皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
19日にあまり眠れない夜を過ごしたので、翌日はもっと広くて安心できる場所を探そうということで、20日の朝はちょっとゆっくりしてから午前11時ちょっと前にMeganisi島の碇泊地を出ました!
でもSATOMI号は、ゆったりセーリングしましたよ。本日も時間つぶしで漂っていくし、その間にどこに行こうか決める予定。いつもは日焼けを気にしない主人ですが、セーリング用のUVカットのシャツを着こんでました。風通しがいいので、日よけになってかえって涼しいらしい。直射日光を浴びているより、体全体が日陰にかくれているみたいですもんね。
風自体が6ノットしかないのに4ノットもスピードが出ていたら、かなり速い方だと思います。長距離走行だけじゃなく、短距離のレースとかも結構いけたりして!と主人と話ておりました。
ドッジャーのカバーが出来上がったら、日陰部分が増えるから外にいるのがもっと楽になるでしょうね。じりじりと肌が焼けるような日差しは、やっぱ長時間は浴びたくないです。
波が全然立たない!天気が穏やかな日がもう1週間ぐらい続いています。
今晩はどこで過ごそうかなぁとセーリングガイドブックを見て行先を考えていました。でもガイドブックにはMeganisi島のものとレフカス島のものしか記載がなく、湾の反対側の本土近くの島の情報は全くなかったのです。位置的には風の方向からするとKalamos(カラモス島)とかそのお迎えの町の港とかよさげな場所なのです。そこには碇を下せる場所はないのかなぁ~とチャートプロッターを見てみると・・・・あるじゃありませんか!何か所も。そこで様子を見に行くことに!
最初、カラモス島のお迎えの町のタウンハーバーの前あたりのアンカレッジに行く予定で、すぐ近くまで見に行きました。カラモス島と本土との間を通過してぐるりと町に向かって方転換した途端にビューと風を感じたのです。15ノットぐらいかなぁ。タウンハーバーは風の方向から守られている場所だと思ったのですが、ほんのちょっ平野になっている部分から吹き込んでくるようで・・・他にチョイスがなければ、問題ない程度なんですけどね、思ったよりも平和な感じではなかったのです。きっとヴォニッツアにいた時みたいに、波が船体にあたる音とか、波の揺れで上下に結構揺れる感じになるなぁと思いました。それでもおそらく耐えられないほどではないでしょうが。まだ午後3時ぐらいで、日暮れまで余裕があるのでカラモス島にある碇泊地を見に行くことにして、早速Uターン。
すると、島をぐるりとした途端、沢山のヨットのマストが見えてきました。さらに風も途端に穏やかに戻り、とても平和な碇泊地だということが予想できます。
でもでっかい島沿いが全部アンカレッジなのでまだまだ余裕でした。これなら安心してチェーンを出してグルグル回っても心配なし。それに地形的に、変な突風にあたることもありません。
海上にいるのを忘れてしまうぐらい穏やかに夜は過ぎ、ぐっすりと眠りにつきました。
6月21日(月):Ndiriのタウンハーバーに繋がっていた時よりも穏やかな夜で、熟睡。溜まり気味だった疲れがいっぺんに取れました。朝ごはんは軽くトースト程度で、久しぶりに主人が用意してくれました。午前10時ぐらいになると、どんどん小型ボートがやってきましたよ。夕べもはレンタルヨットやボートが去ったあと、対岸にある街の地元の人たちらしき小型ボートが5台ぐらいやってきて、それぞれ夕方の水遊びを楽しんでいました。夜9時ぐらいになってやっと帰っていきました。皆さん、レンタルボートは夕方はいないってわかっているんでしょうね。
遅い時間でしたが、朝ごはんはトーストだけと軽めだったので、お昼になったらちょっとお腹がすいてきた。出発前に美味しそうなマリネした厚切りハムを買ったので、それを入れてボリュウームのあるサラダを作りました。主人はサラダだけだと「ウサギのえさ!」と言ってあまり食べないのです。でもハムが入っていたので「これは美味しい!」とモリモリ食べていました。「これならウサギの餌じゃないでしょ!」というと「わかってるじゃん!」だって。
