2021年1月19日火曜日

SATOMI号修理の進み具合&この子はマリーナ猫だね

letsmakeacard手作りカードの世界

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!


ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて

いったん雨が降り始めると日本の梅雨みたいに1週間降りっぱなしになるギリシャの冬。だからなかなか、SATOMI号の修理が進みません。今の所2月16日までマリーナを予約しているので、なんとかそれまでに終了させたいのですが、この調子だと3月まで入り込むかも。

すでに2週間前の週末になるのですが、久しぶりに晴れ間の日曜になったので、主人の手伝いに私もSATOMI号を訪問しました!

SATOMI号の室内は、オスティアにいた時よりもさらに物凄い工事現場状態になっていました。燃料タンク、水タンク、下水タンクなどが全て床下にあり、各タンクの中を空っぽにして中をきれいにしたり、新しく接続パイプを設置したり・・・とかなり大々的な修理を行ってきたので、当然と言えば当然。ソファはクッション部分をひっぱがしております。ハロウィーンの時に作ったバナーがそのままになっているので、かろうじてこれがリビングルーエリアだってわかるけど。
ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて

ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて
キッチンも物置となっております。
ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて

船頭にあるメインベッドルームも、ソファーのクッション置き場になっており、足の踏み場がないって本当にこういう事を言うんですねぇ。
ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて

リビングエリアにあるとトイレは新しいものと取り換えし、さらに下水タンクに接続し直して、使用できるようにします。主人はもともと電気技師なので電気の配線とかはお手のものなのですが、SATOMI号修理のために水道工事もできるようになりました!
ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて

デッキ部分も雨漏りがするので、塗装し直したりウッドデッキを新しくシールしないといけないのですが、何日か晴れ間が続かないとできない作業なので、そちらは応急処置のままストップ中。
ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて

私が手伝えるような作業は非常に限られているので、いつも主人が一人で作業をしているのですが、この日はお天気も良かったので、私が手伝えるペン塗の作業をすることにしました。この部分はラダーと言って船の方向舵の部分です。オスティアにいる時、周りに沢山の船が係留されていて、その中で、水中に放電している船がいたようで、そうすると水中に電気が流れており金属を腐食する原因になるんですね。だから長い間マリーナに放置しておくとこういうリスクがあるそうで、何カ月も使わない場合は陸上で保管する方が痛みを防げるのです。SATOMI号も、オスティアのマリーナに5カ月近くいたので、ラダーの前の部分が少し腐食していました。その部分をやすりで削り、新しいコーティングをしましたよ。
ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて

剥げ剥げになっていた塗装を針金ブラシで削り落としていくとコッパ―(銅)色が出てきました。そう、銅はさびにくい金属なので、船のスクリューなどの材料として使用されることが多いんです。SATOMI号のラダーは銅製のよう!頑丈なはずだ~。その上からからさに船体保護用の塗料を塗っていくんですね。このブルーになっているのがその塗料なんです。錆びにくい銅製の上にさらに保護塗料を塗るので、長い間水につかっていても、汚れがつきにくくなります。(海藻とかフジツボとか一杯付着しちゃうんです。)
ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて

剥げ剥げになっていた塗料をきれいに落としました。
ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて

まずは一番最初のシーリング塗料を塗ります。
ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて

はい、きれいに濡れましたよ。直ぐに固まって乾いたのですが、この上から凸凹部分(腐食した部分)にパテを塗り平らにします。その上からまた何層も塗料を塗るんですよねぇ。ブルーの船体保護塗料も、前のオーナーさんが売却前に新しく塗り直した、とのことだったんですがあまり丁寧な仕事ではなく、今後の事を考えて、塗り直することにしています。陸上げして本格修理をスタートしたら、あちこち、いい加減なやり方でその場しのぎになっていた部分を発見しました。正直ちょっとがっかりしたんですよねぇ。ちゃんと手入れをしていなかったってことがあちこちに現れていましたから。だからこそ、私たちはしっかり手入れしてSATOMI号を本来の素晴らしい状態に戻してあげようと思いました。
ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて

この部分に「SATOMI」の名前シールが貼られます。すでにオーダー済みのなのですが、天気が何日も安定した時に、職人さんが貼ってくれます。自分たちでやって曲がっちゃったりしたら嫌なので、ここは専門家にお願いすることしました。なんといっても手作りクリスマスカードの威力なのか、最終的にかなり割引きになりましたから!
ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて

船尾の部分に前の船の名前シールがはってありましたが、それはきれいにはがしました。ここにも「SATOMI号」のシールを貼ります。あ~待ち遠しいなぁ。
ヨットSATOMI号ギリシャクレオパトラマリーナにて

作業を終えて帰ろうとしたら、にゃんこがやってきました。「この子はさみしがり屋みたいでいつも寄ってくるんだよ。」って主人はすっかりおなじみのよう。
ギリシャの街猫マリーナにもいた

カメラを向けても逃げるわけでもなく、むしろ「にゃお~」って近寄ってくるんです。残念ながら食べ物は持っていなかったんですが、きっとマリーナで自分の船を修理している人達から餌をもらって、このマリーナに住んでいる街猫ちゃんなんでしょう。飼い猫ほど毛並みは良くないようですが、栄養はいきわたっているよう。
ギリシャの街猫マリーナにもいた

ギリシャの街猫マリーナにもいた

ギリシャの街猫マリーナにもいた

車に乗り込んでも、近寄ってくるんですよねぇ。ひいちゃわないかってハラハラしました。
ギリシャの街猫マリーナにもいた

街猫といえば、プリビーザのアパートに移り住んでから最初の2週間ぐらい、毎日訪問してきた猫がいたんです。猫好きの私には、触りたくて仕方がないのをぐっと我慢して、いつも無視していたら、ある日をさかいに来なくなってしまったんですね。ちょっと寂しい気がしていたんですが・・・・なんと、久しぶりにまたやってきました!
ギリシャの街猫

こうやって「入れて~」って言わんばかりに見つめてくるんですぉ~。この訴えるような目!猫好きな方はご存知ですよね。猫って「目」で感情を伝えてくるんですよぇ。
ギリシャの街猫

ぐっと我慢して無視していたら、静かに去っていきました。その後家の前の道で何回か見たのですが、家にはやってきません。「ここんちは餌をくれないけっちい人だねぇ。」って思ったのかなぁ。

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12月中のスタンピン・アップオーダーに関してウェラード里美から連絡が来ていない、と思われている方<こちらの記事>でご説明しておりますので必ずご確認くださいませ。
             

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