2025年11月27日木曜日

快速セーリングで2日ちょっとで着きました!Colombia Santa Marta

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!



23日日曜日の朝Bonaireを出発し、25日の午後無事コロンビアのSanta Martaに到着しました。ほとんど20ノット弱の追い風で快速セール走行だったので、予定よりも半日ぐらい早く到着しました。大きな波がコックピット内までじゃば~んと入りこみ開いていたいポートフォールから船内まで海水がはいってしまうアクシデントがありましたが、オートパイロットも順調で快速セーリングを満喫しましたよ。コロンビアでは出入国にエージェントが必須なので、マリーナ予約しておきました。マリーナに滞在すると日数によってはエージェント料無料またはたった100ドル。そうでなければ350ドルかかります。これから10日間、レンタカーを借りてコロンビア観光を楽しもうと思います。あ、でもちょっぴりまだ修理もある。

11月23日(日):朝ポンツーンのゲートのカギを返却してからディンギーをダビッドに吊り下げ9時ちょっと過ぎBonaireのモーリンを離れました。

すぐにメインセールとジェノアを両方あげてセール走行開始。


まだBonaireの島影なのでスピードはあまり出ていませんが、セール走行で着ていることが嬉しかったです。今シーズン初だもんねぇ。

島陰で波の影響がなかったのと朝ご飯をちゃんと食べていなかったのでお腹が空いており、早速チリ・コン・カーンを作りました。大量に作ったので明日の昼ぐらいまで食べられそう。料理を作り始めたら、横揺れが始まっていたので、キッチンのシートベルトを着用しました。

朝11時半、朝半兼はやめのランチ。出発時から4時間交代のいつものシフトを開始。この時間は私は午後2時まで休憩タイムです。

午後2時、私のウォッチシフト開始。夕方6時まで担当します。すでにお隣のCuracaoまで来ていました。スピードはずっと最低でも7ノットの快速です。

でも横から押し寄せる波で、時折左右に激しく揺れてジェノアがバタバタしちゃう・・・という大西洋横断時と同じ状況となっております。波の上にのっかるとスピードが一気にあがるので8ノットを超えることもありました。


午後2時15分の時点。

波に押されたりすると軽く8ノット越え。


午後5時半、順調に高スピードで進んでいます。Way Pointは設定せずにウィンドベーン機能を使って常に145度で風を受けるように設定しました。オートパイロットは快調な動きです。

この後夕方6時から夜10時まで私の仮眠タイム。でもかなり横揺れが激しくしかもジェノアがバタバタする時にプーリーの金具がデッキにあたる音がうるさくてあまり眠れませんでした。夜10時から午前2時の私のウォッチ時も特に何にもなく、オートパイロットの恩恵を強く感じて、20分タイマーをかけて時々外を見に行くだけのお気軽ウォッチでした。


11月24日(月):午前2時~6時まで主人と交代して私は仮眠に入りました。この時間帯は揺れも収まり、私はバウバースで普通に眠れました。静かだなあと思っていたら、主人がいつの間にかジェノアを巻き入れておりメインセールだけで走っていたのです。それでも平均7ノットほどのスピードを保っていたようです。

午前6時ちょっとすぎ、私のウォッチ再び開始。スターリンクを稼働させたので、航海軌跡を更新しました。なんともうAruba(ABCアイランド最後のオランダ領の島)を通過していて、コロンビア海域に入ろうとしています。
まだうす暗いです。
午前6時18分の日の出。
スピードがかなり速くなっていて、最高では9ノット越え。

最低でこれぐらい。予定よりも早く進んでいる気がします。予定では25日の夜に着くと思っていたので、マリーナは26日水曜日から予約していました。マリーナ横にアンカリングできるので何時に到着しても心配はありません。ですが、この調子でいけば25日の日があるうちに着くかな。
夜明けにジェノアをまた出したようです。ジェネレーターは前日の夕方設置していて、夜の間稼働させていました。
午前7時ちょっと前の位置。この後コロンビア陸地に沿って南下するので、いずれタックすることになります。

体感16ノットですけど、船スピードが最低7ノットぐらいなので実際は軽く20ノットを超えている状態。ダウンウィンドでなかったらかなり不快な状況。
ウネリは昨日の午後よりは穏やか。
おお~9ノット超えた。でも実際は9.8ノットぐらいまで行っていました。

