2021年6月27日日曜日

イサカへの路(航海)と前日にアンカーを流されて後ろに傷が!

 

letsmakeacard手作りカードの世界

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!


昨日Nidriの町を出て、午後4時近くにイサカ島に到着しました!前のブログを書いた後に26日にとんでもないことが起こったのです!

バイバイNidri!
Life on Sailing Boat SATOMI Nidri to Ithaca Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活


26日の朝、隣の観光船クリスティーナが出ていったあと、数時間してからそのスポットにキャタマランが入ってきたんですね。キャタマランは幅が広いので、SATOMI号のすぐ横まで接近しても、クリスティーナがいた場所にもかかっています。ということは、クリスティーナが帰ってきたらキャタマランはどかないといけなくなるなぁって思った程度で、それほど気にしてませんでした。するとキャタマランは一時的滞在だったのか、いずれどくはめになると気づいたのかお昼過ぎに出ていきました。

すると、その10分後ぐらいに、いきなりドシーンという震度があり同時にガリっという音が!何事かと思って慌てて主人と二人で外に出ていくと・・・後ろ部分がかなり斜めになっていて、右の後ろの部分が、少し削れちゃっているではありませんか!!

削れた部分にパテを塗りました。
Life on Sailing Boat SATOMI Nidri to Ithaca Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活

なんで!と一瞬わけがわからなかったのですが、岸にすごく近づいていたので取り合えずアンカーチェーンを短くしました。その時はっと気づいたんです。アンカーチェーンが異様にだらっとなっていてテンションがなかったんですね。もしかして、隣のキャタマランが出て行った時に、私たちのアンカーチェーンを持ち上げてしまって位置が変わってしまったのかも!ということでした。タイミング的にはピッタリ。だって過去数日間、横風が合ったりフェリーが通過する波とかがザブンザブンと押し寄せても全く問題なかったのに、ここに来ていきなりこんな現象になるとは。ま、多少横風はありましたが、前日とそれほど変わらずで気にしなきゃいけないほどではなかったんです。そういえばキャタマランはレンタルヨットだったし・・・。とにかく、アンカーの位置が変わったと仮定して再度やり直すことにしました。やり直しの時は、隣のヨットの人がラインを受け取ってくれたので、簡単だったのですが、アンカーの事が気になったのと、隣のヨットがいたので後ろのラインを満足する角度で広げることができず、なんとなくアンカーにも不信感が出てきてしまい・・・多分気にしすぎだったと思うんですが、結局もう一回やり直すことにしました。

ですが、3回目に挑戦し始めた時、午後特有の風が吹き始めてしまい・・・それもいつもよりちょっと強め。またこのあたりは小型ボートの往来が多く、ギアをバックに変えると最初大きく左に曲がってしまうSATOMI号はさらなる横風にあおられてなかなかまっすぐにもどってこれなくなってしまったんですね。それで、その場所はあきらめ、一番最初に入れた「商業船しかダメ」といううそを言われた場所が、あきあきだったので、そっちに入れました。そこでも風の影響は受けましたが、フェリーの出航時でなければ往来が少ないエリアだし、広さがあるので予め、一旦曲がってからまっすぐに戻して後進していくタイミングを練習してから本番に臨めたのです。そして無事接岸成功しました。今度は思った角度で後ろのラインも広げることができました。

その後、削られてしまった部分にパテ塗。以前からあった傷もその方法で主人が直しており、ペンキを塗って全くわからない状態になったので、これも次にハードスタンドに上げた時にはすっかり元通りになるでしょう。ま、船体構造自体に傷がついたわけじゃなく、車でいったらバンパーに傷がついたっていう程度です。

主人と二人で「これからは隣のヨットが出ていく時も、気を付けていないといけないねぇ。」と反省。あとは、岸にラインを結ぶときのクリートの位置にも妥協しないようにしようってことでした。全て経験経験。大事にいたらなかったし、いい勉強になりました。

6月26日(土):
朝ごはんを軽く済ませ、10半過ぎにゆっくり出発。今日も午後にならないと風が吹いてこないので、ちょっと出発早すぎたかなぁと思いましたが、最後にちょっと残念なことが起きたNidriから早く出たいっていう気持ちだったのです。そこから湾に出て行っても全然風なし。超微風でも頑張ってセール走行したんですが、12時半ごろ、さすがに1ノットの風まで落ちて・・・エンジン付けました!
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海面が全く乱れずミラー状態。あ、あのケッチはカラモス島のアンカレッジで一緒だったねぇ。まだこのエリアにいたんですね。
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真っ青な海!
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メガニシ島を後にした当たりの位置にはいい風が吹いているって主人が言ってたのですが、その通り、1時頃からいい感じの風が吹いてきました。遠目に見ても「あそこいい感じに吹いているねぇ。」てわかるぐらい。

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今日はイサカ島のVathiという港に入ります。ここが一番町に近いのです。
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前方45度から60度で平均13ノットの風。海面は多少チョッピ―になってきましたが、これこれ、これがセーリングだ!って以前の興奮がよみがえってきました。
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ザブンとザブンと波をけって!この音がたまりません。
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スピードも絶好調!微風でもいい感じのスピードが出ていたので、常にある程度のスピードが保てるのが本当にありがたい!SATOMI号、最高だねってあらためて思いました。
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突風時は20ノットぐらいになったので、ドッジャーがあって本当に良かったです。でもバウを超えて船体の上までザブンとくるような波はないので、風通しのため真ん中は開けておきました。涼しくて気持ち良かった。
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正面の島がイサカ島。あとでタックをして方向を変えます。
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突風時は20ノットぐらい。ま、前のヨットの時は、平均で20~25ノットぐらい吹かないとこのぐらいのスピードが出なかったので、これぞまさしくセーリングだよぉ~と興奮しまくり!この日最高スピードは7.5ノットでした!はや~いい!!
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イサカに入ります!
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風は相変わらずビュービューしてましたが、半島の影に入ったら波は落ち着きはじめました。
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あれがVathiの町か。いわゆるこれがイサカの町です。
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カラフルな可愛い感じの家がだんだん畑のように立っていますね。いかにもギリシャ!
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広い港内には数隻のヨットがいました。
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私たちはそのグループからは一番外で思いっきりスウィングしても安全な場所に落ち着きましたよ。午後4時ちょっと前に碇をおろして本日のセーリング終了。
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昨日は、結構なドラマがあったのであまり眠れなかったのです。なので、この日はその後何もせず、ゆっくりしました。というか・・・暑くて何もするきになれないのです!

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2 件のコメント:

  1. 多分、お隣の船が出港した際に、なんらかの形で、Satomi号のバウアンカーのチャーンを引っ掛け、アンカーが抜けてしまったのだと思います。やはり港でのスターン付けは気を使います。マリーナのようたところで横付けできればより安心ですが。 でも一番安全なのはアンカリングかもしれません。もちろん天候、シーステート、グラウンドタックルの状態によりますが。

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    1. コメントありがとうございます!仰る通りだと思います。後からのアンカーなのに不思議だったんですが、別のレンタルヨットが出ていく時のアンカーの引き上げ方を見ていて、ギョッとしました。海中でアンカーをブラブラさせてしばらく移動してるみたいな感じだったので、あれを隣がやっていてしかも最初にうちと同じような位置に降ろされていたら有り得る話だと思います。1度アンカーが抜け位置が少し変わってまた降りたのでバウが横風を受けた時斜めになったんだと思います。右どなりが出ていき、スターボードスターンに傷なので。本当に余裕がある場所でのアンカーリングが一番ですね。

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