皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
私がオーストラリアに移住した1999年当時は、シドニー市内に近い、比較的日本人が沢山住んでいる地域付近には「東京マート」という大型の日本食材スーパーがあり、そこに買い出しに行っていました。近所の普通のスーパーにはキッコーマンの醤油ぐらいがある程度。それから月日は流れ・・・今では主人の実家のセントラルコーストの普通のスーパーでもカレーや大型キューピーマヨネーズ、インスタント味噌汁、ラーメンなどが常に並ぶようになりました。セントラルコーストはシドニー中心地から車で2時間半なので、かなり田舎にあたります。シドニー付近には日本人は元よりアジア系住民も沢山いるので、日本食以外にもいろなエスニック食品が充実しています。
でも驚いたのは、セントラルコーストの普通のチェーン店スーパーでも大型のキューピーマヨネーズを置き出したこと。昨年までは小型サイズはありましたけどね。このエリアはまだまだ白人オーストラリア人がメインの住民で、アジア系の住民は少数派。しかも日本人はおそらく私だけでしょう。なので大都会シドニーの水準からすると30年ぐらい前、いえもっと昔のシドニーっていう感じの人種構成です。なので、スーパーに置いてある日本食は日本人住民のためではなく、地元の普通のオーストラリアからの需要に応えているわけです。
日清ラーメンは昨年里帰りの時にもありましたが、みかけは日本で普通に販売されている感じですが、中身はあまり美味しくなかった。これよりも以前からあった「出前一丁」の方が美味しいんですが、ここ数年は全く見かけなくなってしまって残念。日本でも販売終了しているのかしら?
ポッキーは昨年はなかったよ!
ギリシャに居る時から思ってましたが、スーパーマーケットはその地域の人たちの食文化を如実に表現していると思うんです。食文化=生活習慣・ローカルの人の意識だと思うんで、異文化の食品があればあるほど、その地域の人たちが国際化している、というか意識が異文化受け入れ態勢になっている証拠、というのが持論です。そういう意味で、主人の実家があるセントラルコーストの小さな街トゥークリーも、毎年のように住民の意識が国際化、さらに日本食に対しても馴染みが深まっているんだなぁと嬉しくなりました。私にとってはわざわざシドニーまで行っていろいろ買い物してくる必要がなくなったし。
食品関係にとどまらず、ここ10年ぐらいでオーストラリアの衣食住の水準がすごく上がってきていて、以前は日本に里帰りするたびに大量に日本で買ったものを持ち帰っていたのですが、私を含めて友人の日本人たちも「もうそういう必要ないんだよね。」って言ってます。
だって、今では、シドニー中心地にしかなかった「MUJI」さえも私達のマンションがあるホーンズビー(貸し出しているので里帰り中でもそこには住めないのです。)のショッピングセンターにやってきました。ユニクロはもう5年ぐらい前からありましたよ。
最近のオーストラリアの日本食で人気なのは「ポークカツ」それも日清製粉の「PANKO(パン粉)」を使用したものが「トンカツ」なのです。ポークカツ自体は以前から薄いバージョンのポークシュニッツェルという料理がありましたが、厚くて食べ応えがある「トンカツ」は最近市内のトレンディーレストランに進出しています。
しばらく離れていると、微妙な変化もよく気が付くので、里帰りするたびにそれを発見するのがすごく面白いのです。
義実家の庭で、Plover(チドリの一種)を発見。これだけはもうずっと変わらないなぁ。この時期になると義実家の庭とお隣さんの庭の境あたりで産卵するんですよ。
私たちがちかづくまではフェンスの向こうに見える赤ちゃんPloverも親鳥の近くにいました。でも気配にきがついてすぐにフェンス向こうに逃げ込み。その前では親鳥がピーピー激しくないて威嚇してきます。「これ以上近づくな」と言ってるみたい。近くによると長いくちばしで攻撃してきます!変らない風物詩に、どんどん発展していく食文化、どれもこれも里帰りの楽しみだ!
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