皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
ホームレスの危機は完全解除することができました!そして内装工事が全然進まなかった理由もだいたいわかったのです!
本来なら今日プレべザのアパートから出ていかないといけなかったのですが、なんとぉ~ラッキーなことに来週から入っていた予約がキャンセルになったと大家さんから一昨日連絡があったんです!そこで、現時点で発表されているギリシャ完全ロックダウン解除になると言われている(5月14日)を超える5月16日まで延長してもらう事にしました。これで焦って引っ越さなくてもいいことになったんです。正直言うと、5月16日までもいる必要はないかな、という感じなのですが、次の予約がキャンセルになったというより、大家さんが私たちの事を心配して「キャンセルになるように仕向けた」結果なんですね。
ギリシャ正教のイースターホリデーをプレべザで過ごす目的で次の人たちの予約が入ったわけですが、実際はまだ5月の最初はロックダウンは解除されていないので、イースターのパレードなども全てキャンセルになっておりレストランも営業されません。旅行でプレべザに来る人達にとっては、全然つまらない状態なわけなんです。ただ大家さんとしてはそれをその人たちに連絡する義務や「だから来ない方がいいよ」と教えてあげる義務はないわけで、その人たちがそれを知らずにやってきたとしても大家さんのせいじゃないわけです。しかも私たちが払っているよりも高い家賃を見込めたんですよね。でもこの大家さんは本当にいい人で、私たちが昨年11月に入居した時も「こんな時だから店も開いてないくて本当に申し訳ないねぇ。どこにも遊びに行くところがないんですよ。」とあやまっていました。私たちは船修理のために長期滞在するわけだからホリデーで来たわけじゃないから気になりません、と言っても「本来ならもっと観光する場所が沢山あるんだけどねえ。」といつも申し訳なさそうで、家賃もどんどん負けてくれたんですよね。(一度もお願いしていないのに。)だから、今回もきっと、知らずに来る旅行者から家賃をとれないって思ったのと、私たちが行く場所がなくなるっていう事も考えて、強くキャンセルを促してくれたようなのです。私たち的には引っ越そうと思えば引っ越せない状態ではなくなったので、キャンセルになったからといって延長滞在をしなくてもいいんですが、これまでよくしてもらった事を考えると、例え必要なくても大家さんの損失にならないように、1カ月延長することにしました。最初は月600ドルだった家賃を毎月下げてくれ、先月からは月400ドルまで下がっているので、これまで節約した分を考えると、あと3週間(300ドル)延長したとしても十分お釣りが来るわけです。大家さんに延長滞在を伝えると、すごく嬉しそうでした。
さて、ホームレスにならないことは確実になったのですが、SATOMI号はどうなっているかというと・・・・「来る来る詐欺」だと思っていた大工さん、実は、大工さんが悪いわけではなさそうだという事がわかってきました。4月20日からは毎日やってくるようになったんですね。弟もつれて二人がかりで作業をしていた日もありました。英語がほとんど話せない大工さんとギリシャが全く話せない私たちは、間にマリーナ技術部門の担当者に仲介になってもらっていたのですが、どうも、この人のスケジュール管理と思い込みに原因があったようなんです。
ロックダウンが完全解除になるのが現在発表で5月14日と言われいて、それまでは地域をまたいで目的なく移動できないので当然航海をスタートすることができません。なので、マリーナの方は私たちが急いでいることを、今一つピントきていなかったようなのです。早く準備が終了すればマリーナのハードスタンド上にいる必要がないから、その分滞在費を節約できるわけなのですが、だからといってプレべザの港辺りを離れられない以上、港内で長期に過ごすこともできず、ホームポートを持っていない私たちには行き場がないわけです。だから、私たちが急いでSATOMI号に引っ越したい、という事を真剣には認識していなかったようで、大工さんへの工事締め切り期日をきちんと伝えてなかったらしいことが、わかってきました。技術部門責任者及び、マリーナオーナーを交えてミーティングした時に、そんな様子が分かってきたと主人が。