ホームレスになっちゃったらどうしよう！！！！

 

皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！

3月の終わりに「4月16日にSATOMI号に引っ越し！」ってお知らせしましたよねぇ・・・。でもまだ引っ越しできていません。とうのは大工さんが、全然戻ってこないのだぁ～。

4月上旬には修理に出していた床板が完成しているはずだったので、4月16日でアパートの契約が切れるのを機に、SATOMI号に移る予定だったのです。単に契約が切れるだけじゃなくて、4月末から新しい予約が入ったので、ぜったいに出ていかないといけないんですね。一応ギリギリの4月24日まで延長させてもらえましたが。大工さんが「明日来る」を繰り返していて、一行に来ないんです。だから床下が丸見えの床無し状態のSATOMI号。他にも家なら壁板にあたる部分もはがされているので内側がむき出しの状態。さらに、床板修理のためにダイニングテーブルをずらしています。他にも荷物を一時的にメインベッドルームに移動させているので、寝るところがない！とにかく床も内壁もない状態なので、入居できないのです。

大工さんめぇ～！！！もう昨年11月から依頼している工事、やっと今年2月半ばに最初に下見に来て、3月の中旬に2回目にやってきたきり。床板修理とかは、大工さんの作業場で作っているので、SATOMI号に来る必要はないんですが、それにしても完成が遅すぎる！！！！

この大工さんはマリーナが契約している人で、マリーナから手配をしてもらったんですね。だからマリーナの方でも進行状況を把握しているのです。マリーナ技術部門の責任者と主人が何回もミーティングをしているのですが、ついに最後通牒的に「来週引っ越しできる状態になっていなかったら一日毎に違約金を支払ってもらいたい。」と大工さんへの罰則を主人が提案しました。これを書いている時点では、それが同意されたかどうかは不明。4月15日に来る予定だった時は大工さんは「具合が悪かったので行けなかった。」という返事でした。

4月24日までにプレべザのアパートを出ないと行けなくて、さらにSATOMI号がそれまでに入居可能になってないかなったら、私たちホームレスになってしまうじゃありませんか！！！

仮に別の行き先を探すにしても、今いるアパートが次の予約がキャンセルになったとしても（大家さんによるとその可能性も高いそうですが直前までわからないそう。）、余分な費用がかかっていくわけです。主人が頑張って作業をしてくれたので、大工さんが予定通り仕事を終了してくれてれば、とっくに住み込むことが可能で、アパートを借り続ける必要はないんです。つまり大工さんのスケジュールを待つことで余分な費用が私たちにかかるわけなんですね。その分をペナルティーとして大工さんに一部肩代わりしてもらいたい、と主人が提案したんです。

は～もう、どうなるのか先の事が全く不明です。

他の部分は着々と進んでいます。アテネで買った新しいアンカーを取り付けました。足場は今はありませんが、新しいアンカー用を吊り上げて船の先端に固定するための支えも新しく作ってもらうことにしたので職人さんが登っていました。

新しい形のアンカー！最近の流行りですごくしっかり効くとのこと。碇をおろして海上泊することが頻繁にある私たちにとって、しっかりＳＡＴＯＭＩ号を支える碇は必需品です。

船体についていた傷（塗装がはがれていた分）も埋めてアンダーコートを塗ってあります。いつでも塗装できる状態になりました。

さらに、ひびが入っていて雨漏りしていた天井ハッチも新しものと交換。これは古いやつ。

これが新しいハッチ。これはキッチンの上部の小さいハッチ。料理をしている時にここが開けられるとすごく便利なのです。室内にいてもセールの状態が見えるのも便利。

これが一番重要。リビングエリアの真上のハッチ。新しくっていい感じ～。そっくり取り換えはすごくお値段がはるのですが、古いものはプラスティック部分にひびが入っていただけじゃなく、枠の部分も変形していたりしてしっかりロックできなかったので、全取り換えに。

プロペラも古いものを取り外して、この軸のサイズや形を主人がしっかり図りました。マリーナの技術者も、前のプロペラ製造した会社の人も、誰も正確にサイズや形を把握できていませんでした。

主人が自分ではかり、形を書いたデザイン画を元にプロペラの軸穴を作ってもらったのですが、大正解！！ピッタリ。

固定用の金具がまだ来てないので完全に取り付けられているわけではないです。ピッカピカで綺麗！！！前のは固定プロペラだったのですが、今回のはThethering Propellerといってエンジン走行しない時は、プロペラが縦になるので、抵抗が減るんですね。以前のは固定だったからこうやって真向に水の抵抗を受ける状態のままだったので、エンジンを付けずに風力だけで走行していた時（それが本当のセーリングです。）、スピードがちょっと水の抵抗で遅くなったり、ウィーンという音がしてうるさかったのです。

