2022年4月25日月曜日

動画:まじで危険なキオス島イースター名物ロケット合戦!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





日本でも旅番組などで紹介されたことがあるようですね。イースターに行われるキオス島でのロケット合戦。(日本語訳では戦争と言われますが、私はこの言葉が嫌いなのであえて変えてみました。)ギリシャ本土からも沢山の見物客が来るので、島にいる私たちが見に行かない手はありません!

ロケット合戦のことは2月に借りていたアパートの大家さんから聞いていました。そのアパートは、ロケット合戦を眺めるのに抜群のロケーションだって教えてくれましたが、その時は「もうその頃には島にいないと思います。」と言っていた!

当日まで、正直あまり興味がなかったのですよね。土曜日23日はイースターホリデーの中間で普通の土曜日なので、お店も半日開いています。船底にウォーターメーカー用の海水取り込み口専用の穴を開けたので、そこにはめ入れるパイプ部品を買いに街にでかけました。

すると、土曜日とはいえ、こんなに人だかりは見たことがないっていうぐらい商店街に人があふれていたんです。独立記念日の時だって、ここまで沢山の人はいなかなったなっていうぐらい。

露店も出ていた!この後港の通りに行って、2隻のフェリーが止まっていたのを見て納得。今晩のロケット合戦を見るための観光客で島がごったがえしていたんです。なるほど、スーツケースをごろごろした人たちも沢山商店街を歩いていたわけだ!

あちこちのお店を回り、パイプ部品を探しまわり、ようやくサイズが合うものをゲット。(標準サイズに穴を開けたんですが、ほんの数ミリ大きかったんですよ。)休憩のためにカフェでしぼりたてオレンジジュースで休憩。
その間グーグルでロケット合戦の事を調べてみたら、かなりな名物みたい。よそからわざわざ来る人達がいるのに、島にいる私たちが行かないって言うのは勿体ない気がしてきました。でも夜中まで起きてられるかなぁ。一応事前にボートヤードの事務所のアンジェリキさんに様子を聞いたんですけど「一斉に夜中にみんな移動するから帰りの交通渋滞がすごいの。」と言われて、ちょっとビビッておりました。

夜8時ごろまでテレビを観て時間をつぶし、主人が「疲れてないから今夜は出かけるぞ。ちょっと様子を見に行ってダメだったらすぐ帰ればいいから。」というので、運転手におまかせすることに。アンジェリキさんは、ベストスポットのなんちゃらっていう山頂に行くと、下りの交通渋滞がすごいっていってたので、そこには行かず、ロケット合戦が行われる谷の一つ前の丘から見ることにしました。ボートヤードから街に出かける一本道の途中。車も数台しか行きかっていなかったのですが、丘には3人の地元の男性がいたので、ここでも見れることがわかります。

着いた時は11時過ぎで、すでに始まっていたようです。本格的なのは夜11時から午前0時にかけてと聞いていました。しばらくすると、遠方にこんな風に光の矢が何本も飛びまくるのが見えました!

このロケット合戦、ライバル同士の2つの教会がお互いのベルを目指してお手製の木製の矢に爆発物を付けた「ロケット」を飛ばしあい、ベルを鳴らした方が勝ちっていうもの。でも勝ち負けは正確には決めておらず、毎年「あいこ」で、来年こそは!っていうお祭りです。

遠くから見ても、結構な迫力で、もっと近くで見たくなり場所を移動することにしました。爆音が夜空を引き裂く感じで・・・思わずビデオに撮りました。最初の丘から、発射台のすぐ近くまで移動して、さらに実際にターゲットになっている教会からロケットが撃ち込まれるのをまじかに見たところまで録画しています。もう文章では表せれない迫力ですよ。
 

街に続く海沿いの一本道に車を止めて、煙がもうもうしている丘の方に向かって住宅街の中を歩き始めました。すでに帰り道らしい人達にも何人かすれ違いました。途中通行止めが何か所かあり、そこには救急車、消防車、警察が待機していましたよ。花火と違って木製の矢が飛び交い、それが燃えているわけなので、ターゲットになっている教会周辺の住宅はたまったもんじゃないですよね。そう、教会は住宅街の真ん中にあるんです!で、周辺住宅はベランダとか窓、屋根が金網がはられて保護されていました。でも、庭の木とかに火が燃え映るっていうことは、普通にあるみたい。

発射台近くからの眺め。爆音がすごくて、耳がキーンとなったぐらい。

あの教会がライバル教会みたい。何か所かターゲットがあるみたいでした。

この教会もターゲットになっており、最初手前の林の方に歩いて行って、多分教会の神父さんかお世話役かの人に、物凄い勢いで怒られたのです。でもそれは底で見ているとロケットが当たる危険があるので、あぶないぞ!って注意してくれてたんですね。それだけじゃなくて、手招きで「こっちに来なさい」と教会の方まで案内してくれて、さらに、ロケットが飛び交う合間のタイミングで、階段を上りバルコンに―まで案内してくれました。金網に木製ロケットが突き刺さっているのを見て、ぞっとしましたよ!これ本気であぶないじゃん。もう凶器だよね。負傷者いないのかしら?ま、島の人はわかっているだろうけど、私たちみたいな知らない観光客がふらふらしていてけがをするのかな。

教会のバルコニーからまじかでロケットを観たあと、ちょっと早めに帰ることにしました。

余りのは迫力と爆音、さらに煙がもうもうで、あまり長くその場にいられない感じでした。山頂からだと、全てが見下ろせるし煙も来ないからきっと特等席なんでしょうね。だから谷間の住宅街で観ている人は、余りいませんでした。だから逆に帰りも交通渋滞などがなくとても楽でしたよ。そして帰り道、最初に観ていた丘の方にまた人だかりがあったので、車を降りて街の方を眺めると、街のあちこちから上げられる沢山の花火を見ることができました。海上にはフェリーが出ていました。きっと観光客用ツアーなんでしょうね。海上からだと全ての景色が一度に見えて、素晴らしい野外劇場になっていたと思います。意外にも、それ以外の個人の船とかは出ていませんでした。SATOMI号が海上にいたら、絶対海から見ていたと思うなぁ。

当日まで、どうするか迷ってましたが、見に行って本当に良かった。思った以上に危険で興奮したロケット合戦でした!

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