皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！
木曜日（4日）にやっとエンジンギアボックスの回収に、パノスさんの助手ニコさんとマリンエレクトリシャンのスピロさんがやってきました。例の迷惑なお隣のヨット、懲りてなかったみたいで、3日に再度主人が港の管理局に連絡したんですよね！案の定スターンをこすっていたようです。
5月3日朝にスターンに傷が着いちゃっているのを発見してちょっとショックだったのですが、その後日談です。私達は前日、強風の中でもリアンカーしたのでお隣との距離も保てて一安心したんですけど、結局お隣はチェーンを縮めただけで他には何もしなかったんですよね。で、3日もちょっと風がお昼ぐらいに強くなってきて、午後1時頃隣の船がバウがまた使づいてきたのに気が付き、外を確認すると・・・あれあれ、またしてもかなりワーフに近づいていてうちのスータンラインに乗っかってかろうじで岸との衝突を防いでるっていう感じ。迷惑な話だ！SATOMI号がもし出て行ったら、この船完全にワーフに衝突します。おそらくアンカーがもうちゃんと効いてない状態のよう。で、主人がまたもや港の管理局に連絡し、オーナーに連絡してもらいました。だってうちのスターンラインが万が一切れた場合、衝突したらうちのせい、なんて言いがかりをつけられるかねませんから。30分ぐらいしたらお隣のオーナーがやってきて、やっとリアンカーしてました。これでＳＡＴＯＭＩ号のスターンラインに接触しない距離となり、本当に安心できた。やはリポート側に傷がついていたようで、主人が知らせなかったらもっと酷いことになっていたかもしれなく、お礼を言われたそうです。
ギアボックス、ちゃんと接着しちゃってるので、それを溶かして外さないといけないから、簡単には外れません。
2時間ぐらい奮闘してやっと外せたよう。今度は船外に運び出しです。
チェーンと滑車で運び上げます。
そこからワーフに運びだすのがまた一苦労。だって、かなり岸から離れて係留しているので、パッサレルを渡らないと岸に行けません。でも、重たいギアを運んで渡るのは危険。お隣のヨットの板を借りてなんとか持ち上げて手渡しで運んだみたい。ニコさんが「腰が痛い！」と言っていた。
この日は風はほとんどありませんでしたが、まだ時々小雨がちらつく曇り空。もう5日ぐらい連続で毎日雨が降っています。このシーズンでこういう天気はギリシャでは珍しいです。タウンバースにはもう空きが全然ないので、このヨット、こんな場所でアンカリングしています。ここはフェリーが来た時に接岸するワーフの真正面の位置。フェリーが来たらどかないといけないと思うけど。来るスケジュールを知っているのかな。
さて、次はバンまでギアボックスを運びます。
おや天秤みたいにして運ぶようです。
無事、バンまで運ばれていきパノスさんの工房に運送されたギアボックス。
前日リアンカーしたお隣のヨットはもうSATOMI号のスターンラインには触っていません。ワーフからの距離も充分離れています。だいたい最初からこういう状態じゃないといけなかったのにね。キャタマランもワーフに対して真っすぐになっていた。キャタマランが斜めに入っていて隣ヨットに寄りかかっていたのがそもそもの原因でした。
雨が上がったので、ちょっとお散歩にいってきました。タウンバースから繁華街に行く近道を見つけた。
主人がミートスパが食べたい、と言い出したのでランチ。二人でシェアして十分なボリュームでした。
また小雨が降り出した。
メニューには、カルパッチョ、タタール、セヴィチェにタタキまで、生魚マリネ系のメニューが4種類もありました！
で、前菜は真鯛のカルパッチョ。赤いのはチリソースなのでピリッとしたのがバルサミコソースにピッタリでおいしかった！
へへ、私はお決まりのマッシュルームリゾット。美味しかったのですが、途中で物凄く塩辛い部分があって、潮から過ぎてもう全部は食べられなかった。
もう一つのメインはイエローフィンツナのステーキ。これはもう絶品だった！メニューはギリシャ料理もありましたが、それ以外のものも多かったので外国人に人気なんだと思います。私達が入った時、先に聞いていた若い親子ずれも、その後で来たお客さんも全員、ギリシャ人以外の人たちでした。ギリシャ料理に飽きた人が来ているのかな。
メイン通りから一本裏に入った場所に、ちょっとおしゃれな場所があります。
こんな可愛いお店も。
いるのは観光客らしきお客さんだけ。連日の雨でがっかりだ、とお店のお姉さんに文句言ってました。お姉さんは「私は雨結構好きだけどね。」と返していた。
その後、パノスさんの工房に行ってみました。すでにギアボックス内の部品交換や整備をスタートしてくれていました。この仕事、ハードスタンドにいる間に依頼していたのにちゃんとやっていなかったですよね。ちょこちょこっと見ただけで大丈夫だと思ったらしいのですが、新しいエンジンがパワフル過ぎて、調整りコンディションし直さないとダメだったのです。責任は感じているみたいで、早速仕事に取り掛かっていたのを確認できたのはよかった。一度外し、また元に戻したギアボックス。それを再度外したわけで二度手間になり、そのおかげで私達は足止め。最終支払いの際、その件も含めて値段交渉するつもりです！
この日は、超久しぶりにレストランに行くことにしました。港沿いにはギリシャ料理のタバーンしかないので飽きてましたが、繁華街の一本裏道にあるレストランを見つけたのです。
夕方7時半ぐらい。曇り空ではありましたが、もう雨は止んでいました。5日（金）からはしばらくお天気が回復するみたい。でもねぇ～また来週木曜日辺りから大雨予報なんですよ。それまでに是非ともレフカスを離れたい。
5月5日朝連絡がきて、まだギアボックスの点検が終了していないという事でした。取り寄せた部品以外にも交換する必要があることがわかり、すでにアテネに発注をかけているそうです。土曜日6日の朝に届いたらすぐその日のうちに作業を開始し、できれば6日の午後に設置作業をしてくれるとのこと。でも予想していた以上に大事だったので、何とも言えませんけどね。来週木曜日からまた天気が物凄く崩れるので、それ前までにレフカスを離れたいです。当面まだちょこちょこSATOMI号内でも修理案件が残っているので、滞在が延びていても退屈するってことはありません。
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