2021年6月6日日曜日

初めてのバック駐車成功!新しい風力発電機搭載

letsmakeacard手作りカードの世界

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!


6月4日(金)午前10時半過ぎに、数日間滞在したVonitsaを出発し、クレオパトラマリーナに戻ってきました。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ
ほぼ真正面からの風で、7ノットあるかないかの超微風だったのと、クレオパトラマリーナにお昼前に付きたかったので最初っからエンジン走行。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

波もほとんどなし。7ノットの風に対してスピードは6.5ノット。左の計器で針が真中をさしているの、わかりますか?これ風の向き。本当に真正面なのです。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

安定を保つために一応セールが上げましたけどね。風に向かって真正面に上げているので機能してません。上げ下げの練習のためにやっておきました。レイジージャックも全部開かなくても出せることがわかったので、べらべら両側に垂れ下がることはなくなりました。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

エンジン走行だったので、ものの1時間ぐらいでプレべザに着いちゃいました。マリーナに入る前にバックで走行する練習をしました。ヨットによって動きが全然違い、特にバックで進むのは全般的にヨットは苦手なもんなんです。前のヨットの時よりも、SATOMI号は重くて大きいせいかギアを切り替えてから実際に反応するまで時間がかかるので、そのタイミングをこれから体得していかないといけません。バウスラスターといって船の前の両端についているプロペラで左右にちょっとだけ揺らすことができるので、それを組み合わせて細かい動きをしていきます。試してみてわかったのは、SATOMI号はギアをバックに入れて進むとまず最初に必ず左後方に曲がって進むこと。プロペラの動きでこうなるんですね。その性質を理解した上でまっすぐに後進していくには、右前のバウスラスターをちょこっとだけふかすこともわかりました。

よし準備万端っとなってから、クレオパトラマリーナに無線で到着を連絡。どこのバースにつけるのか指示を待ちました。10分ぐらいするとマリーナ入り口から真正面の一番奥のポンツーンの所で、マリーナの人が大きく手を振っているが見えました。そこにバックで駐車ってことです。ドキドキしながらも、風がほとんどない穏やかな天候は初めてのバック駐車(厳密にはイタリアで1回やったので2回目ですが、もうわけわからずやっていたのでカウント外。それにプロペラが以前の形のものだから動きが違いました。)

マリーナの人がエンジンをふかしたり、前進させたり、後進させたり、のタイミングを丁寧に教えてくれて、無事、バック駐車に成功!!!いえ~い!!さらにタイミングよく、ラインを全部固定して一息ついた途端、風がビュービュー吹き始めてきたんです。傾向として、午前中はだいたいいつも無風といっていいぐらいなのですが、お昼をすぎると途端にビュービューとなるんですね。これが夕方過ぎまで続きます。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

これからセールをちゃんとレイジージャック(セールカバー)に入れますよ。新品だから大事にしていかねば。紫外線が劣化を早めるので。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

陸に渡るパッサレルもちゃんと設置できましたよ。簡単に上げ下ろしできる方法も考えました。        

Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

テンダーをつるしている下をくぐっていくので、頭上に注意が必要ですが。当分の間、近場移動が続くし穏やかな天気ばかりなので、その間はテンダーはつるして移動することにしています。でも長距離(オーバーナイトとか)や強風になるなっていうのがわかっている時はつるさず以前のように船体の上にのっけて移動します。以前はそうだったので、私たち敵にはその方が手際がいいんですが、私がウィンチしてテンダーを上げないといけなかったのが難点でした。つるしシステムは主人と一緒に上げ下げするので、それほど力が必要ないのです。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

主人は一息ついてから、例のグリーンのふがいない風力発電を取り下げました。販売元に確認したところ、返送したら返金してくれるとのこと。いまいち信用できませんが、ダメ元で送り返すことにしました。次の到着地の郵便局から発送します。

先週手配しておいた新しい風力発電機をマリーナ事務所から受け取ってきました。主人は疲れているんじゃないかなと思ったんですが、新しいおもちゃを手にした子供みたいに嬉しそうにさっそく組みたてをスタート。実際の取り付けは翌日に回しました。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

