日本の緊急事態宣言に思う事＆ギリシャ人は甘党が多いんですねぇ

皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！

東京都はじめとして3県に「緊急事態宣言」が発生されて、心がざわついている方もいらっしゃるでしょうね。どんな内容の宣言かなって思ってググってみたら、店舗の営業時間に制限がされたり、イベントの収容人ずつが最大5000人までとかで、学校や保育所も普通通りみたいですね。（部活とかの制限はあるみたいですが。）なるほど・・・・。

もしこれが「緊急事態宣言」だったら、今私がギリシャで経験している「トータルロックダウン」状態は、「戒厳令」とかになるんでしょうか？

ギリシャはＥＵ内でも感染率や死亡率が非常に少ない状態です。第1波の時からそうでした。でもＥＵのどの国よりも早々と昨年11月から一気に現在の「トータルロックダウン」がスタートしたんです。段階を経てではなく、いきなり一日でごろっと変わったのです。ギリシャに向けて航海中だった私たちは、ロックダウンがスタートする前にギリシャ入りすべく必死で先を急いぎました。

トータルロックダウンがスタートしてから早3カ月目。確かに不便だし、ギリシャ正教を深く信仰するギリシャ人にとってクリスマスは非常に大きな行事です。ロックダウン中は大幅自粛となり教会も閉鎖のまま。テレビ中継で楽しむだけでした。でも、私たちの周りのギリシャ人の方は誰も文句や不満を持っている様子はありません。反対運動が行われるでもなく、みんな「そういうもんだから仕方ないね。感染が広がるよりましだ。」って受け入れているんですね。警察の検問があちこちにあって、ルール違反をしていると高額な罰金になるのですが、不便はありますが、ルールさえ守っていれば全く気になりません。

トータルロックダウンの中でもお店はそれぞれ工夫して営業されています。ドアは開いていても入り口にテーブルとかが置いてありこんな風に店先で欲しいものを言って、お店の人に何種類かそれを持ってきてもらうっていう感じ。店内でのウィンドーショッピングはできませんが、お買い物が全くできないわけじゃないんですね。ルール内で皆さんベストを尽くしているんです。だからお店の前にはどこでも行列ができちゃいます。

スーパーマーケットは別で、お店のサイズによって入店制限がありますが、マスクをしてレジで並ぶときに距離を開けていれば普通にお買い物ができます。

これと同じことが日本でできるとはとても思いません。だから海外基準でいったら信じられないぐらいゆる～い「非常事態宣言」なんだと思います。

だけど言葉の響きがねぇ～。不安を感じさせてますよねぇ。何が言いたいかというと「非常事態」と言っても、実際はワクチンが一般的になるまでの処置としては、当然必要なことで、全く「非常」ではなくこれが「日常」「普通」ってことなんです。もっともっと深刻な「非常事態」がイギリスを始めてとしてヨーロッパ各国では起こっています。（アメリカの事はもう言うまでもない。）だから不安になる必要は全くありません。これが今の「日常」なんですから。ギリシャで日本レベルの「非常事態宣言」になったら、みんな大喜びです！

お家時間が増えるなら、買いためたクラフト材料を出してきて、毎日5分でもいいので大好きなペーパークラフトに没頭して心を豊かにしていただきたいなぁって思います。

さて・・・ロックダウン中に当てもなく外出するためには「健康のための運動」という理由しかありません。主人と私はそれをご近所探検の理由として使っております。

元旦はお店が閉まっていたのと、昨年末からずっと雨模様の悪天候が続き、たま～に曇り空で雨が上がる程度で室内に閉じこもっていました。3日になってやっと新年の「ご近所探検」ができました。

うちから2軒先のアパートの入り口にはいつも数匹の猫や犬がたむろっています。

大通りを一本道に進むと町の中心にいくのですが、その距離は1キロぐらいでしょうか。その間なんと5軒ぐらいの「ペイストリー＆ベーカリー（パンケーキ屋さん）」があるんです。元旦にちょっと外出した時も数件のベーカリーが開いていました。

小さな町なのに、こんなに沢山ペイストリーやベーカリーがあるのにちゃんとビジネスが成り立っているって・・・・ギリシャ人よほど甘党なんですねぇ。アテネ郊外のアリモスにいた時もベーカリーが多いなぁと思っていましたが、プリビーザの小さな町の方が格段に多いんですよ。あっちにもこっちにも、それこそ数百メートルごとにベーカリー。

だいたいカフェエリアとかスタンドがあるのでコーヒーも飲めるのですが、濃くて苦いギリシャコーヒーには、やっぱり甘～いバクロバ（ギリシャと言えば！っていう代表的なお菓子）が合うんでしょうね。

このお店は、外装もとってもおしゃれで種類も豊富、美味しそうなケーキやチョコレートが沢山並んでいます。

どちらかとうと、甘いものは苦手な私ですが（煎餅の方が好き！）ミニエクレアとカスタードクリーム一杯のパイ風お菓子を買ってしまいました！甘党の主人はこの3倍ぐらいの数のケーキ、チョコレートを買い込んでました。

タウンの大通りを、いつも歩いている方向と反対側の道を歩ていくと、なにやら小学校らしき建物。

驚いたことに、これ町の大通り沿いにあるんです。エクレアを買ったお店の斜め向かいにあある！普通だったらちょっと奥まった通りとか町のはずれみたいな所に学校ってあると思うんですが。大都会は別として、プリビーザはそれほど大きくない町なので、住宅街エリアは沢山あり、何もこんな目抜き通り沿いに小学校を作らなくてもって、驚き。フェンスで囲まれてはいますが、車がバンバン通る道沿いにあるっていうのが、主人にとっても私にとってもとっても珍しい気がしました。ちなみに借りているアパートの近くにも幼稚園と小学校があります。かなり狭い学区みたいだから、学校の規模も小さいなって思いました。町の中心地に住む子供たちの学校なんでしょうねぇ。

で、大通りを一歩奥に入ってみました。

裏通りも碁盤の目のように小さな通りがあちこちにつながっており、そこに所せましとアパートやら一軒家らが詰まっていたので、思っていたよりも沢山の人がこのエリアにお住まいだったのですなぁ。だから町のど真ん中にも小学校があるんだぁ～、と納得。

家のペンキがピンク、黄色、ブルーっていうのがいかにもギリシャだなぁって思います。

この車かなり古いもの。

でもちゃんとナンバープレートがついているし、普通に使われているみたいでした。興味深々の主人。

そして、いきなりちょっと道が広がったと思ったら・・・・お決まりの教会！

それもかなり立派！裏通りとは思えないぐらいこの部分だけ広場的になっています。もうギリシャあるあるの代表。町の中心に教会があるんです。それも交差の真ん中にあることも多々。教会を中心としてぐるりと道が続いてるんですね。イタリアでもそうでしたが。教会は生活の中心だからそこを中心に町が自然に広がっていったんでしょう。

そしてほぼどこにでもあるのがオレンジとレモンの木。にもかかわらずスーパーでもオレンジやレモンを売っているのが不思議で仕方ありません。買う人がいるから売ってるんでしょうけどね。

プリビーザに来てから2ヶ月経ちましたが、まだまだ知らない場所があって驚き。「ご近所探検」はこれからも続くのです。本日もご訪問ありがとうございました！ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか？

 
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