皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
ここ数日毎日お昼ごろから夜まで20ノット越えの強風にさらされていました。Galxidiにいた時は一晩中だったのでキャプテン・ロブはほとんど休めなかったぐらい。Iteaに移動した後も2日間、夜の9時過ぎまでビュービュー。やっとおちついた9月1日、コリンス湾の一番端、コリントスの街の港に移動しました!
8月31日(木):この日も午前中は平和そのものだったのですが、お昼12時を過ぎるころから風が吹き出しました。
夜8時半を過ぎてからようやく風が少しづつ収まってきたので波も穏やかになってきました。夜は平和に寝られそうです。
アンカーを上げている時、最後の10メートルでチェーンが全然上がってこなくなったので前進してアンカーを持ち上げたんですね。粘土質の海底でぐっさりアンカーが埋まっていたようで、主人曰く「知っていたらもっと安心していられたんだけどなぁ。」とのこと。夜は風がかなり収まっていたので私は二晩ともぐっすり眠れてたんですが、主人はやっぱり気になっていたみたいでずっと心が安らぐことがなかったとのこと。私は主人が「大丈夫、しっかりアンカーが効いているから。」という言葉を信じてましたから。
浅い部分を抜けて広い場所に来た時「やっぱりテンダーをあげることにする。コリントスでは公営マリーナに入ると思うから。」と主人が言い出しました。コリントスには港のブレークウォーターの中に公営マリーナがあるんですが、その外側(でもブレークウォーター内)でアンカリングする予定つもりでした。でも主人はここ数日気が気じゃない日々を過ごしていたので「天気予報が全然あてにならないから、ここらあたりでアンカーの事を心配しない日を過ごしたい。」とのこと。マリーナと言っても公営なのでタウンハーバーと同じなんですが、スターン・トゥーではなくポンツーンに横付けするタイプの場所なので、クロスアンカーの心配がない場所なのです。
歩行者用の橋なのに立派。パトラスにある大きな橋を真似ているのかな?
今朝まで遠方に見えるあっち側にいたんですよねぇ。
振り返るとコリントス運河の入り口。画面右側のブレークウォーター内に係留しています。
なんか面白い銅像があって主人が一体となっていました。
せっかく来たのに、お目当のレストランにはここ数日の天候不良で魚はイワシしかない、と言われ断念。だってカルパッチョがメニューあったからわざわざ来たのに!で、ポートポリスにお勧めされた港近くのレストランまで戻ることにしました。ここ2日半、ずっと船内にいて歩いていなかったからいい運動かな。
3種類のメッチェは日替わりで、この日はツナのマリネ、タコとクスクスに小エビのピラフでした。どれも美味しかった!
そしてホワイトブリムのグリル。これがお目当てだったのだ。ポートポリスがお勧めするだけあって、本当にいいお店でした。「魚新鮮なのありますか?」と聞いたら、店内のテーブルに座っていたおじいさんが「あるある。わしがとってきたから。」と漁師さんがいました。
夜9時ぐらいになっていましたが、この時間が一番賑やかな。港のすぐ前がこんな感じ。
Iteaの街の方のワーフには小型のクルーズ船が係留していました。デルフィー遺跡観光する場合、クルーズ船はIteaに来るのです。この時だけ街は大賑わいになるんでしょうね。
プカプカ浮いたままテンダーをダビッドに引き上げました。それぐらい波もウネリもなく穏やかっただった。昨日までとは大違い。
エンジン走行なのでセールはメインも上げていません。
12時ちょっと過ぎ、後方120度ぐらいから10ノットちょっとぐらいの風が出てきたのでジェノアだけ出してみました。でもエンジンを止めて走れるほどじゃないので、エンジンはつけたまま。今日はお天気も曇りがちなのでエンジン走行が丁度いい。バッテリーもチャージできるし、万が一アンカリングにした場合でもお湯が沸くので暖かいシャワーが使えます。この日は久々30度を超えない涼しい日だったので、水シャワーはちょっと勇気が入るなと思ってましたから。
