2023年4月14日金曜日

やっと終わりが見えてきた補修作業!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!




主人体調は日毎に良くなってきて、その分作業もはかどってきました。お天気にも恵まれてるし。ここ2、3日の進捗状況です。やっと終わりが見えてきた!

ブロックが当てられてた部分もコッパー塗装開始。

まずは防水塗料の表面を軽く削りコッパー塗料が粘着するようにします。


コッパー塗布開始!

2回目だから塗料配合も慣れたもの。塗布箇所が前より小さいので焦って次の重ね塗りをする必要がなく、合間合間に小休止を入れの作業でした。半乾きで重ね塗りしないと前に塗った部品が剥がれてしまうのです。その日の気温にも左右されます。
作業自体は少なくても5回塗り直すまでには結構時間がかかりました。夕食は最近、再オープンしたクレオパトラマリーナ内にあるレストランに行きました。テラス席はまだ準備が整ってなかった。
私はチキンのオレンジソース。
主人はリブ。どちらも美味しかったですが、2021年にここに来た時のメニューの方が良かったな。

翌日はすっかり乾いてましたが最低でもあと1日は放置する必要があります。


水曜日13日は朝から洗濯、その後レフカスの街に食料買い出しに行きました。作業は今日はお休み。まだ無理が効かない主人。というかここで無理してまた体調を崩したら、21日出発も怪しくなります。絶対にもう延ばしたくないのです。レフカスに買い物に行ったのには理由があります。メインウィンチのブラッシがまだ入手できてなくて、別ルートを検討しているのです。エンジンの電気系統接続をしてくれたマリンエルクトリシャンに会って部品の入手先が他にないか聞くため。プレヴェザにあるオートショップで入手できるかも、という好情報を教えてもらいました。クレオパトラマリーナで手配依頼をしてから、明日配達される、と言われ続けてはや2週間!アテネの工場に発注してるんですが、SATOMI号のは特注で、しかも1個だけだから後回しにされてるみたい。

4月13日、朝イチで主人が紹介されたプレヴェザのショップをブラッシの件で訪ねました。数日で代替品が入手できるという事でした!

その後主人はエンジンルームのカバーの下側のウッドフレームの修理をしました。新エンジン搬入の際に、壊されちゃってたんです。カバーしても下の部分が開いたままになってて見苦しかったから、綺麗に直って良かった!


さらに、エンジンスタートのパネルがしっかり止められてなかったのを修理。これもパノスさんとこのスタッフがちゃんとやらなかったからです。ネジを閉めるだけじゃなく、パネルの周囲にも接着剤を付けて完全密封にしました。いまいち丁寧さに掛ける作業で、この分を最終支払いから引いてもらう予定です!


さて、船体磨きは2日前まではここまででした。

13日、その続きを手動でサンドペーパーを使って私が継続。主人がウッド部分の修理をしている間に私がやったので、作業が同時進行で進みました。電動サンダーの方が速いと思いますが、私だと電動サンダー自体の重みをうまく支えられず船体に対して平行にサンダーを当てられないので削りすぎてしまうんですね。さらに重みで長い間支えて居られないのでほんの1分ぐらいやったら休憩・・・・結果的にはサンドペーパーでやった方が長く作業ができるのではかどるのです。仕上がり具合は電動サンダーでもサンドペーパーでも変わりなし、むしろサンドペーパー方が繊細に研磨できるのでいいぐらい。

あと少しでスターボード側が終了できそう。でもこの部分は主人の手が空いたら電動サンダーでがーッとすぐやれる部分なので、ひとまずここで終了して、手動じゃないとダメな部分に移りました。

それがバウの細い部分。細い部分や大きくカーブした部分は電動サンダーでは削りすぎだったり、届かなったりするので手動でやるしかありません。主人と一緒に作業をすると梯子が使えないので、主人が船内で作業をしている間に仕上げました。



船体の下側、全て完了しました!作業時間に関しては全部で3時間ぐらいだったと思いますが、途中ランチ休憩(2時間半休憩しちゃった!)を挟んだのでほぼ一日かかりました。私の体力的にはこれが最大ですが、それでもかなり進んだので大満足。サンドペーパーでやっても電動サンダーでやっても仕上がりに違いがないことがわかったので、これは私の仕事として主人が他の作業をやっている間に少しづつこれからも担当していくことにしました。私にできることはこれぐらいだし、昨年ステンレス部分の磨きを全て自分でやった経験から、「磨く」作業が嫌いじゃないことがわかりました。

夕方5時半過ぎまで作業をし、シャワーを浴びてすっきりしてからプレヴェザに買い物がてら夕食に出かけました。食料の買い物は水曜日にすませましたが、トースターが壊れてしまったので買い替えです。前に買ったのはサイズが小さい方がいいと思って安いのを買いましたが、やっぱ安かろう、悪かろうで、2年弱しかもちませんでした。しかもトースター、陸電に繋がっている時しか使っていないから、実際の耐久年数は1年ぐらいだったのかも。

港沿いの街並みにはギリシャ語で「ハッピー・イースター」と書かれた卵型の看板があちこちに飾れていました。
入り組んだ裏道を散歩していたら猫さんコーナーに遭遇。
3匹の猫さんが日向ぼっこしていました。

14日からイースターが始まるギリシャ。イースター=春の訪れで、街の中は活気が生まれていました。


落ち着いた先は、メッチェ(ギリシャ風タパス)が充実しているカフェ・バーです。お気に入りで何回も来ています。


最近一気に髪が伸びてきた気がする。
私は珍しく、ビール。でもこれレモンジュースと割ってある甘いビールなのです。オーストラリアではビールにスプライトとかを混ぜて「シャンデー」と呼ばれている飲物。

お料理が来るのかな?ということで、お友達が増えました。


こちらはポテトのグリル。香ばしくて美味しかった。

マッシュルームのサワークリームソース。これパスタを入れて食べたくなった!
ミートボールの上にはポテトチップスがこんもり。一皿が結構ボリュームがあるので、この三皿でもお腹いっぱいで、食べ切れないほどでした。主人はワインを一杯飲んでましたが、全部でたったの32ユーロ。安い!
お腹も一杯になり、日が暮れてきた街を歩きながら駐車場(路駐ですけど)に戻ります。

ほんの1キロぐらいの間に3つの教会があり、どの教会からも美しいお祈りの声が流れていました。

このホテルはこのあたりでは一番おしゃれなブティックホテル。2020年のロックダウン中はここも閉店していて、さびれた感じが漂っていましたが、息を吹き返していました。


正面は、懐かしの「ホテル・ミソス」。まだSATOMI号に出会う前の2019年11月、理想の船を探して主人が一人でプレヴェザにも立ち寄った時に泊まっていたホテルです。「一人でさみしかった。」そうです。

あ、また教会があった。

今日14日から来週月曜日までギリシャは4連休となります。作業自体は船体のコッパー研磨以外はメインウィンチの修理だけですが、なにせまだ部品が手元にないので、もしかしたら出発までに部品が間に合わない可能性もあります。その場合でも21日の出発はもう変更しないつもり。海上に戻っても、新エンジンを10時間ほど始動してからレフカスのパノスさんの所でオイル交換をしてもらうので、最悪メインセールを上げられなくてもすぐには支障がないのです。長いトンネルだったけどやっと本当に出口が見えてきました。

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