2021年6月26日土曜日

バック駐車も二人だけで成功!ギリシャの公的機関これってちょっとした癒着に賄賂も有ったりして?!

letsmakeacard手作りカードの世界

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!


この記事がアップするころには、再びNidriを出発してイサカ島に向かっていることでしょう。でもちょっと遡って6月22日に以降の船上生活レポです!

Life on Sailing Boat SATOMI Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活

6月22日(火):
午前11時ごろアンカーを挙げてNidriの町に向かいました。海面にあがってきたアンカーを見て仰天!まるで草のボールのようになっていてアンカー自体が見えないぐらい。草の上に穴カーを打っていてそのままひっかけたまま持ちあげちゃったのですねぇ。それを払い落とすのに30分ぐらい奮闘。やっとセーリング開始!と思ったら、島の影を出ても全く風なし。微風もなし。海面は全く乱れずみるでかかがみ状態。それでも1時間ほど、角度を変えたりしてなんとかセーリング走行できないかと奮闘しましたが、さすがにこの日はだめで、最終的にエンジン走行に変えました。
Life on Sailing Boat SATOMI Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活

カラモス島からメガニシ島と本土の間を通過してNidriに戻るのですが、メガニシ島の細くなった足みたいな部分沿いに、洞窟が沢山あるんです。
Life on Sailing Boat SATOMI Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活

中でも有名なのがパパニコラス洞窟。このあたりの洞窟の中で一番大きく(
ギリシャ国内で2番目に大きいらしい)、さらに水深も深いので、第2次世界大戦中にギリシャのミニ潜水艦の隠れ場だったという話もあります。
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洞窟の中までは入れませんが、前を通過するので楽しみ!
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すると、お目当てのパパニコラスの前に、何個も小さいのがありました!
Life on Sailing Boat SATOMI Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活

近くに碇をおろせそうな場所が一か所あり、すでにヨット1隻とパワーボートが係留されていました。それだけで一杯状態の小さな場所。こんな風に穏やかな日だったら数時間だったらそこにヨットを置いておいて、上陸用テンダーで洞窟探検もできるなって思いましたが、今回は見送り。きっとまた同じような場所に、今後出会うでしょうしね。
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先を急いでいたので、パパニコラス洞窟は遠くから通過したのみ。確かに他のよりでかそう。
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中にパワーボートが1隻いました。これよりもっとでかい観光船もちょっと中まではいっていくようです。そして外の方でエンジンをつけたままプカプカして、お客さんだけ小舟でおろして中で遊ばせるんでしょうね。私たち二人だけだと、ヨットを無人にしておくことができないので、残念ですが、遠くからみるだけ。
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洞窟を通過してしばらくすれば、もうメガニシ島の端っこ、Ndiriの町のある本土はすぐそこです。
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メガニシと本土の間は、時々狭くて長ぼそい場所特有の突風がふきます。この日はほぼ無風状態でしたが、それでもここに入った途端、風を感じました。丘の上に大きなお家!でも建築途中に見えました。
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左手に見えるのが本土で、Nidriの町はもう目と鼻の先の位置で、左前に見えるヨットが突然ピューと口笛を吹いて合図してきたんです。車だったら対向車がパッシングしてきたって感じ?で何事かと思って近づいていくと「燃料が余っているんだけど買わない?」。まるで水上ガソリン売り。自分達はセーリングを終了したんだけどポリタンクに入れた予備ディーゼルが余っているので売りたいとのこと。SATOMI号はほぼまだ満タン状態なので必要ないんですが、予備のポリタンクはもう1つぐらいあってもいいかなと思ったので主人が値段を聞いたら、売りたい割にはあまりいいお値段じゃなかったので、ご遠慮いたしました。
Life on Sailing Boat SATOMI Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活

さて、午後3時過ぎにNidriの町の、以前止めていたタウンバースが開いていたので入ろうとすると、陸にいたおばさんが大きく手を振っているんです。「ここに止めて、手伝ってあげるから。」と言うつもりかな?と体制を整えていると、でっかい声で何やら叫んでいます。聞き取れる距離までいったら、「ここは駐車禁止。商業船しかだめ。」というではありませんか!あらまぁ~ということで、そのもっと港の入り口近くのバースの方に移動しはじめたら、今度はまあまあのサイズのゴムボートに乗った男女が近づいてきて「英語話せる?」と聞いてきました。主人がはいっと答えると「またここは商業船しかだめだから、VHF12でポートポリスに確認するとどこなら止めていいか教えてくれる。」というんですね。それで、お礼をいってから、そのまま入口近くのバースに向かいました。前の時もここの方がヨットが沢山係留されていたんです。

開いているところを探したら、観光船乗り場らしき看板の隣のスペースが開いていたので、そこに入ることに。隣にもヨットが何隻がありましたが、誰でも出てきてくれる様子がないので、二人だけでスターン・トゥー駐車に挑戦。

オーストラリアにいた時は、ほぼ毎回二人だけで接岸していました。その時は並列駐車だったんですが、ここ数日で主人がかなりSATOMI号の操船に慣れてきたので、不安はありませんでした。要は私が後ろから岸に飛び移れる距離まで近づけばいいだけのこと。変な風もないし、アンカーをおろし始めたらすぐ効くのでそのままチェーンが引力で勝手におろしておいて、バックで進んでいきます。岸との距離が1メートルを切ったぐらいから飛び移りスタンバイ!はい、全く問題なく飛び移り、一方のラインをまずぐるりと岸のわっかにまわし主人に投げ返します。その後、もう一方のラインを受け取り同じことをやって接岸完了!なんだ、これなら並列接岸より簡単じゃん!と思いました。並列だと岸に向かって横スライドできればいいんですが、それはできないので、斜めになんとなく並列になるように入っていくんです。だから飛び移るタイミングがとっても難しかったのです。

