2023年9月4日月曜日

お誕生日はプールとスパでマッサージ=超リラックス

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






コリントスの街にやってきた一番の理由は、主人のお誕生日をリラックスして過ごすことでした。特に先週はずっと強風に耐えていましたからね。3日コリントス運河の入り口近くのLoutrakiという街のスパで超リラックスのお誕生日を過ごしてもらいました。そして今後の動きを来年のスケジュールも含めて、今まで視野に入れていなかったエリアも含めて考え始めております。


マッサージが午後2時の予約なので、お昼12時にタクシーで移動。ここからでもSATOMI号が見えます。本当にコリントスの公営マリーナは街のど真ん中。

Loutrakiというのはギリシャ語で「バスタブ」という意味なんです。なので天然温泉が湧いている場所はそういう名前がついていることが多く、他の地域にもLoutra(これだけだと風呂という意味)という名前の街があるんですよね。私達もこれまで数か所、行ってきました。

Loutrakiはコリントス湾の端っこで、コリントスの街からみたらお向かい側にあります。途中、運河を渡るのですが、丁度移動する橋が開いているタイミングだったのでちょっと大回りして固定の橋の場所を通過することになり、20分ちょっとかかってしまいました。

砂利ですが、こちらのビーチの方が観光地ムードが高いですね。

小さな港がありましたが、SATOMI号のサイズだとスターン・トゥーでアンカーを下ろす充分な距離がない感じ。しかもワーフ沿いには小型ボートがぎっしりモーリンに繋がれていました。唯一係留できるとしたら、すでにヨットが横づけになっている場所ぐらいかな。そのヨットはローカルの人みたいで、前も後ろもライン以外にもモーリンに繋いでいました・・・なんて、SATOMI号で来る予定は全くないんですけどね、港を見るとすぐに「ここに入るとしたら・・・」って考えちゃうんですよ。

そのすぐ近くにサーマルスパがあります。日本語でいうと天然温泉、という感じになるのですが決して温かくはありません。ミネラルウォーターでちょっとぶくぶくした生ぬるい湧き水っていう感じでしょうか。以前行ったことがある他の場所は「温泉」だった場所もありましたが。

受付エリアもモダンで綺麗でした。


初めての人は受付でカルテを作ってもらい、まずドクターにあいます。ドクターといっても血圧を測ったり、アレルギーなどはないか、という問診のみ。多分ここで血圧が高い人は断られたりするのかな。主人は家系で高血圧なので30代後半から血圧の薬を飲んでいるのですが、最近は飲み忘れも多かったりしてちょっと心配だったみたいですが、計ったら上が140で下が90という、とてもいい数値でした。薬を常時飲んでいた時でも150はあったのに!ヨット生活のお陰かな。ちなみに私はもともと低血圧なのですが、この日はこれまでの人生で1,2回ぐらいしかなかった数値、上が120でした!多分直前に慌てて軽食をかきこんだからだと思います。この歳になっても普段は上が115~118ぐらいなのです。下は80でした。

それからまた受付の所に戻り、バスローブを受け取りました。予約しているのはカップルリラックスマッサージ45分間で、そういうのを予約しているとバスロープを支給されます。予約は午後2時からなんですが、その前温泉プールに入りたかったので、午後1時ちょっと前に入館しました。


温泉プール内の写真は撮れませんでしたが、(ここクリックでオフィシャルサイトに移動できるので中の写真が見れますよ。)室内プールの水温は多分27度ぐらいだったかな。入った途端ちょっと冷たい感じがしました。外のプールは普通のプールみたいで、この日はちょっと涼しかったので冷たかったので室内だけにいました。物凄い水圧でぶくぶくされて、いい感じのマッサージでした。滝に打たれるみたいな場所もあり、そこも水圧がすごかった!
プールだけの場合は1時間10ユーロなので結構安いと思います。

時間になって2階のマッサージ室エリアに移動。ここではフェイシャルマッサージやブライダルプラン、バッチェラーパーティープラン(結婚前の独身最後を祝うパーティー)などもあり、いろいろ手広くビジネスを展開しているみたい。

私たちが予約したのはカップルマッサージといって、二人で同時に同室でマッサージを受けるもの。主人は男性が私の方が女性のセラピストさんが施術してくれました。45分間で二人で80ユーロなのでかなりお値打ちだと思いました。オーストラリアでやったらこの倍ぐらいかかると思います。

リラックスできる静かな音楽が流れていて、とてもいい匂いのするオイルで全身をほぐしてもらい、気持ちがよくて夢午後地でした。45分間は丁度いい長さで、あっという間でもなく長すぎて「まだかなぁ~。」と退屈することもなく、終わった時には大満足でした。

主人も、すごく全身をほぐしてもらい、本当に気持ちが良かったそうです。

終わった時には午後3時をちょっと過ぎていました。スパに入る前にランチを取ろうと思ってたのですが、遠回りした橋を通過したので30分ちょっとしか時間がなく、あわててポークスブラキを1本食べただけだったし、マッサージで血行がよくなったからなのか、猛烈にお腹が空いてきたんです。Loutrakiの街の散策するも、探しているのはレストラン。

海沿いの建物はほとんどホテルみたいでした。

お土産物屋さんもありましたが、お値段は結構お手頃でオリーブオイルとアロエを使ったオーガニックのボディローションが今まで見た他のお店よりも安かったのでお土産用に数個まとめ買い。交渉したらかなり値引きをしてくれたのでいいお買い物ができました。

ビーチ沿いのパラソル群のあたりにあったレストランは、ホテルの一階に入っているもので、ちょっと観光客向け風だったのでやめました。

で、最初に来た小さい港の近くのフィッシュレストランに入りました。入口の看板にDorado(鯛の一種です。)が一匹15ユーロと書いてあったのを覚えていました。15ユーロは安い!

