皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
ウィンチモーターのカーボンブラシを探していろんな場所に問い合わせていましたが、結局丁度いいサイズは見つからず・・・それでは、ってことで主人が自分で加工しちゃいました!マリーナで手配しているのを待っていたらいつまで待たされるかわかったもんじゃんありません。そしてついに船体のコッパー研磨が完了しました!
電動インチモーターのカーボンブラシが壊れていたので、モーターが動かなくなってました。発見したのが3月の後半という、残念なタイミング。もっと前にわかっていたら部品の手配もスムーズだったかもしれませんが、たった1個のために特注してもらうには時間がかかるので結果は同じだったかも、ですけど。SATOMI号のウィンチモーターはハーケン社なのですが残念ながらハーケンはウィンチモーターの部品だけは販売していないんです。なので別メーカーのモノを代用するしかなかったのですが、サイズが1ミリ足りなかった!1ミリでもサイズが合わないとモーターに支障が発生してすぐに壊れてしまいます。ウィンチモーター、新しく買い替えとなると1500ユーロぐらいの出費!!!予定外にエンジンを新しく買い替えることになったので、これ以上の出費は控えたいのです。
マリーナのシャンドラーに依頼してアテネの工場に作成依頼してから2週間がたちましたが、イースターホリデー前ということもあり、いつもなら数日でできるはずが全くなしのつぶて。一番最近ではプレヴェザのハードウェアストアでマリン関係のものも沢山置いているショップをレフカスのマリンエレクトリシャンに紹介してもらい、最終的にそこで類似品をゲット。結局主人が自分で加工して自作することになったのです。
14日、午前中にプレヴェザのショップに取りに行き、ランチ後に主人が作業を開始。なにやらごしごし削っています。正直、この時まで私はどんな部品が必要だったのか知らなかった!カーボンって、本当にカーボン=墨の塊だ!
それから電流のテスターを出してきていろいろチェックしていた主人。
食事が終わってからも、ネットでいろいろ回線について調べていました。夜9時ぐらいまで調べ物をしていて、最終的になんでショートしちゃったのがわかったそうです。本当に主人の探求心の強さには脱帽です。元々電気技師ですけど、ヨットに乗るようになってから、それも特にSATOMI号を購入してからは、故障の度に新しい知識を自分で学びどんどんやれることが増えてきました。ある程度の基礎知識があったとしても、新しい分野を自分で調べて学んでいく努力ってすごいと思うんですね。私だったらすぐ諦めて、お金がかかっても専門家に依頼しちゃうな。オーストラリアだったらそれでも良かったかもしれませんがギリシャに来てからは、そういう専門職の方を探し当てるのも大変だし、いざ探し当ててもちゃんと仕事してくれる人なのかどうか、また期限に間に合うのかどうか(これが一番のネック。期限があるようでないような仕事ぶりがほとんど。)っていうのも悩みの種。費用もすごくかかってしまったことでしょう。でも、主人は諦めるのが嫌いなタイプなので、粘り強くあれこれ試して、ついには自分で解決しちゃうんですよね。
15日は朝ご飯の後すぐに、前夜学んだ知識をもとに正しい回線でモーターに電流を流し、めでたくモーターが作動することができました!これでウィンチモーター修理完了!といことです。やった~!1500ユーロの節約にも成功。
私はお昼ご飯後に作業に参加しました。主人が梯子を使っているので、私の背が届く範囲の場所しか手伝えませんが、スターボード側でやり残した部分は背が届くのでそちら側を完成させることに。
ここまで長い道のりだったなぁ。船体研磨は自分達でやる作業なのでお天気さえよければ、自分達のスケジュールで作業が進められます。ウィンチモーターの部品入手に2週間かかっていたのがスケジュールの予定を狂わす原因となっていましたが、それも解決。今日16日ウィンチモーターを取り付ければ、後は整理整頓作業や船体クリーニング作業だけとなります。
お天気予報は今の時点で、月から水曜日まで時々雨が降るみたいですが、残りのコッパー研磨作業は雨が降っていても大丈夫だし、船体クリーニングは最悪大雨でも大丈夫!
あ~これでやっと海に戻れるな。でもバイオメトリックカード取得のメドがまだたっていないので当分ギリシャからは離れれれませんけど。でも海に浮かんでいられれば、いいです。待ちます!
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