dエンボスフォルダーはまだ前年度からのキャリーオーバーデザインですが、新しい仕様ではまだ販売されていません。私のは以前の仕様のものなのです。皆さんが次にこれをゲットする時は、3Dエンボスフォルダーということで、エンボスフォルダープレートと一緒に使用することを覚えておいてくださいね。
キラキラ部分は、久々登場の「ダズリング・ダイヤモンド」グリッター。正直1年ぐらい使っていませんでした・・・というか存在を忘れていた!
先にスタンプだけ押したり、ダイカットだけしたり・・・・とある程度同じ作業を固まってしておいたので、部品作りも早かったんですね。もし、これを一から作り始めていたとしたら、スタンプしてダイカットして、ベルムカードストックをダイカットして・・・・っていうのが面倒くさくなっていたかも?または倍以上の時間がかかっていたかもしれません。だけど、一日目に部品だけ、二日目に組立っていうように、工程を分けたことでとても効率が良かった気がします。だからいつもだったら、ゼロからスタートして1枚の完成品を仕上げる時間内とほぼ同じぐらいで、3つのでサインを仕上げることができたんだと思うんですね。
いつもベースカードの色を決める所からスタートする私ですが、今回はデザインのフォーカルポイントになるスタンプから先に作っちゃったり、使うかどうかわからないけど、一応ダイカットしておいた部品がある事で、いろんなエレメントを一緒に使っても、面倒臭く感じることなく、さらに手ばやく「モリモリデザイン」が出来上がったんです。いつもだってね、デザインをあーだ、こーだって考える時間が楽しいから苦痛ではないんですが、仕上がった後に結構疲労感を感じていました。一度にものすごく色んなことを考えるから。予め部品を作っておいて、日にちを分けて作成したら、こりこりモリモリデザインでも、疲れることなく、1枚どころか全部で3枚も出来上がっちゃったのが、自分でもとっても驚きだったんですよ。
普段、まとまってクラフトをする時間が取れない方にも、この「先に部品を作る」っていうのお勧めだと思います。ちょっとした家事の合間にスタンプだけしておく、次に色を塗ったりダイカットだけをしておく、そして最終的に、組立っていうふうに、日にちを分けてやってみると、最終組み立て段階で複数のカードがいっぺんに仕上がったりするんですから!忙しい方にこそお勧めの作成方法ではないかしら?!
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