エンジン走行だからね、最短距離で目的地のコリントスまでまっしぐら。画像右下のどん詰まりがコリントス運河の入り口です。
シャワーを浴びてサッパリして、落ち着いてから夕方5時半過ぎ、ポートポリスに向かいました。
港からすぐのエリアから繁華街がスタートしているようで、なんかわくわくしてきました。コリントスの街は思っていたより都会みたい!アテネに住んでいた時、車でコリントス運河を見に来たことがあるんですが、そん時は運河の上にかかる橋と入り口を見たただけで、街まで来なかったんですよね。
ここのポートポリスはとってもフレンドリーでした。ミソロンギのポートポリスがクルーリストにスタンプするのを忘れているのを発見。主人が「え?私達トラブルですか?」と聞いたら「いや~お宅じゃなくてね、私達側の問題だから大丈夫。」だって。お勧めのフィッシュレストランを教えてもらいましたが、他に行きたい場所があったのでそちらに向かいました。港からは徒歩20分なのでちょっと遠い場所だけど。運河の入り口から離れていく方向にパラソルのビーチがあるみたい。そちら方向に歩いていきました。
10時半ごろ朝ご飯。
午後2時20分、ここまでやってきました。
実際の景色、ポート側はこんな感じでした。その直後、ジェノアがバタバタしてきたので巻入れました。エンジン走行している時は本当に暇!特にセールを出していないと、何もすることがありません。オートパイロットにしたまま時々周囲を確認するだけ。本当に退屈だなぁ。
午後3時50分、コリントス港の公営marinaに接岸しました。
このマリーナ、すごく浅い場所があるのでSATOMI号が係留できる場所には限りがあるんです。ポンツーンのTの字の先っぽか外側のワーフ沿いのどちらか。最初Tの字の所に止めようと思っていたら、ポンツーンが短すぎてダメでした。そこでそのポンツーンの端とすでに横づけてしていたヨットの間の隙間にもぐりこむことに。かなりギリギリのスペースだったので私はハラハラしていたのですが、キャプテン・ロブ、見事になんのヒヤッと事件なく、バウスラスターにバックギアを駆使してスムーズに係留しました。天晴!
目の前のポンツーンの端まで1メートルあるかなっていう距離しか開いてません。
後ろのヨットのトーマスさんがバウランを受けってくれました。
ここで事件発生!なんと~スロットルのレバーが折れた!!!これレフカスで新しく設置する時、最初カーブ具合がヘルムの邪魔になっていて設置できなかったのですが、パノスさんがそれをちょッと曲げて加工したんですね。でもその時クラックが生じていたみたいでそれをカバーするためにテープが巻かれていました。ついにクラックからポきっと割れました。あちゃー、修理案件が増えた。今シーズンは運行に支障が出るようなメジャーな故障が全くなくここまで来ていたのにねぇ。
港からすぐのエリアから繁華街がスタートしているようで、なんかわくわくしてきました。コリントスの街は思っていたより都会みたい!アテネに住んでいた時、車でコリントス運河を見に来たことがあるんですが、そん時は運河の上にかかる橋と入り口を見たただけで、街まで来なかったんですよね。
途中でこんな派手な教会に遭遇。
ビーチ沿いにはおしゃれなカフェが何軒もつらなっていましたが、天気が悪かったからなのか、シーズンが終わりに近いのか、あまり人がいませんでした。それとも時間が早いのかな?
コリントスには来ましたが、運河を通過する予定はありません。SATOMI号のサイズだとやはり通行料が最低でも350ユーロぐらいかかるらしい、エーゲ海の方向にはすでに行ったことがあるし、アテネ周辺は観光しちゃっているし。でもコリントスの街には来たことがなかったし、近くにある温泉スパにとっても興味があるし、あ、折れたレバーも応急処置しないといけないね。なので数日間ここに滞在する予定です。
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