2021年5月27日木曜日

動画:ついにSATOMI号が海に戻りました! Part1

letsmakeacard手作りカードの世界

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!


ついにこの日を迎えることができました!5月25日(火)SATOMI号は無事海上に戻りました。

Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

数日前の状態からして、とても間に合わないと思っていたのですが連日の頑張りでなんとか25日(火)にハードスタンド上から出て、海の上に戻れたのです。日程がここまで遅れ閉まったのは、内装工事のスケジュールが大幅に遅れた事や、航行許可の手続きが物凄く困難だったことなど、毎日のように予期せぬ出来事だらけで一喜一憂を繰り返していました。そのストレスたるや・・・もう何が何でも海上に戻らないと、これ以上一日たりとも余分にハードスタンドに乗っかったまま暮らしたくないっていう気持ちでいっぱいでした。何しろ、トイレに行くたびに梯子の上り下り。

新調したカーテンを全部付けました。これだけでもぐんと雰囲気が変わり「家」っぽくなりましたよ。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

工具置き場になっていたのでキャプテンズチェアーも外したまま、奥のバース(部屋)に放置していたのを元の位置に戻しました。相変わらず机の上はまだ散らかっているのですが、これから少しづつ細かい部分は主人が整理整頓していきます。
Life on Sailing Boat SATOMI in Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活レポ

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はい、一番遅れていた床、なんとぎりぎり23日の朝設置されたのです!翌日24日に、細かい部分を削ったり高さを調整したり・・・と出発前日まで大工さんが奮闘しました。リビングエリアのソファーの上に出ていた、奥のバースに収納すべき荷物もやっと移動!でっかいソファーが全部使えるようになりましたよ。23日丸々一日かけて沢山ある工具や予備の部品の収納をがんばりました。
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後方の2つのベッドルームは相変わらず荷物置き場。冬服などをスーツケースに閉まっております。工具ケースは、まだこれからパッサレルというヨットの後方につけるヨットを降りる時の橋を吊り上げる仕組みを作るので、出してあります。フェンダーは沢山あるライン(ロープの事)をフェンダーロッカーにしまったら、どうしても1個だけ入らなくなってしまし、取り合えずここに置いておくことに。
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後方左側の部屋もこんな状態。でっかい掃除機はいずれ処分する予定。工事現場状態だったので必要だったのですが、今後はハンドクリーナー的小型掃除機があれば十分となります。とにかく前のオーナーから引き継いだ部品や工具に加えて、主人が持っていた工具など本当に、こんなに全部必要なの?っていうぐらいあるんです。時間をかけて見直しをすればかなり廃棄できるものもあると思うんですが、それが終わるのを待っていられません。これからゆったり風の向くまま気の向くままセーリングをしていくので、海上にぷかぷか浮いて過ごす日も沢山あるのです。その時、暇つぶしに少しづつ整理していく予定。
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今回の内装工事でハイライトは、床板。新しい床板に変えたのは勿論、キッチンエリアを「上げ底」してもらったんです。日本人の中でも背の低い私は、アメリカサイズのSATOMI号はとにかく背丈が足りなくて、キッチンが高すぎるんですね。ガスコンロの後ろの戸棚に背伸びしたりコンロに覆いかぶさらないと届かなくて、すごく危険だと思っていました。そこで、踏み台が必要だったんですが、移動中だとそれは非常に危険。なので、全体的に「上げ底」を作ってもらったんです。段違いなるので、つまずく危険もあるのですが、慣れれば大丈夫。初日はさすがに良くつまずいていました。これはめこんでいるだけなので、後々不要になれば外せるんですね。でもこのおかげで、本当にキッチンが使いやすくなり、とても機能的で、移動中揺られながらも快適にお料理ができると思います。

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後方のトイレもお掃除したので、海上に戻ったら使えるようになります。こっちのトイレはタンクに接続しているのですが、流す時に手動ポンプ式ではなく電動でジューサーのように細かくして流すようになっているんです。その電動モーターを作動する際に、海水をくみ上げて冷やしながらモーターを動かすので、海の上にいないと使えないトレイなのです。メインベッドルームのトイレも同じ仕組みで、そのため陸上にいる間は全く使用できませんでした。両方電動というのは、電気系統が故障した時に困るので、いずれ一方を手動式に戻す予定です。前オーナーは、年に数週間だけ、しかもスキッパーを雇い自分では何もしないというゴージャスなセーリングだったので、こういう部分も便利な電動式になっているのです。でもいずれ長距離航海をすることになる私たちにとっては、あまりなんでもかんでも電動というのは良くないのです。前のBlue Loonの時も、1つが手動、1つが電動でした。長距離航海で電力を節約したい時は、手動ポンプのトイレしか使っていませんでした。
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はい、このぶら下がっているのがパッサレル。フランス語だと思うんですね。地中海のマリーナではマリーナのポンツーンに向かってバックで直角駐車するのが普通。これ、オーストラリアでは並列駐車だったので、私たちにとっては未知の世界。ヨットの後方から岸にあがるのですが、ぶつからないように間隔をあけておくので、岸とヨットの後方にかける橋なのです。前のオーナーから引き継いだものは金具部分が痛んでいたり設置方法が間違って居たりで、不安定で危険でした。さらに、収納かねて、このフレームに引っ掛けているんですけど…正直実際に使う時どうやって下ろそうかっていう仕組みが、まだ今一つ決めておりません。海上に戻ったらマリーナバースに行くのにどうしようかなって感じですが・・・ま、最悪は小舟でマリーナ内をつっきればいいかっていうことで。
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ハードスタンドから移動用のレッカー車(?)が来るのが午後1時。お隣さんも今日移動で、午前11時だそうです。ですが、お隣さんはレッカー車に乗ってから延々2時間近くも取り外し式のラダー(船の下にある方向を決める舵)が取り付けられなくて四苦八苦されていました。午後1時をちょっとすぎて、やっと出られることになり、マリーナ事務所の人が「SATOMI号は準備OK?」と確認。私たちは1時間前には準備完了で、今か今かとやきもきしてたので「OK!」と元気よくお返事。
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突撃FBライブで移動の様子をご紹介しました。ここから先の様子は動画でどうぞ!

