2022年9月18日日曜日

今年の越冬地プレべザを目指して移動開始!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





9月17日、一週間滞在したAgios Nikolaosマリーナを出て、今年の越冬地プレべザ目指して移動を開始しました。でっかいクレタ島なのでしばらくは島の北側に沿って移動する日々が続きますが、2年ぶりにプレべザへ戻る道のりにワクワクします。

Agios Nikolaosの隣のElountaの町はヨットでは寄らないので16日のディナーで行きました。

14日にドライブ旅行から帰ると、お隣さんが別のヨットに変っていました。イスラエル人のrロイさんの船で、このマリーナに置いたまま越冬するそうです。
Amelというフランスの有名な造船会社の船でSuper Maramu2000というモデル。これはとっても人気みたいで、マリーナには同じモデルのヨットが他に2隻、つまり全部でSuper Maramu3隻もいました。

あっちのバースにも。Amelはケッチで有名だそうですが、最近スループも出ているとか。
ひょいと飛び移れる距離なので、顔を合わせているうちにとても親しくなりました。ロイさんは40代前半でイスラエルでバーやレストラン経営をしている実業家。でも若いころからセーリングが大好きだったそうです。さらに旅行も大好きで、オーストラリアや日本にも行ったことがある、とても活動的な方。セーリングに関しては、チャーターヨットのフローテラ(チャーターヨットがリーダーと共にグループセーリングすること)のインストラクターもしたことがあるベテランセーラーです。

私たちが17日にマリーナを出発するので、前日の16日にディナーをご一緒することにしました。向かった先はElountaの街。マリーナがあるAgios Nikolaosの街からは車で20分ぐらい。クレタ島に最初に着いた日、アンカリングで過ごした湾の反対側の奥にある街です。街の港はとても浅いのでヨットでは来れないのですが、港の外も、湾全体が陸地や小島に囲まれているので湾の外のアンカレッジはとってもいつも穏やか。波もたたないしウネリもないそうです。

17日はこの港から近くにアンカリングするのですが、滞在せず翌日直ぐ移動するので、街には上陸しません。なので出発前に見ておきたかった。いかにもギリシャの漁港を思わせる風景。クレタ島ではAgios NikolaosとElountaの辺りだけが、ギリシャらしい風情を残している北しました。観光でクレタ島に来るなら、是非このエリアに宿泊するのがお勧め。でないとギリシャに来た気がしないと思います。

ロイさん。10月になると奥さんと娘さん、それにお母さんがやってきて一週間滞在するとのことで、Elountaの街にヴィラを予約しているそうです。

レストランは珍しく主人が選びました。街の中心からちょっと離れた海岸沿いで、すごく雰囲気が良かった。

最初にサービスで出てきたピッタブレッドと3種のディップ。

みんなで料理をシェアしようということで、前菜はツナたたき。ゴマが周りにかかっていてすごく美味しかったです。ロイさんは日本に5週間滞在したことがあるので、刺身もお寿司も大好物だそうです。「海外ではお寿司食べられないよぉ~日本のを味わってしまったらね。」という通ぶりでした。

そしてお店の名前がついたスペシャルサラダ。お店は「ムーン・スピナーズ」というとてもおしゃれな名前です。キャプテン・ロブ、いいお店を探しましたねぇ!グッジョブ。

メインは、それぞれ食べたいものを1つずつ選びました。左が私が選んだチキン、右がロイさんが選んだピーク炭火焼き。

そして主人が選んだラビオリ。どれもこれも本当に上品な味つけですごく美味しかったです。かなり質が高いレストランだったのに、御値段はリーズナブルなんですよ。ハウスワインでしたがボトルで結局2本開けたのに、一人35ユーロ計算でした。かなりお値打ち!ロイさんも驚いていて「ここ、家族が来た時もまた一緒に来ようと思います。」とかなり気に入られていました。

そしてデザートもサービスです。ギリシャのレストランはだいたいどこも最後にサービスで甘いものやフルーツ、リキュールなんかが出てくるんですが、このあたりは特に凄くて、マリーナ付近のレストランでもそうでしたが、出てくるデザートがちゃんといていて、改めてデザートを頼む必要が全くないぐらいでした。

楽しいおしゃべりと美味しい料理で、あっという間に時間がたちました。ロイさんはさすが主人よりも20歳ぐらい若いので、ヨットに戻ってから「ちょっと一杯やりにいってきます!」と金曜日の夜の街に繰り出していきました。なんたって、ロイさんのお母さんは主人よりたったの3歳年上だけです。しかもロイさんのおばあさんが主人の母と同い年!なんかすっごく年寄りになった気がしちゃった。