落ち着いてからVHFでポートポリスに連絡したら・・・・なんと「ここは商業船だけだから個人ボートは接岸できません。」というじゃありませんか。え?接岸しちゃっているし、他にも個人所有らしいヨットあるのに。で、すでに時間は5時近くになってきたのでさすがにこの時間からどけって言うことはないだろうという事で、無視することに。電気に接続しようとしていたら、2件隣の方が「そのスタンド壊れているから使えないのです。あっちのは大丈夫ですよ。」と教えてくれました。どいた方がって言われなかったので大丈夫なんだ、と確信。実は後でわかったのですが、全く問題なかったんです。翌朝、レフカスからハーバー管理の人が集金にやってきました。その人に「ここは止めていていいの?」と聞いたら「勿論!」という返事。ありゃ~ポートポリスの言ったことと全然違う!で、気づいたのですが、例のゴムボートでポートポリスに連絡しろって言った人、豪華クルーザーのクルーの人たちだったんですね。(ユニフォーム着てました。)後で見たら豪華クルーザーが2台はいってきていました。さらに岸でダメって言った女の人は観光フェリーの従業員みたいで、すぐ近くでチケットを売っているんです。おそらく豪華ボートの人たちに買収されて、誰かはいってきたら「しっし」という係になっていたんでしょう。しかもポートポリスまでまきこんで。自分達でダメだっていうのは公共の場所だから事実上できないことです。でもポリスに言わせれば・・・っていう仕組みなんですね。「しっし」と言われた場所も、レフカスハーバーの管理で集金されたので、(週に1回ぐらいくるみたいで、前回も2週目の半ばに出会い集金されました。)商業船しか止めちゃダメ、はうそってことです。

ギリシャでは、トランジット・ログの申請の時も、カスタムとポートポリスの言い分が全く違っていました。なので今回みたいに、ギリシャの公的機関がそれぞれ勝手にいろんなこと言うっていうのも変にうなずけた私たちです。ポートポリスは賄賂とかもらってるのかしら?!口裏合わせるなんて。
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こっち側はレストラン街に近い方なので、夜遅くまでうるさいという事を覗けば便利。
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早速ディナーにお出かけ。魚が苦手な私ですが、、マリネしたアンチョビにはまっています。メニューあれば絶対オーダー。もう一つはズッキーニボール。
Life on Sailing Boat SATOMI Greece  by Sailing Stamper Satomi Wellardギリシアでの船上生活
メインはいわゆるビーフのトマトシチュー、スティファード。ポテトプライの代わりにライスにしてもらいました。こう見えてもぶつ切りゴロゴロビーフが4切れ入っていて、二人でシェアしても十分なボリュームでしたよ。
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6月23日(水):
待望のドッジャーカバーが出来上がってくる日です。まだかなまだかなと待っていたら、お昼ちょっとすぎに、やってきました!前のよりも窓部分がちょっと広くてセーリングしやすそう!これでやっとこの部分が日陰になります。
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ウィンチハンドルの関係横にちょっぴりはみ出すフレームなんですが、この程度なら全く気にならず。十分出入りに支障ない幅が残っています。
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まだ真夏じゃないのに、日差しが物凄くってドッジャーカバーがあるとないのと大違いンなんです。日陰ができれば、涼しい海風が吹けばなんとなかなるのです。リビングとベッドルームのハッチの部分は室内からカバーするのがあるんですけど、キッチン上のハッチはカバーないので、物凄い日差しで温度が上がってるんですね。それで、こんなお手製日よけを作りました。作ったといってももともとテーブルクロスのようで一方にひもがついていて、デッキのテーブルにかけた時に飛ばされないようにテーブルの脚に結わえておくためのリボンなんですが、テーブルクロス、他にもあるんです。それに多分使わない事の方が多いので、利用することにしました。リボンの反対側は両側にフックがついている伸縮するロープに引っ掛けています。ぐるりと回した先を取り合えずベルクロテープで止めております。いずれスナップを付ける予定ですが。入口ののれんみたいなのも同じテーブルクロス。これだけで室内の温度が全然違うんですよ。
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前のオーナーさんが残していってくれたものをまだしっかりと処分おらず、このテーブルクロスも捨てなかったんですね。こんな風に利用できたのでラッキー!そしてこれからもっともっと暑くなっていくので、さらなる日よけ対策を考えていく必要があります。

さて、次の船上生活レポは、日本でもおなじみの「イサカ島」からとなりますよ!

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2 件のコメント:

  1. 日本では、槍づけ(バウづけ)が多いですが、ヨーロッパはほとんどがスターンづけですね。 横風やうねりがなければ、
    それとバウスラスターがあれば簡単なんですけれど。 どの辺にアンカーを下ろせば様にかがわかる様になるとより自信がつきますね、、、これは底までの深さや底の状態によって変化するものなんですけど、、、。

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    1. コメントありがとうございます!うちはバックが絶対に左に曲がっていくので横風にかなり影響されます!バウスラスターがあっても限度がありますから、これからもっと慣れていかなければ!と思ってます。

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