皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
9月28日から10月2日まで、メルティミ待避のためにLesvos島のApothekes湾に滞在していました。その間上陸したのは1回だけ。ずっと船上にいましたが全然退屈することもなく、さらに安全にメルティミ通過を待つことができましたよ。
ギリシャでセーリングをし始めてから、よく「40ノットのメルティミをアンカリングで耐えれたからうちの船は大丈夫!アンカーも完璧だ!」と自慢げに話すセーラーに出会いました。確かにそんな強風の中でもしっかり耐えるアンカーや船は安心ですが・・・私たち的には「船の消耗を最小限に保つ」のが一番大事だと考えているので、逆に、どうしても予想外でそういう状況におかれてしまったのでなければ、できるだけ事前に天気を把握して「メルティミ」を避けまくるのがベストだと思うんです。夏の数カ月だけセーリングしていて、一年の半分以上はハードスタンドに保管している船と、私たちみたいに船に住んでいて海上にいる時の方が長い船とでは消耗のスピードが全然違うと思うんですね。たとえ3年間ギリシャ内を航海していても、それが1年中の3年間ではなく夏の間の3カ月を3回やった、というのと、たった1年間でもずっと海上の上いるというのは一緒ではないと思うんです。30ノット以上になったら、船のあちこちに対して物凄く負担がかかると思うし、ましてや40ノット以上なんて!!アンカリングしていたって、アンカーチェーンにかかる負担だってすごいと思うんです。それが一晩中、ましては数日間吹きっぱなしっていう状況にいたら、その場では目に見える支障がなかったとしても、いろんな部分の寿命が縮まる気がするんです。
これからも長い間お世話になっていくSATOMI号なので、無理をさせず大切にしていきたいと思います。
Apothekes湾内も、風が強くなり始めて二日目ぐらいから少しづつ波が立ち始めました。でも全然不安になったり不快に感じるようなものではなく平和そのもの。
最大で20ノット程度の風が、ずっと4日間吹き続けました。ずっとチェックしていたわけではないですが、風の音や船体の振動具合から、ほぼ毎日こんな程度だったと思います。同じLesvos島でも他の湾や港では、27ノットぐらいまで吹いていたと思うんで、メインポートのタウンバースにいるより断然安全かつ快適に過ごせたと思います。
予想でおりだいたい17ノットから・・・
昼間はお天気がよかったのでソーラーパネル、夜は風力発電がぶんぶんと、ずっと電力には不足なし。実は10月1日と2日は日本のペーパークラフト仲間とのイベントがあって、ギリシャ時間で朝7時から午後3時ぐらいまで、時々休憩はあるものの、ずっとZoomやFBライブ配信でイベントを開催することになっていたんです。数カ月前から準備してきて、私がZoomのホストになっているので、私がインターネットにアクセスできなかったり、ずっとパソコンを立ち上げっぱなしにしておける電力を確保するために、タウンバースに係留したいと思っていました。でもメインポートに行かないことになり、辺鄙な湾内で水上キャンプとなり、一番心配だったのは電力。でも全く問題なくて常にバッテリーはしっかりチャージされたまま過ごすことができました。だから船内でずっと過ごしていても、全然退屈することなく、朝から大好きなクラフト三昧で超幸せな毎日!こんなに作ったので、一個づつあらためてブログでご紹介していきますね。
食事も毎日ウチゴハンっていうのは珍しかったのですが、Eretriaにいた時に見つけた「冷凍餃子」を食べたり、前日にミートソーススパで楽しみ、余ったミートソースを翌日チリ・コン・カーンに変えてまた楽しんだり・・・・と、毎日豊富なメニューです。正直、タバーンで食べると、どこも同じメニューなのでウチゴハンの方がバラエティーに富んでいるのです。
さらに、10月1日に超嬉しいニュースが!夕方、ギリシャの永住ビザ取得手続きをやってくれた弁護士から電話がかかってきました。ついに、私のバイオカードが発行されたとのこと!主人のは7月に発行されていて、私のだけ時間がかかったいたんです。現在はペーパーの永住ビザを持っていて、ギリシャ国内では全く問題なく正式書類なのですが、他のEU国に行きたい場合は、バイオメトリックカードというのがないと、入国できなかったりするんですね。飛行機乗り換えのための入国でも面倒になるって聞いていたので、早くバイオメトリックカードが発行されないかなぁ~とずっと心配でした。
でもこれでやっと、自由に無制限にEU内に滞在できることになりました!カードはパスポートを持参して受取りに行く必要があるので、近いうちにまたアテネに行く用事ができました!当初冬の間はクレタ島に行こうかって思っていたのですが、一番寒くなる1月、2月はハードスタンドの上に上げて保管、整備をしたいと思っていて、調べたらクレタ島のマリーナはウエイティングリストが1年先まであるだけじゃなく、SATOMI号のサイズを持ち上げられるクレーンがそもそもないことがわかり断念しました。また年末にかけて日本やオーストラリアへの帰国がどれだけ簡単になるのかも懸案事項。できれば里帰りしたいと思っています。その間ハードスタンドに上げておきたいし・・・まだまだ不確定事項が多いのですが、それによっていつアテネに行くかが決まります。
ということで、無事メルティミをやり過ごし、今日はこれから朝ごはんを食べてからゆっくり湾を出ていきます。同じLesvos島の別のアンカレッジに移動!ちょっとした街のハーバーに行くので、今夜は久々に外食になるのが楽しみです!
バイオカートが発行されて、とても良かったでも良かったですね! 質問があります。 ご夫婦でギリシャの永住権とバイオカード取得ということですと、E U内でのクルージングの期間の規制はE U外の船籍であっても問題なく長期間のクルージングができるのでしょうか?
返信削除Non-EUの船籍だと通常EU内でVAT支払いをしていないので、それが免除される18カ月や乗船している人のEU内でのVISAの関係でクルージング期間に制限が発生します。VAT免除期限後にVATを支払えばNon-EUの船籍でも制限なくEU内をクルージングできますよ。SATOMI号はすでにVAT支払い済みです。あとは乗っている人がEU内にどれだけ滞在できるかに左右されますが、私たちはEU内は無効数年間無制限滞在できます。ただ次のEU国に入国する際には都度カスタムに出向いて、出入国の記録としてトランジットログみたいなのが必要になると思いますけど。
削除NetFlix ですが ”Lucifer” をご覧になりましたか? とてもユニークで面白いアメリカのドラマです。
返信削除はい!ルシファー大好きでシーズン6の最終回までみましたよ。
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