皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
最近、週末は主人も作業をお休みしたり半日だけで終わり、ロックダウン緩和を利用して周辺ドライブに出かけております。4月11日の日曜日はプレべザから車で30分のレフカーダ島にあるレフカスの町を探索!
プレべザからだと海底トンネルをくぐりクレオパトラマリーナを超えていく方角です。レフカーダという地方で島なんですが、本土とはほんの20メートルぐらいの跳ね橋で繋がっていて島というより半島っていう感じ。そこにある町がレフカスなのです。
レフカーダまでは海沿いの綺麗なドライブでした!
途中なんと、浅瀬に立っている小さな教会が!
そんな海の教会を右手にみて、左前方に古い要塞跡。ギリシャはどこの町にも海辺に要塞の遺跡があって、侵略され続けた国の歴史がうかがえます。
この跳ね橋が本土とレフカーダ島を結んでいます。でもそんなに長くないのです。
跳ね橋が開くのを待機中のヨット。
遠方に見えるのが跳ね橋。そこからレフカスの町の港に入っていきます。
緑のマーカー見えますよね。赤のマーカーもあるんですが映っておりません。緑と赤の内側が航路。それより外は浅すぎるよってこと。
レフカスの港沿いの路。
港には沢山のヨットが係留されていました。町のハーバーなので係留台はかなりお値打ちなのです。
その中にこんな屋台船的なものあり。カフェ船!レフカスはプレべザ以上に観光地なのです。なので、ロックダウンしてなかったら、きっと営業していたんでしょうね。
「パイレーツカフェバー」だって!
係留されている中で、ウェラードめざとくRYAのスティッカーを発見!
いろんなヨットが係留してあって、おもしろい!その中に木製のヨットもありましたよ。
マストも木製!
しかもちゃんと使用されているようなのです。観光客用かなぁ?かなりなサイズでSATOMI号よりでかいかもって感じでした。(SATOMI号全長15、8メートル。)
上陸用のテンダー(小舟)を搭載していて、しかも結構新しいかことから、この船が放置されているのではなく、実際に利用されてるものだっていうことがわかります。
町のハーバーの反対外の端からレフカスマリーナに続いています。主人は昨年2月にここにもヨットの下見で来たんですよね。
海上に係留されている規模はプレべザマリーナよりも数がおおいですなぁ。
チャーター用のヨットも沢山ありました。おお!あのブルーのセールカバーは、オーストラリアでも大手のチャーター会社「サン・セイル」ではないか!地中海にも進出していたのね。
町の港沿いのプロムナードから小道に入っていきます。
この感じ、いかにもギリシャ?!
かなり古びたドアですね。
小道の突き当りにいきなり日本語発見!!
「Hearn St遍るんの路八雲会」って書いてある!無知な私はその時「へんな宗教団体かなぁ。こんな小さな窓から覗いて合言葉かなんかいうと入れてくる、なんてねぇ。」と気にも留めなかったんですが、後で調べてみたら・・・な、なんと!「耳なし芳一」「ろくろ首」「雪女」などで有名な明治時代の小説家小泉八雲に由来するものだったのです。小泉八雲って日本人ではなく本名は「パトリック・ラフカディオ・ハーン」というイギリス人なんですね。アメリカの新聞社のジャーナリストとして日本に来たんですが、帰化して日本人になり、日本の古くから伝わる怪談話を元に本を書いたんです。英語でも日本の事について出版されています。その小泉八雲、実はお母さんがギリシャ人。お父さんはアイルランド人ですが、当時イギリス軍医をしていて、イギリス支配下にあったギリシャレフカーダに駐在し、その時ギリシャ人の娘さんと知り合い、ラフカディオ・ハーンが、レフカーダで生まれたんですって!!ラフカディオ=レフカーダそして、ハーンを日本に来た時日本人にわかりやすいように「ヘルン」と名乗ったらしい。だから「遍るん(へるん)」なんだねぇ。ってことは、「へるんの路」は、このあたりに生まれた場所があったってことかしら!とそこまでは調べられませんでした。この小さい窓が「八雲会」に関連するのかどうかは不明ですが、通常時だったら、床屋さんが開いていたでしょうから、聞くことができたのかも。それにしても驚きました!まさか、ギリシャの田舎でいきなり日本語を目にするとは思ってませんでしたから。
それでも、結構な人数の人たちとすれ違いました。お天気がいいので、みなさんぶらぶらと散歩を楽しんでいる様子。
おや、このピンクのお店は・・・ええ!!マリファナの店!!薬用合法マリファナだそうですけど。紙が貼ってあって店内が覗けないようになっていたので、廃業しちゃっているのかな。ロックダウンで観光客もいないからねぇ。
マスクは絶対しないといけないのです。最近お気に入りの花柄マスク。でかくってサングラスをするとほぼ顔全部が隠れてしまう。人相全く分からずの怪しい人になります。
バックグラウンドに山っていうのが、ギリシャのお決まりな風景です。アテネ市内もこんな感じの場所あったし。つくづく、ギリシャは山に囲まれた盆地に町があるんだなぁって思います。高い木が生い茂った森林の山っていうより、なんかちょっと剥げたっぽくて岩なんかもゴロゴロ見える乾燥した山っていう印象なんですよね。
それほど大きくない商店街を見終わって、港に戻りランチです。
店内で飲食できないので、全てお持ち帰り。
この写真ではわかりませんが、実は半袖着ています。太陽がポカポカないいお天気でした。
航海をスタートしたら、絶対レフカーダ島は通過するんですが、島の外側、イオニア海沿いを航海してぐるりと回って内側に来るのか、跳ね橋をくぐり、レフカスの港に来てそこから島の内側を航海するのか…今のところは決めていないんですが・・・・下見しておいたので計画が立てやすくなりました。へるんの路の事も、誰かに聞いてみたいし。次に来る時は絶対に船で来るぞ!
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