2022年4月23日土曜日

思い切って船底に穴をあけました!&う~懐かれすぎて困る

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!




ちょっとづつアップグレードの最新作業は、なんと船底にドリルで穴開け!ずっと考えてたけど遂に決心した主人。ウォーターメーカー専用海水取り込み口を設置するためです。

穴を開けた位置は、あそこ。キールの付け根に近い部分で、すぐ隣には元からの排水口があります。

室内から見たところ。この写真では右端真ん中の白い〇に見える部分が開けた「穴」です。これウォーターメーカー用の海水取り込み口にするための穴なのです。ウォーターメーカーはまだ一度も作動させたことがないのですが、現在はエンジン冷却用の海水をウォーターメーカーに取り込む形式となっています。でもそれだと、エンジンを付けている時にウォーターメーカーを作動するとエンジン冷却と真水に変える分と、十分には取り込めない恐れがあるのでお勧めできない方法だということが分かったんです。

海水を真水に変えるのって、電力がすごくいるので前の船の時は、タイミングが合えばエンジン走行をしている時に作動させていたんですよね。前のは買った時にすでに装備されていた船だったのですがSATOMI号には付いてなかったんで、主人が取り付けていました。

SATOMI号の水タンクは700Lの容量があるし、ギリシャではだいたいどの島でもタウンハーバーがあれば水アクセスがあったので、前後両方のタンクを使い切る前に補給できていました。それに地中海にいる限り次のアンカレッジまで、何日もかからないと行きつけないってことはないので、このエリアのヨットでウォーターメーカーを積んでいる船はほとんどありません。でも将来的に、大西洋を越えたり太平洋を越えたり・・・っていう超長距離になった時にはあった方が便利だし、オーストラリアに戻った時なんかは、国内でも、一カ月ぐらい水アクセスができないっていう場所があるんで、ウォーターメーカーは必須だなって思っていました。(かといってオーストラリアのヨットがほとんど搭載しているわけではなく、みなさん水を節約して使ったり大型タンクに変えたりしているのが一般的。その分、いつ水補給するかっていうのがスケジュールに大きく影響するわけです。)

で、専用取り入れ口を開けたんですが・・・・その過程でビルジに水分が少し溜まっているのがわかりました。これ燃料が漏れてました。この前エンジンフィルターを主人が変えたんですが、どうもしっかり閉まっていないらしく、かなり苦労してやったのに、再度やり直しとなりました。ハードスタンド上にいる間にわかってよかった。


開けた穴の周囲に樹脂を塗ってシーリングしました。


さて、このボートヤードにも、すでに2ヶ月近く住んでいます。ボートヤードには沢山野良ネコがいるんですが、(ギリシャ全体野良ネコ王国)中でもこの子がとっても懐いちゃっているんですね。餌をあげているから当然と言えば当然ですが、他の野良ちゃんたちは、餌だけが目当てで、私には一切見向きもしません。近寄ると一斉に逃げ出します。でもこの子は、とっても人懐こくて、触っても大丈夫、というかむしろ自分からすり寄ってくるんです。

おまけに、梯子を登って上がってきちゃいます。気を許すと中まで入ろうとするのですが「こら!」っていうと、ちゃんといけないというのはわかるみたいで、こんな風に外から可愛らしく覗き見。

おまけにゴロゴロいっちゃって、まるでSATOMI号の住人のようなリラックスムード。

22日金曜日は、ポッカポカ陽気で洗濯日和でした。洗濯物を取りこむために外に出ていくと

くっついてきます!こんなに人慣れ居ている野良ネコみたことがない!

洗濯物の袋にピッタリくっついて、お手伝いしている気分なんでしょうか?

私は大の猫好きなので、いっそのことこの子を連れていっちゃおうかな、と思ったぐらいですが、実はこのにゃんこ、妊娠しているようなんですね。1週間ぐらい前に気づいたんですがいきなりお腹が横に出っ張り出してきて・・・猫1匹ならまだしもですが、移動中に子猫が船内で生まれたら超困ります。そのおかげでかろうじて連れ行ってしまいたい気持ちを抑えることができています。だって、日本やオーストラリアに毎年1カ月ぐらい里帰りする予定なので、ペットがいるととってもややこしいことになります。

風力発電本体も無事、部品交換が終わり設置しなおしました。なんとか4月中に海上に戻りクルージングライフを再開させたいと思っていましたが、5月からというのが現実的だし経済的です。

主人がデザインした風力発電力のスイッチ。

いえ~い!ちゃんと機能して風力で作った電力をバッテリーに蓄積しております。


ギリシャのクルージングタックスは、月ごとに課せられるのです。木曜日にカスタムに行って「トランジットログは来週土曜日(4月30日)でも返してもらえますか?」(うちのは超特殊なトランジットログで、制限なしなので新しいものを毎年作成してもらうのではなく、同じものをずっと使い続けるんですね。クルージングタックスを払っていない期間はカスタムに預けている形となります。)と聞きに入ったら「え?もったいないから5月に入ってからの方がいいよ。でないとたった1日でも4月まるまる分支払うことになるよ。」って教えてくれました。つまり、クルージングを開始したい日から一カ月が始まるんじゃなくて、月の途中でもその月の最初から支払いが発生するんですよね。

やっとボートヤードを出られる日が、現実的になってきて嬉しい反面、慣れしたんだにわかペットのにゃんこと別れるのが、ちょっと辛いなぁ。

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