マリーナ側としては自分達の非を完全に認めることはしないので曖昧なままになっているのですが、早く引っ越しできればプレべザのアパート代は節約できたはずなので、余分にかかった家賃を補填してもらうべく、マリーナ側の落ち度を追求することもできましたが、それはやめておきました。これまでも、時折マリーナからは、依頼した仕事でおまけをしてくれていることがわかり、請求書が来た時に嬉しい驚きが結構あったんですね。またプレべザアパートの家賃が余分にかかるといっても、大家さんの親切を考えると、それは納得できています。なので、ここで徹底追及をして事を荒立てるより、これで丸く収めておこうというのが私たちの結論です。ですが、最終工事終了日は今週中というのはしっかり守ってもらうべく、マリーナオフィスには「引っ越しはスタートさせますからちゃんと工事を終了するように管理してくださいね。」と強くお願いしております。主人はこれまでいろんな職人さんへの仕事依頼をプロジェクトマネージャーとして、しっかり記録をつけているので、それを知ってマリーナオーナーさんが「私のもとで働いで欲しいです。」といったそうです。主人も前から言っていたんですが、技術部門の手配担当者が今一つ仕事ができる気がしない、というのは、もしかしたらマリーナ―オーナさんや部署の管理者の方も同感なのかもしれません。
ということで、4月21日に私もお手伝いに行ったときは、内側のウッド部分が出来上がってきて取り付けをしてくれていました。
ポートホール周り両側ともども新しいウッドパネルが貼られました!
外したドア、というかドアの天井?
この日二人がかりでやった作業は、デッキの防水。ウッドの間の黒いゴムみたいなシールが所々ダメになっていたんで、新しいものを注入することにしたのです。古いものを主人がはがしていき、私はやすりで溝のフチをきれいにしました。
その後、ウッド部分をマスキングします。この作業、物凄く重労働だったんです。座ったままというかかがんだままの姿勢でやらないといけなくて、足腰が物凄い筋肉痛になりました。時々休憩するんですが、もう曲がった腰がしばらく元に戻らないぐらい。固まっちゃうんですよね、ずっと同じ姿勢だから。
マスキング終了時点ですでに午後4時近くになっていました。いつもなら私はもうこれぐらいで体力が付きてギブアップなんですが、今日中に仕上げたいとうことで、主人が黒のシール材を注入!
これで終わりじゃないんです。しっかり溝に張り込ませるようへらでならしていくんですが、またこれが案外重労働なんです。こういう中腰状態でやらないといけないし、うっかり触ったらあちこちネチネチになるし、それが他の部分についちゃったらはがすのが超大変。しかも、一番大変だったのは全部ならし終えていよいよマスキングテープをはがす時!風があったし、長い距離を一挙にマスキングしたので、ブラックのシール材がべとべとついたマスキングテープがはがしていくたびに風にまって、あっちこっちになびいちゃって、それをゴミ袋に捨てるのが一苦労なんです!結局ゴミ袋には入れず、丸めて下の砂利めがけて投げ捨てました!ちゃんと帰る前に拾っておきましたけどね。主人も私もあやまって踏んじゃって、靴底に黒いぐにょがついたので、デッキからスニーカーも投げ捨て。主人はその後も踏んじゃって靴下にも付いちゃって大変でした!
でもねぇ。本当に大変だったのは翌日。物凄い筋肉痛で、ベットから起き上るのもつらいぐらい。主人も同じで、「今日は休む。」と午前中はぐたぐたして過ごしましたよ。私なんか動くたびに「うう~」とうなり続けていました。午後から主人は、元気になりスライド部分の修理材料を求めて外出。私はほぼ半日寝たきり状態。だって、筋肉痛がひどすぎて、前夜あまり眠れないぐらいだったのです。そんなことだろうと思った主人は港の近くの魚やさんでグリルフィッシュを夕食用に買ってきてくれました。何ていう魚かわかりませんが、香ばしくって塩とレモンだけでもとっても美味しかったです!
ということで、無事ホームレス危機は回避。アパート延長はしましたが、内装工事が終了したら少しづつ荷物を運び入れて、徐々に引っ越しをしていくことにしました。ここ2週間ぐらい次がどうなることかわからずで、毎日ハラハラドキドキでしたが、これでやっと落ち着けました!
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