さて、主人は毎日作業に行くので作業用の洋服があります。これが作業靴！着古した靴を作業用にしているんですけど、これ、2018年11月に日本に里帰りした時に、日本で買ったものです。「Good year」って書いてありますが、実家の近所のスーパーの2階にある衣料品売り場で2900円ぐらいで買ったもの。主人はオーストラリア人の中でも縦に小柄な人で、足も小さめなので、日本だとサイズが豊富にそろうんですよねぇ。オーストラリアだとなかなか好きなデザインとサイズが合わないのです。しかも、オーストラリアで買った結構ブランド品のスニーカーは、もう1年ぐらいしかもたないので、毎年お誕生日ごとに新しいスニーカーを買っていました。日本で買ったこれ、すでに3年目に入り、穴も開いているんですが、履きやすいらしいのでいまだに作業靴として愛用。ＳＡＴＯＭＩ号作業が終了するまで持たせるぞ！

靴だけじゃありません。Ｔシャツも穴が開くまで使用。古くなると作業シャツになるのです。このNAUTICAのシャツは主人が大好きなデザインで後ろにマリンフラッグがついているんですね。マリンフラッグというのは、海上での通信手段の一つで、旗に意味があるのでどの旗を揚げているとどういう状態かっていうのを示せるのです。

もう大きく開いています！全く同じ色で、穴あきシャツがもう1枚あります。着替え用！さらに同じシャツでまだ比較的新しいものがもう1枚あり、そちらは普段着。色違いネイビーブルーも持っていて、それはお出かけ用。好きなものだと固執するタイプ。

私も最近は、最低週1日はヨットに出勤して、できる作業を手伝っております。火曜日13日も作業したのですが、あいにく午前中雨。予報では曇りだったのに。

新しいカバーは防水なのでこんな時威力発揮！雨全く問題なし！デッキの折り畳みテーブルの内側を塗り替えるため、まずは電動サンダーで表面を削ります。

以前の塗装をしっかり落として、生木面を出します。

それからUV対策入りの塗料を塗ります。これ合計5回やらないといけないのです。やっと1回目。2回目からは軽く表面を削り、重ね塗りするだけなのでそれほど時間はかかりませんけど、24時間は間を開けないといけないので一度にできないのが、少々面倒です。

それ以外に私ができる仕事は、このポートライト（窓）の周囲の準備。雨漏りしていたので、12個あるポートライトを主人が全部、1個づつはがし、ゴム枠やシールを新しくして付け直してたので、ブルーの塗装がはがれていました。塗り直すのはプロのペンキ屋さんがやってくれるのですが、それ以前に、プライマーという下塗りをしておかないのいけないんですね。しかも数回。さらに、最終的に今のブルーのラインの部分との境目とか、表面がスムーズでないと、上からブルーを塗り直しても継ぎ目がわかってしまうので、サンドペーパーを水で濡らし、最終磨きをしないといけないのです。こういう細かい繰り返し作業には、主人は嫌気がさしているのと、細かい部分は苦手なので、私が担当です。

わかりにくいかもですが、手前側が磨いた方。奥が塗ったままの状態。色がちょっと違うでしょ。

1個完了！あ～と11個ある。

さて、普段主人だけが出勤の時は主人の分のお弁当を作るんですが、私も一緒の時は二人分用意。この日はハムチーズサンドにキュウリの浅漬け！お酢と塩だけのお漬物ですが、主人の大好物。最近シーズンなのかキュウリが安くて豊富にスーパーに並ぶようになったので、大量買いして漬物にしています。おやつのチョコバーも忘れずに。（あ、主人用です。甘党なのです。私は煎餅派。）このランチを入れてるバック、2012年に日本に住んでいた時に100均で買ったもの！！いまだに使っておりますよ。ファスナーがかなりダメになってきていますが。100均製品すごい。

食べ物と言えば…ちょっと前にタラマサラダっているクリーム状で味がタラコスパソースにそっくりなものを見つけたって書きましたよねぇ。作ってみました！なんちゃってクリーミータラコスパ。大正解美味しかった！　茹でたパスタにタラマサラダとレモンを絞ったものを絡めただけ。海苔をかけて、辛さをつけるためタバスコを振りかけたら、タラコスパの出来上がり！！！！なんかすごく嬉しくなりました。これからギリシャ食材で作るなんちゃって日本の味を、探求してみようかな。

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