すると、ボートをトレーラーから降ろすためのボートランプがあり、岸辺には古い小さな教会があるではありませんか!碇泊している場所は後から調べたら結構人気の場所で、Ndiriの町から観光船が数時間立ち寄っていったぐらい。その場所からだと通常の上陸用のゴムボート(テンダー)だとちょっと距離があるので、ヨットで来ている人たちはだれもいませんでした。私たちのテンダーは二人乗りにしては大きすぎるぐらいなんですが、オーストラリアでセーリングしていた時にサンゴ礁の間に碇をおろし、何マイルも先までいってスノーケリングを楽しんだり、沖合に碇泊したまま、数週間分の買い出しをしてテンダーで輸送するためには、ある程度のサイズがないとダメなんですね。なので、小型の釣り船ぐらいパワフルなモーターを付けたゴムボートなので、スピードもすごいし数マイルの距離もなので、なんのその。
今日も夕方になるにつれてレンタルヨットの人たちは帰っていきました。最終的に前方に見える茶色のセールカバーのケッチ(マストが2本ついている船)と私たちだけが残りました。
以前オーストラリア海域を航海していた時は、東海岸航海中は特にアラン・ルーカス著のセーリングガイドブックを聖書の用に頼っていました。彼のヨット「ソラリス」も見たことがあります。そのガイドブックに載っていないアンカレッジはなく、載っていない=止めちゃダメっていう感じだったんですね。だからギリシャのセーリングブックも同じような意識を抱いていたんですが、今回のことで、かなり掲載されていなくてもいい場所が沢山ありそうなことがわかりました。きっと島もアンカレッジも多すぎて、全てを調査して本に載せることは無理だったんでしょう。
個々もとってもきれい!
道路ががあったので、たどっていくことに。こういう知らない場所探検というのが大好き。
徐々に坂道になっています。舗装されているので車道ですね。
15分ほど歩いたんですが、まだまだ先が見えないので、熱いし水ももってきていないので引き返しました。
それから上陸したビーチにもどり、古い教会を見に行きました。グーグルマップによると
Agios Donatosチャペルという名前でした。
壁が崩れかかっていたので、中に入るのはやめておきました。
赤い所がチャペルで、右下のカメラマークが碇泊地のAsprogiali Beach。
とっても穏やかでいい場所なので、もう1日滞在したかったのですが、お願いしておいたドッジャーカバーは水曜日に設置できます、という連絡が入ったので22日の火曜日の午後にNdiriに戻ることになりました。ちょっと名残惜しいなぁ。
この日のディイナーは、前日と同じ「チリ・コン・カーン」。主人の好物なのでリピート率高し。この手の料理はカレーと一緒で翌日の方が美味しいのですよね。絞ったライムを加えたらさらに美味しくなったので、これからはライムを買い溜めしておこう。
それと誰を対象にしているガイドブックか、にも寄るなぁと思いました。レンタルボートの人たち向けとしても書かれているようなので、人気がある場所、つまり「ここに行くなら外せない場所」っていう視点が私たちが求めているのと違うのかもしれません。私たちにとって、異国であるギリシャは普通の田舎町もめずらしく、興味をそそられるんですね。だから何気ない田舎町の港っていうのも、方角がよければ是非碇泊してみたい場所の一つとなります。「これからは、このガイドブックはあくまでも参考程度にしておこうね。チャートプロッターでアンカリングOKの場所なら、見に行っていい感じだったらそこに碇泊しちゃおうね。」と「そうしよ、そうしよ!」と普段はすぐに意見が一致することはあまりないのですが(笑)これに関しては、二人とも即一致でした。
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