皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
予定は未定っていいますが、私たちの場合まさしくその通り。20日に海上に戻し、その後2日ぐらいマリーナやプレべザ湾内で碇泊しているうちに、航行許可(トランジットログ)が下りるっていう計画だったんですが・・・。
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5月17日(月)クレオパトラマリーナがあるアクティオからプレべザに行くには海底トンネルをくぐるので毎回往復で6ユーロかかるんですよね。トンネルをくぐらないで一番近い町は車で15分ぐらいのヴォニッツアという町です。プレべザよりも小さな町でアテネに行く途中に通過していたので、ディナーを兼ねて遊びに行くことにしました。
きっと海外からの観光客はここには来ないんだろうなっていう、素朴な町で、主人が喉が渇いた!冷たいビールをまず飲みたい!っていたったので目抜き通りで最初に見つけたバーに行きました。おばさんが一人いて、英語は全く話せなかったことから「観光客はここには来ない」って思ったんです。これ一本2,5ユーロで、キーンと冷えたグラスを2つ出してくれて、さらにおつまみにポテトチップスまで出してくれましたよ。安い!!やっぱ観光地じゃないからかな。「エフハリスト」(ありがとうございます。)と言ったらおばさんは感激さたのか「エフハリスト」をさらに何回も返してくれて満面の笑みを浮かべていました。
海辺にレストランは集中しているので、適当に歩いていったら、ありました!結構何件も。小さなマリーナもあって、ビジターらしきヨットも2隻いました。
碇泊しているヨットもあり、私たちも出発したら、まずはここでゆっくりしようと思いました。プレべザからは数時間でセーリングしてこれる距離です。
主人がカトルフィッシュというイカ系のシーフードを頼み、私は前菜のミートボールにナスのチーズグリルにして、二人で丁度良かったです。どれもとっても美味しかった!ワインも含めてこれで28ユーロ!これで「絶対ヴォニッツアに来ようねぇ」と決意が固まった!「来週の今頃はここにSATOMI号で来てるかもね。」なんて、話して家路につきました。
18日の朝プレべザの町に行く用事があったので、朝一番で出かけ朝食も港沿いのカフェで撮ることをにしました!
港の公営の岸にはロックダウン中とは比べ物にならないほど沢山のヨットが係留されていました。一日7ユーロと格安なので、人気なのです。ギリシャの船より、他のヨーロッパ諸国からの国旗を掲げたヨットの方が多いです。マリーナの岸につけているのはチャーター用と思われるの豪華クルーザー。イギリスの国旗でした。
ツアー用のフェリーもいた!ここからだとどこにツアーに行くのかな?
チャーターヨットやビジターヨットが多いプレべザ、港までヨット用の燃料を運んできたり、簡易シャワーサービス、洗濯サービスなどを宣伝した看板が出てました。
パンケーキとかクレープにワッフルという主人の好物が全部メニューにあったレストランに決定!紅茶もこんなおしゃれなカップに入ってきましたよ。
私はソーセージ、オリーブ、ピーマンなどが入ったオムレツをオーダー。
お腹が一杯になって、航行許可(トランジットログ)手続きを代行してもらっているランブリーニさんのオフィスに行き、その後の状況をききにきました。
驚いたことに、税関担当者が今週いっぱい休みを取っていて、来週の月曜日まで戻ってこないそうです。私たち以外にも、これからセーリングをスタートさせる人たちが沢山トランジットログの取得を待っているはずで、繁忙期にもかかわらずお休みとは!一応具合が悪いらいしいとうことですが。しかも代わりの担当者はおらず、なので業務は停止のまま。
さらに悪いことに、取り合えず180日間の航行許可(トランジットログ)を出してもらい、その間にイタリア税関からVAT支払い証明がもらえてたら制限なしに変更してもらえるって話、実は不確かな情報だったんです。手続き代行のランブリーニさんもかなり英語は上手ですが、細かい部分で不確かな部分があるんですね。主人が確認してみたら、「多分そうできると思うけど、確認していない。」って言うじゃありませんか!そんな自分の推測の話を、私たちに話していたんですよぉ。は~(溜息)いっぺんにがっかり。
ギリシャ税関は「VAT支払い証明書または、イタリア税関発行の支払い証明しか受け付けない」とがんとしているそうで、弁護士や個人の宣誓書はお金を払えば誰でも偽造できるから承認しないっていうんです。イタリア国内ではちゃんと法的な価値を持つ宣誓書なのに。
イタリアではVAT支払いが済んでいなければ、法律的にヨット所有権を転売できないという法律があるので、所有権が移った=VAT支払い済みの証明になるのですが、そのイタリアの法律はギリシャでは認めないわけです。オーストラリアは問題なくこの理屈を受け入れて(イタリアの法務省が認めた宣誓書を認めたわけです。)船籍登録をオーストラリアにしてくれたのに。同じEU国のギリシャがダメなんですよねぇ。
再度イタリアのブローカーに「弁護士とかの宣誓書でもだめだから、必ずイタリア税関からの証明書または支払いレシートをゲットしてくれない限り、私たちはどこにも出航できないのです。」と電話をしました。
ということで、本日20日に海上に戻っても、プレべザの港内にいるしかなく、出航できるめどが立たず港内をプカプカしているわけにもいかず、ハードスタンド上での滞在を26日まで延長することにしました。自分達の都合で出発が遅れるのは仕方がないのですが、他の人任せの状況では、待つことしかできず・・・。
まるで連続ドラマのように一難去ってまた一難、毎回「つづく・・・」で毎日が終了しています。これネットフリックスとかのドラマだったら結構人気だったりして?!
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