午前7時半ごろ、タックしました。


午前9時ちょっと前、コロンビア海域に入っています。ベネズエラから離れてほっとした。目的地のSatana Martaは地図内Baramquillaのすぐ手前です。

午後1時ごろ、主人が「リーフィングするぞ。」と言い出しました。空模様を見ていて、大きな雨雲が陸側にあったのでそれが気になったようです。暗くなってからレインストームにやられると嫌なので今のうちに準備。何しろ、後ろからの風と横ウネリのため、ブームにプリベンターを付けているのでリーフィングするのもちょッと手間がかかります。

でも手際よくセカンドリーフに入れました。リーフィングの際風に向かった時に波が押よせてきて、ダウンウィンドだったのをいいことに開けていた、リビングエリアのソファ上のポートホールから波しぶきがザブンとはいってしまい、ソファ上はおろか床まで水浸しとなってしまいました。慌てて締めて、ソファと床を拭き掃除するはめになりました。

雨に突然降られると嫌なので、防水カバーをジェネレーターに被せている主人。

あの広い範囲の雨雲が凄く気になっているのです。

セカンドリーフィングしたメインセールですが、スピードは相変わらず遅くても6ノット後半でした。

が、時間が経つにつれて、というかリーフィングした途端なんか風が穏やかになってきたような・・・どんどんスピードが落ちていき5ノット行かないぐらいになってしまった。午後3時緒と前。
ありゃ、体感風速10ノットいってないじゃん。
さすがに平均5ノット半ばっていうのは遅すぎるなぁ。そして雨雲の影響もなさそうでした。

で、せっかくリーフィングしたけどまた元に戻しました。ジェノアはバタバタ防止のため(なるべくですけど)ちょこっとしか出していません。

午後3時半再度スターリンクを稼働して最新トラッキングを確認。なぜかいつも時間がくるっているのだ。

実際の場所。風はまた結構強かったですが、またリーフィングしないとと思う感じではなく、快速を楽しんでいました。


午後4時。この後は特になにもなく相変わらず続く横揺れを我慢しつつも、問題なく過ぎていきました。そして私が午後6時の仮眠に入る前にBonaireの旗からコロンビアの旗に交換しました。


11月25日(火):朝6時過ぎ。実は6時と言ってもBonaire時間では7時なんです。私の午後6時~10時までの仮眠の時、起こされた時はなんと夜の11時。なぜか主人は1時間長く私を寝かせておいてくれたんですね。というのは、コンビアは1時間遅れていて、ネットにつなげた時主人の携帯が自動的にコロンビア時間に変わっていたのに気が付かなかったのです。それで私も自分の携帯の時計を変えました。チャートプロッターの時間はまだ変更していません。

波とかウネリが大きくなっていたので、スピードがかなり出ていたのは寝ていてもわかりました。

朝8時ちょっと前、私のウォッチ時にこの貨物船が私たちの航路と真正面にいたのですが、私たちはセーリングしていたので真っすぐ進んでいたわけではなく、微妙にすれ違うかなっていう感じでした。でも結果的には相手の方が航路を少し変更してくれたようです。実際はこんな感じですれ違いました。
風はほぼ20ノットを保つ感じなったので、波もどんどん育っていました。
その上をサーフィンするかのように滑っていくSATOMI号。
ジェノアはバタバタするので、相変わらず全部は出していません。

それでも波に乗っかると9ノットは余裕で、最高速度は10.2ノットでした。


この時点で、残り40マイルほどだったので、確実に予定よりも早い到着となります。なのでマリーナに早く着いたら今日から入れるかどうか連絡しました。結果大丈夫だったので、お昼過ぎには到着すると思われるので、1日早くマリーナ入りをすることに。


12時半ごろ、バシャ―ンという音共にコックピット内に波が入りこんできました。運悪いことに、1日目の夜ここで寝ていたので、バース横のコックピット内の床側のポートホールを開けっぱなしにしていたのを忘れていて、そこからバース内に海水が流れ込んじゃったんですよ。マットレス水浸し。上の段のマットレスも下の段に重ねてたんですが、両方とも濡れちゃいました。あ~あ、前日のソファをいい、海水事件これで2回目だよ。

コックピット内もみずびたしです。後方から時折大き目の波がやってきて、後ろにぶつかってくだけ中に入ってくるんですよ。
あちらはコロンビアの端っこですが、なんかすごく天気悪そう。風もすごい強いです。