9月17日(土):出発は12時までに出ればいいので、朝はゆっくりでした。前後の水タンクを一杯にするのに1時間ぐらいかかるので(ポータブルろ過を通しているので尚更時間がかかります。)、その間主人だけがレンタカーを返しに行ったり、ポートポリスに出港のスタンプしてもらいに行きました。私は水の番。主人が朝ご飯代わりのペーストリーを買って戻ってきた頃にようやくバックタンクが満タンになりました。水はクレタ島に着いた時には、バックタンクの水が3/4ぐらい残っており、使い切るためにそれでSATOMI号を洗ったんですよね。それからもずっとタンクの水を使い続けシャワーも船内のものを使っていたのですが、それでも1/4弱残っていたので、最後はジャージャー流して捨てました。二人だけだとギリシャでは、使い切る前に水補給できる場所に行けちゃうのです。節約して使うと一カ月は余裕で持つのですが、あまり長くタンクに入れておくと夏場は水が悪くなるので、継ぎ足しせずに、入れ替えをしています。

マリーナを出る前に、給油スタンドに寄ります。常設のスタンドはなく予約しておくと見にタンクを積んだトラックがやってくるのです。12時に予約をしておいたら、ちゃんと時間きっちりにやってきました。ここは他よりもちょっと安かったので、後ろのタンクを満タンにしておきます。まだ前のタンクが満タンに近いので給油の必要はなかったのですが、安い所で入れておかないとねぇ。

給油バースのお迎えの、あの隙間に今朝までいました。向かって右がラッシー、左がロイさんのAmelです。

12時15分、いよいよマリーナを出ました!

いい感じの風だったので、ジェノアを全開。

5.7ノットなんて、調子いい出だし。

と思ったのもつかの間、30分もすると風はピタッと止まってしまいエンジン走行となりました。ま、今日の予報では風ないとわかっていたので、仕方ないけど。



午後1時25分、Kalydonという島の近くを通ります。でも湾内にあるような感じですけど。

地図で見ると青丸の位置にいました。目的地は半島のKalydonをぐるりと回ってちょっと入ったところです。

このころからまたセール走行できそうな風が吹いていたので、すぐにジェノアを開いてエンジンを止めました。目的地はすぐそこなのでセール走行できるのはちょっぴりの時間ですが、いいんです。出来ないよりまし。


Kalydonの隣に小さい島があるんですが、その間は浅すぎるので小さな島をぐるりと回っていきます。この島は無人島なのですが、スピナロンガといって、その昔ハンセン病患者の隔離場所だったんですよね。今は使われていませんが観光スポットとなっています。このあたりはどこも水深3メートルぐらで、アンカレッジになっているのでどこでもアンカリングできるんですね。最初はここにアンカリングするつもりだったのですが、島を訪れる観光船が何隻も高スピードで行き来するので、もう少し奥に行くことにしました。

最終的に落ち着いたのは青丸の場所。昨晩行ったEloundaの街が遠方に見えます。

とてもいいアンカレッジで波はまったくなし。ま、風もあまりない日だからですけど、外からの変なウネリがないのです。Kaydonの一番奥の反対側に、クレタに来た初日にアンカリングしてましたが、まあ揺れること揺れること。そことは大違い。

すでに3隻のヨットがアンカリングしていましたが、広い湾なので全然影響ありません。それに水深も6メートルなので30メートル弱のチェーンで十分。海底は砂地なので、すぐにアンカーが効いたことがわかりました。でも海は余り透明度がありません。
遠くに見えるのがElountaの街。着いたのは午後2時でした。

18日も移動なので、夜は早めに休むので遅いランチと早いディナーが兼用。この時間にガッツリ食べておくと、夜は軽くフルーツなどで十分なのです。最近、お昼に一番沢山食べて夜は少な目っていう方が、寝つきがいいんですよね。

気温は日中は28度ぐらいまで上がりますが、夜はとても涼しくて快適です。日差しも、真夏の強さはなくなってきました。秋が近づいているのです。昨年もそうでしたが、9月になるとすごく過ごしやすくなるのです。

18日は、ドライブ旅行で行ったヘラクリオンの港の向かい側にあるDiaという島のアンカレッジに向かって、引き続き移動の予定だったのですが、あまりにもこのアンカレッジが快適だったとの、風の具合で19日の方が具合がよさそうだったので、もう1日滞在することにしました!


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