マリーナの技術部門のプロペラシャフトをの作った技術者の方が乗り込みました。このつなぎの若い方は助手。親方はエンジンルームを確認中。
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さて、動画の最後で、給油スタンドに向かう前にまさかのアクシデントがあった、と書いてますよねぇ~。もう冷や汗たらたらの事が起こったんです。

プレべザマリーナに入るまえに、久しぶりの走行なので操縦になれておこうと、しばらく行ったり来たりしていたら、突然エンジンが止まってしまったのです!!!

エンジンが止まる・・・・昨年11月の悪夢がまたよみがえってきました。久しぶりにエンジンをかけてるので、前に残っていた燃料がスムーズにエンジンに到達していないのでは?と思い、1時間ぐらいぐるぐるしていました。何とか大丈夫かなっと思い、マリーナに入って行ったのですが、いざ給油スタンドに近づけようとしたら、このタイミングでまたエンジンストップ!風に押されて、本来ならこの写真のスタンドの右側につける予定が、その反対側に流されていきました。しかもこの部分、マリーナの中の方になのですぐ近くに碇泊しているヨットが沢山あるんです。こんな狭い場所でコントロールが効かなくなってしまったら最悪!自分の船だけじゃなくよそ様の船をも傷つけることになりかねません。給油スタンドの人に「エンジンが不調で止まってしまうんです!」と叫ぶと、すぐさまゴムボートで来てくれて押し戻したりぶつからないように防波堤の役目をしてくれたりしました。その間も、エンジンをかけなおし、ちょっとの間動いている間になんとかスタンドに近づけ、ラインを投げて、ようやくつなげることができました。
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燃料タンク内の汚れがひどかっため(前オーナーからはきれいに掃除したと言われていましたが)、イタリアからプレべザに来る間、とんでもない災難い見舞われた私たち。そのため燃料タンクに新しく穴をあけて大掃除をしたので、タンクの汚れによる燃料不通は絶対にありえないのです。それが一般的な理由なので、そうでなかったらいったいどんな不具合なんだ!ってすごく心配になりました。主人がエンジンルームを見て、「なんだ!この部分が緩んでる!だからこっから空気が入っているんだ。」と驚いた声を出していました。随分前にマリーナのエンジニアがモーターを触ったらしいのですが、どうもその際ネジを締め忘れたようで・・・。ずっと使っていなかったので主人も自分が点検した後、まさかそんなことになっているとは思ってもいなかったよう。締め直して、エンジンをかけたら、すぐに調子が戻ったのがわかりました。というのは、海上に戻して最初にエンジンをかけた時から、なんか変な音がする気がしていたんです。ブルンブルンと無理しているような音っていうんでしょうか。こんな音だったかなぁ?って不思議だったんですね。主人に「こんなに音うるさかったっけ?」と聞くと「エンジンルームのカバーを外しているからだよ。」っていう返事だったんですが・・・。ネジをしめてからは「ブルルルルル~」というリズミカルでとてもいい音に代わりました。主人に「ね音が全然違うでしょ。直ったよ。」というと「ほんとに違うねぇ。」と納得。念のため、5分ほどかけっぱなしにして、さらにアイドリングにして(アイドリングにしたらすぐ止まってしまっていたので)5分ほど様子を見て、よし、これで大丈夫ということで給油スタンドを出ました。今度は完璧!滑るようにSATOMI号はプレべザマリーナを出て行ったのです。

クレオパトラマリーナでは、直角駐車だと思ってドキドキしていたのですが、技術部門の人が「並列の方でいいですよ。」と言ってくれたので。「そっちは高いって聞いてますが。」というと「大丈夫、心配なく!」。実際接岸してから手続きにいったら、直角で止めるバースの値段よりさらに安い値段で大丈夫でした!きっと長らくハードスタンドにいたし技術部門でかなりいろいろな工事を依頼したのでまけてくれたんでしょうね。予定よりも長くいたしね。いろんな人が「SATOMI号海にもどったの?!」声をかけてくれました。マリーナのオーナーさんとも主人は直接工事遅れの事でミーティングをしてい顔なじみになったので、あった時に「海に戻りましたねぇ。良かった!」と言ってくれました。
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本当にここまでの道のり、長すぎて、永久に出発できないんじゃないかって思ったぐらいでした。でもまだ完全に安心しきれないのですよ。トランジットログ、まだ発行されていませんから。ということで、Part2ではトランジットログの進捗状況とそれにまつわるドラマについてのいきさつをレポートしますね。

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3 件のコメント:

  1. Oh wow! The Satomi is looking beautiful and it's so exciting to see you back in the water and almost ready to start adventuring! Can't wait for further updates! Lots of love to you both! xx

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  2. Congrats!!! so beautiful!! and I adore you guys!! I adore Greece also.. I just got a 1st class license to operate small boat within 20 t.
    in Okinawa (such license is no need overseas though! and looking for a beautiful sailing yacht with motor engine,
    then aiming to sail all over Japan , Asia at first then wherever! Good luck Ms.Satomi and hus! sincerely, sua

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    1. Thank you for the nice comment. Good luck on your sailing adventure! We found out that in Greece we are asked to show skipper license to get Transit Log. We didn't need any in Australia when you own a boat. My husband has Ocean Yacht Master from RHA so it was no problem to show the competence for sailing in Greece.

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