もう何回もデカい波が入ってきそうな感じだった。すでに風の強さは突風時は30ノット近くになっています。

ですが、Santa Martaに近づくにつれて陸がカーブしているので波やウネリは途端に収まってきました。風は陸側から相変わらず強いですが、海は穏やかになった。

午後1時ちょっと過ぎ、Santa Martaの街が見えてきました。

Santa Martaには貨物船港があるので、沖合では何隻も貨物船が待機しています。湾内に入ってからセールを下ろす直前まで、ずっとセール走行でやってこれました。

午後2時ちょっと前マリーナに到着したことを連絡。すると15分ほど待っていて、と言われました。風向き的にマリーナの方向に吹かれていっちゃうので、湾内の真ん中あたりで待っていたら、貨物船が出入港する航路内だったらしく、タグボートの人に注意されちゃいました。

20分ちょっと待ってから、再度連絡したら「はいってきていいよ。」となりました。バースの番号は知らされていたのですが、その場所自体がわからないので入ってからも入り口でうろうろ。やっとラインを受け取ってくれるスタッフの方がやってくるのが見えて、入る場所を支持してくれました。ラインをつなぐのはサイドなんですが、入って行くのはスターンからでお願いします、と言われていました。でもこれが風が強い時はかなり困難。バックで斜めに入っていてからシャープに左に曲がらないと行けなくて、しかも前のバースとの距離がSATOMI号にとっては縦になっちゃうとギリギリなんですよ。何回かやり直しをして角度を整えて、やっと入れたのが午後3時ちょっと前でした。入る時左隣りさんにかなり近くなってしまいましたが、幸い接触はなし。ポート側にもフェンダーを付けておいて良かった。
ポンツーンは短いので、船体の半分ちょっとしか長さがありません。
そこから、係留を手伝ってくれたスタッフさんが船の書類やパスポートを持ってオフィスに向かいます。このマリーナではおかかえエージェントがいるので出入国をマリーナで手続きできるのです。ただしその間私たちは船内待機。外に出ることができません。スタッフさんは英語余りわからなくて、私たちもスペイン語も自己紹介程度なので、グーグル翻訳を使って込ユニケ―ション。それでも私が日本人で私の名前が船の名前になっていることがわかると、みんな「おお~」と面白がっていました。しかもお隣の船の名前が「SATORI」なんですよね。1文字違いだからそれも面白がっていました。


1時間ちょっとして、オフィスに行くよう呼ばれました。入国手続期は終わりましたが、そこからさらに数枚のフォーム記入。そして設備使用のために顔認証と指紋を登録しました。なんとこのマリーナ出入りもトイレとかの出入りも鍵はないんですが、顔認証や指紋認証でゲートが開くんですよ。なんか近代的!

全て終了して自由の身になったころには午後5時を過ぎていました。急いでシャワーを浴びて
お出かけ。まわりにレストランが何軒もあるみたい。思ったよりも都会な雰囲気で小奇麗だったので、気分が上がりました。
行きたかったお店は予め調べておきました。アジアンフュージョンのお店で、ラーメンがあるんですよね。写真で見た感じは美味しそうだったし評判も悪くありませんでした。

半個室みたいなブースもありインテリアも和風を感じさせます。


主人はチキンカシューナッツ炒め。下にご飯がありました。
私はというと・・・ラーメンがこの日なかったのです!がっかりしましたが、焼き肉炒めみたいなものをオーダーしたらこれが大正解。ビーフがステーキをカットしたものでしかもミディアムレアでお願いした通りの焼き加減。コロンビアはビーフが安いと聞いていたのですが、確かにお値段もオーストラリアドルにしてこれが25ドル程度ですごくお値打ちでしたし、お肉の質もすごく良かった!物価はオーストラリアドルに変換するとかなり安いです。10000ペソでオーストラリアドルの4ドル。なのでメニューに何万ペソってかいてありますが、実際は10ドル程度だったりします。

航海中はウネリが大きく、決して快適な航海ではありませんでしたが、オートパイロットがちゃんと稼働していたので、自分で舵を取る必要がなくウォッチが楽ちんでいした。揺れる船内で寝る時もごろんごろんと体が動いたり、食事時も常にカップをもっていないといけなかったり、という不便さはありましたが、全然問題なし。自分で舵を取らなくていいって、本当に楽だなぁ。なので揺れ手も全く文句はありませんでした。

ということで、ここSanta Martaには10日間の滞在予定です。ここに船を置いたままにしてレンタカーでコロンビア観光をする予定です。コロンビアは広いので全てを回りつくすことはできないと思いますが5日間ぐらいで回れる場所に行こうと思います。それにしても思ったよりも物価が安い(オーストラリアドル変換すると)ので外食が気軽にできてうれしいなぁ。それに街並みも予想よりうんと都会だし。あ、それと滞在中にまだ数点修理事項があるんですよね。Bonaireでも試みたんですが、解決しなかったんです。観光に行っている間に解決するといいなぁ。

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