皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
6月27日の朝、タウンバースに移動しました!翌日28日はレンタカーを借りて島観光。イサカ島は主人がずっと来たかったあこがれの町。詩人ホーマーのオデッセイのお話が大好きなのです。
朝ごはんを食べてから、タウンバースへの移動を開始しました。湾内で碇泊していてもいいんですが、島観光をしたいので長時間ヨットを留守にする場合は、やっぱり念のため陸地に繋がっていた方が安全だと思いました。ま、繋がっていてもお隣さんによっては完璧じゃないんですけどねぇ。
すでに5回目ぐらいのバック駐車にはすごくなれてきて、バックにギアを入れると最初に大きく左に曲がってしまう特徴(プロップウォーク)も、エンジンの回転数が低い場合はそれほどでもないことがわかりました。ギアを変えて、左に曲がってからまたまっすぐに戻す余裕がある位置から後進をスタート。午前中は横からの風の影響が少ないのもありがたいです。それと今まで、アンカーをおろす時にウィンチロックを外し引力で落としていたんですがこれだと結構早く後進しないとチェーンが同じ位置に積もっちゃう危険があるんですね。そこで、おろす時もリモコンを使いボートスピードに合わせてゆっくりおろしていくことにしました。これが大正解!すぐに海底に辺りアンカーが効き始めてきたのがわかったし、ゆっくり後進なので、バウスラスターで曲がり始めを調整できました。ラダーはど真ん中のままでバウスラスターを左、右と優しくふかしてずっとまっすぐに後進することができました。その間もほぼそのスピードに合わせてアンカーが下りていくので、途中からほぼアンカーのおかげで自然にまっすぐに後進していけたんです。隣の方が出てきて、ラインも受け取ってもらえたので、本当に楽々でした。これまでで一番のでき。岸からの距離もパッサレルが届く最低限にしたので、多少バウが流れても後ろの角が岸に接触する危険はありません。さらに、反対隣の方が「午後の左側のトップでバウが揺れるからスプリンガーがあった方がいいですよ。」と教えてくれました。その方のキャタマランもスプリンガー(もう1本余分にラインをつけて船の前揺れを減らす役割をするのです。)接岸を手伝ってくれた方はすぐに出発したので、スプリンガーを設置する余裕もありました!これが大正解。夕方近くに20隻ぐらいのヨット軍団が入港してきて、次々タウンバース入りしてきたのです。各ヨットにはプロのスキッパーがいて、そこに個人客がセーリングツアーとして乗っているそうです。(タウンバースの向かいのカフェのおじさんが世話役のようで色々教えてくれるのです。)
あっという間に回りを囲まれました!私たちの左隣りにも大型キャタマランがはいってきて、ほぼ2隻分のスペースを確保。スプリンガーの位置はちょっとずらして対応しました。ほぼ満席状態になってもまだ入港してきます。右隣のキャタマランとSATOMI号の間は一番広い部分でも、小さめのヨットなら入れますが38フィートとかを超えると多分無理っぽいぐらいの距離。そこにも入ってこようとしたヨットが5隻ぐらい。そのたびに「狭すぎて無理だと思います。」と叫んでおりました。幸いと言っては何ですが、お隣のキャタマランのスプリンガーがどんと行く手を阻んでいるので、なんとかSATOMI号を押して間を広げキツキツで入ってこようとするヨットも、それを見て諦めたようです。ひと様のスプリンガーを私たちが勝手に触るわけにはいきませんから。でなかったら、こういう人気の場所ではよくあるそうですが、両端のヨットを押しのけてフェンダー同士をこすりながらむりこやっこに接岸するのは、地中海ではめずらしくないそうです。
そんなハラハラドキドキもあり、夕食は「うちごはん。」ランチレストランで食べ切れずにお持ち帰りしたサラダとカラマリに、前夜に作った鶏の唐揚げ残りとプロセッコを楽しみました!
このテーブルクロスも前オーナーのもの。イタリアっぽいですよねぇ。可愛いから捨てずに利用しております。27日にイサカの中心地を歩いた時と28日にレンタカーを借りて島めぐりをした時の写真を動画にまとめてみましたので、ご覧くださいませ。
28日は朝ごはんも食べずに島観光ドライブを開始!主人はオデッセイの話が大好きなので、ずっとずっとイサカ島に来るのが夢だったのです。私はそれほどでも・・・ふ~んっていう程度。でも全部の小さい湾とか港に入港する時間がもったいないので、どんな場所なのかを見ておきたかったです。それときれいなビーチでザブンとしたかったので、歴史的興味というよりは純然と環境客気分でした。
もうとにかく暑いんですよ。湿気は日本の夏よりまだましですが、からっとしたシドニーの夏に比べたらかなり高い。さらに28日は外気最高気温で40度になってました!クーラーが効いた車内が気持ちよさ過ぎて、移動途中はどうしてもうつらうつらした私。主人が興奮気味にオデッセイの話とかをしていても、意識半分で「へ~」と生返事だったけどサングラスしてたから多分バレてないと思う。
綺麗なビーチですが、たった一つの何は砂利ビーチ。どこまでも広がる真っ白な砂のオーストラリアのビーチがちょっと恋しい。
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今日(30日)はこれからVathiの港を出ます!まだイサカ島にいると思いますが、人里離れたビーチがある湾を目指しております。町の中ばかりいると飽きてくるんですよねぇ。それに暑い!そしてその後は、次の島、ケファロニア島を目指しますよ。
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