6月5日(土):朝7時半から洗濯スタート!マリーナのコインランドリーに主人が洗濯ものを運んで行ってくれている間に、朝食の準備。朝食が終わったころに洗濯は終了です。そっからすぐに前日の続きに戻った主人。

これが新しい風力発電機の本体。かっこいい!飛行機みたいですね。これがね、一般的なタイプなんですよ。人気のタイプみたいで、同じものを付けているヨットがマリーナ内にも何隻かいます。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

はい、設置完了!実際はグルグル回っております。マリーナ内では陸電につないでいるので、発電しませんが、仕様書によると30ノットの風で最高35アンペア/時間 発電するとのこと。私には????ですが、主人いわく「これで電力不足っていうのは改善されるはずだよ。」静かなタイプっていうことでしたが、本当に静か!以前のは・・・もっとも10年前のことだからそっからかなり進歩していると思いますが・・・ビュンビュンうるさかったのです。それと比べたら回っているのに気が付かないぐらい静か!
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

さらに、実はガソリンで動く発電機も搭載しております。(迷彩柄のボックス)Vonitsaにいる時に試したのですが、ガソリン消費代に対して発電する力が結構燃費が良いことがわかり、曇りが続いてソーラーパネルが活躍できなかったり、無風で風力発電が活躍できないっていう時でも、これで結構大丈夫って言うことがわかりました。こちらも以前のヨットに搭載していたものより小ぶりでしかも音が小さい!!燃料代の方がマリーナ使用料よりはるかに安いので、電力不足でマリーナに戻るっていうのは不要になるのです。しかも電力があれば、ウォーターメーカーを作動させることも簡単。すなわち水も自給自足となるので(いずれ小さな島々をうろうろするころにはね。)、水補給のために接岸っていうのも不要なわけです。マリーナではなく町の港に接岸なら安いですが、水は有料。なので燃料代を払って発電機を作動させたとしてこっちのが安い!さらに風力やソーラーで発電できていれば光熱日はゼロだから水代もただ!!こうなると上陸が必要になるのは、食料補給のためだけとなります。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

陸に上がるのが嫌だっていう事ではなく、「必要に迫られて接岸」という頻度が多ければ多いほど、動きが制限されるんですよね。そのタイミングに合わせて次の場所に行くことになるので、時には天候的に行きたくない方角にいかなざるを得なくなるかもしれません。だから「必要に迫られて接岸」っていうのが少なければ、その分自由に動けるってことです。

オーストラリア一周をした時、携帯もネットも通じない、アボリジニの人たちも住んでいない、本当に陸の孤島的なエリアを1カ月航海しました。その際も、ソーラーパネル、風力発電、ウォーターメーカーにでっかい冷凍庫のおかげで、1カ月ちょっと全く食料や水補給をしなくても生活できたのがすごく便利でした。通常そのエリアを航行するヨットは、水や食料補給のため、そこまで長く滞在できないことが多いんですね。でもそういうのを気にせずゆっくり未開地を探検できたことが本当に忘れれず、今回も絶対にできるだけ自給自足できるいように冷凍庫と、ウォーターメーカー、そしてそれを支える電力供給を妥協したくないのです!

余談ですが主人がこのヨットを気に入った理由の一つに「バー」があること。この部分はお酒専用のロッカーなのです。上の部分がバーカウンターでグラスを入れるための小さなロッカーもあるんですが、おしゃれグラスは持っていないので、ツールやコンセントの延長コード入れになっております。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

はい、ちゃんとしたボトルロッカー!主人のお楽しみコレクションスペースなので、私は一切関与しておりません。ごちゃごちゃっとビールまで入っているのが主人らしい!ボトル専用スペースがあるっていうのは、贅沢な気分になりますなぁ。前のヨットの時は床下スペースに転がしておりましたから。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ


さあ、次はステンレス職人さんの工房がある「ニジリ」(Nidri)というレフカスをちょっと超えた場所に行きますよ!

本日もご訪問ありがとうございました!ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか?





PVアクセスランキング にほんブログ村
             

0 件のコメント:

コメントを投稿