お店はとても繁盛していて、ギリシャ人の人がほとんどでした。メニューには英語もちょっと書いてありましたが写真が全部ついていたので、言葉がわからなくても大丈夫な感じになっていました。お店の人もあまり英語がわからないみたいでした。

で看板をよく見てみたら、なんと15ユーロは魚だけじゃなくてグリークサラダにワイン一杯が含まれたセット料金だったのです!もうこれは頼むしかない。いつもは魚は二人でシェアするのですが、安かったので魚が小さいんだろうと思い、二人分オーダーしました。別にポテトとタズキもオーダー。グリークサラダは確かに他のお店でオーダーするよりもちょっと小ぶりでしたが、一人で食べるにはかなりなボリュームでした。

そして出てきた魚は、予想以上に大きかった!多分400グラムぐらいあったと思います。他のお店で普通に出てくるサイズでした。これでサラダにワイン一杯が含まれて15ユーロなんて安すぎ!魚だけでもこのサイズだったら20ユーロはするし、それでも安いと思います。さらに身がぷりぷりで、新鮮なのがよくわかりました。本当に美味しくて私はあまり魚が好きじゃないので、一匹全部ひとりで食べたのはこれが初めてだった!ね、モンテネグロやアルバニアにいた時は、このサイズでも40ユーロとかしていたので、高すぎて魚を2ヶ月ぐらい食べなかったのです。やっぱ魚はギリシャだなぁ。

お腹が一杯になって(食べすぎでちょっと苦しい感じでした。)さらに、マッサージでリラックスしていたので、なんか眠くなってました。すでに時間は4時を過ぎていたのでコリントスに帰ることにしました。

帰りはタイミングがよく開く橋が通行できる時間帯でした。タクシーの運転手さんは行先をきいたらすぐにアプリみたいなもので橋の開閉を確認していました。それにしても、ギリシャって運転中のスマホ、違反じゃないのかな。かなり堂々と電話に出てました。

この橋は船が通過する時は海中に沈んでいく橋なのです。

ここが運河へのコリントス湾側からの入り口。ここには2020年にアテネに住んでいた時に車で来たことがあるんですよね。その時はこの橋は渡りませんでしたが、対岸から通過する船を眺めました。その後固定された橋の上から運河の絶壁も見に行きました。


久しぶりに全身マッサージを受けて、心身ともに物凄くリフレッシュしました。とてもいいお誕生日を過ごせた、と主人も大満足だったのでよかった。

コリントスの公営マリーナには金曜日に来たので、今日4日月曜日で4日目の朝を迎えました。運河はやはり通過しないことにしたので、この後はまたUターンしていくことになります。今のところの予定では明日9月5日火曜日に出る予定。

今年はビザ延長手続きが予想外に遅れていることで、一年余分にギリシャに滞在することになりました。そのため越冬も昨年に引き続きプレヴェザのクレオパトラマリーナでするのですが、10月31日にハードスタンドに上げる予約をすでにしています。なのでそれまでの時間つぶしにコリントス湾の方まできました。そのスケジュールだとあと2ヶ月弱あるわけですが、ここに来てハードスタンドに上げる日を早めるかも、という案が。いつもは年が明けてオーストラリアや日本への里帰り後に修理やメンテナンスをするのですが、今回は里帰りに出発する前にほとんどのメンテナンスを終えておいて、来年戻ってきた時にはすぐに出発できるようにしようかな、という考えに変わってきたからからです。

レジデントカードが発行されないとシェンジェン条約国に入国できない状態で、その手続きの第2ステップを待っているのが半年以上続いています。シェンジェン以外の国からならギリシャには出入り自由だし、ギリシャ内だったら今の状態でもずっと滞在できるのですが、さすがに4年もギリシャ海域にいるのはね・・・・。だって最終目的はオーストラリアに戻ることですから。本来だったら今年大西洋を横断しようと思っていたのに。

だから、来年ギリシャに戻ってくるまでにレジデントカード発行の最終手続きが終われなかったら、レジデントカードをあきらめて、普通にシェンジェンビザなし入国の方法も考慮に入れ始めました。その場合はギリシャを含んでシェンジェン国には90日しか滞在できないので、途中3カ月間シェンジェン以外の国にいないといけないのですが、その対象場所としてアフリカも悪くないかもって最近ちょっと興味が湧いてきているのですよ。なので、どちらに転んでもいいように、早めにハードスタンドに上げて里帰り前にメンテナンスを終えておく方がいいのかも、と思い始めております。

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