皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
7月6日(火)にザキントス島に来ました。思った以上に風が弱くて、結局出発日の5日のうちには無理で翌日到着。到着までの経過レポート!
ケファロニアEufimiaでの最後の夜。夕暮れを受けたSATOMI号!(写真真中のブルーの船)
7月5日(月):
朝9時半過ぎからEufimia出発準備開始。これがアンカーを打って後進してきた軌跡です。ご覧の通り、かなりまっすぐにバックできていますよねぇ。あの横風を受けてここまでまっすぐにバックできていたのは立派!主人をほめてあげました。さらに、ハーバーマスターさんは私たちのアンカーを見て「あれは一旦ささったら絶対動かないんですよ!」と太鼓判だったそうです。どんなアンカーを積んでいるかは、どこに止めさせるかの貴重な判断材料のようです。
この日はとても風が弱いのが最初からわかっていたので、かなりなゆっくりペースになるなと思っていました。オーストラリアの場合、次の寄港地までの距離が60マイル以上っていうのは当たり前で、天候の様子とかで必ずそこに決まった時までに到着する必要があることが多く、従って予報と違った場合はすぐエンジンを付けて平均速度を保っていました。でもギリシャに来てからは主人は「セールヨットなんだからセール走行するんだ!」と考えが変わっており、この日もいい風の角度になるように大きく外に出てタックしてくる計画を立てておりました。ってことはさらに走行距離が長くなるじゃん!出発してすぐはまだセールも上げずにエンジン走行。すぐ前に見えるフェリーは隣のSami港に入っていきます。
雲がひくいのか、山が高いのか?ガスっていたケファロニア
やっと風がある場所に来てセールアップ
わかります?下の方にいきたいのですが、風を求めて一旦本土方向に向かっております。
11時近くになってやっとSamiを通過。
超リラックスセーリングでクッション出してきてうつらうつらしちゃいました!
12時44分時点の位置
一番近くはケファロニア島Porosの港。そこに向かって進むことに。角度的にはいい具合にセーリングできます。
Porosの港に入ってみてみたんですが、ここもフェリーが入港する港で、さらにあまり広くないスペースに、すでに結構何隻も係留されていたんですね。翌日すぐに出発したかったので、たった一晩のためにラインを出したりするのが面倒だなぁって思いました。
そこで、港外で碇をおろすことに。アンカレッジ指定ではなかったですがビーチだったし海底が砂地部分があったし深さも丁度いいぐらい。予報では今日も明日も風はほとんどなしっていう事なので、深ささえ大丈夫ならどこに碇をおろしても問題はなさそうでした。同じ判断をしたのか、他にも数隻すぐ後にやってきて碇をおろし始めました。皆さんここで一晩をすごすようです。が、この判断は大失敗に終わったのです。夜8時すぎ頃から急に海側から急に風が出てきて・・・通常数時間で終了なんですけど、この日はなんとほぼ一晩中吹き続けたんです。時折15ノットぐらいまでいっていたよう。それぐらいいかないと回らない風力発電機がぐわんぐわん回ってましたから。さらに風による波のうねりが押し寄せてきて、最初はゆったりした縦揺れで気持ち良いい程度だったのが、波がバウにバシャバシャ当たる音や船底にあたる振動まで感じるぐらいになってきました。メインベッドルームがバウ(船の前の方)あるので一番うるさい場所なんです。縦揺れの高さもだんだん大きくなってきて、まるでオーバーナイトで走行している時みたいな感じになりました。アンカーはしっかり効いているので設置していたアンカーアラームは一度もなる事がなく、つまりアンカーチェーンさえも伸びることなくずっと同じ位置にいたんですが、とにかく波の音がうるさいうるさい。私は船の真中にあるリビングルームのソファに移動しました。そこの方が騒音も揺れもかなり静かなんですが、ぐっすり眠ることはできず・・・ベッドルームにいた主人はおそらく一睡もできないぐらいだったでしょう。「音を聞いていたかった。なんかあったららすぐわかるから。」だそうです。アンカーチェーンとかが動くとメインベッドルームにいると聞こえるんですよね。7月6日(火):
いつの間にか少し眠ったようで、目が覚めたら8時半でした。外をみたら、4隻いたヨットは
すでに2隻が出発していました。夜明けとともに出かけたのかなぁ。こりごりだったんでしょうね。私たちも即出発。後ろからの風だったので最初ヘッドセールだけ出しました。
途中でメインも上げることにしてなんとかスピードを保ちましたが、風はどんどん穏やかなに。ま~こうなることはわかっていたんですけどねぇ。ってことで、この日は迷わずエンジン走行しました!メインセールも上げなかったので、そのままザキントス島の北端にある青の洞窟っていうのを見に行くことにしました。
碇をおろしているヨットとかもありましたが、おそらくレンタルでスキッパーがいる状態のよう。それに誰かヨットにいてアンカーを見ている必要もあります。私たち二人だけの場合それはちょっと難しいですなぁ。
観光船やチャーターヨットが何隻もいました!ザキントス島からの観光クルージングのよう。
ザキントスの港にむかっております。
でっかい港!海外からの入港手続き港にもなっているのし、フェリーも頻繁に出入りしております。国際線飛行場もある島なのです。
午後3時すぎに到着して落ち着いてからシップシャンドラーを見ざし街に繰り出しました。
ふ~ン、プレべザのちょっとでかい番って感じ。期待していたシップシャンドラーは港のサイズの割には残念な内容で、しかも港から遠い!つまりこの港は商業船中心の港なので個人ヨットにはあまりむいていない場所のよう。タウンバースは水電気はありません。ある場所は反対側の防波堤の裏のもの。でも全部満杯でした。
シップシャンドラーの帰り道、朝ごはんも軽くすました程度ですでに5時近くになっていたのでお腹ペコペコ。港沿いのメイン通りぞいにチャイニーズレストランを見つけてそこに入りました!なんと、孔子の銅像がたっているよ!
中国からザキントス島観光は人気らしい。
主人はお決まりの酢豚!
私は餃子!同じものを蒸しと焼きと2皿オーダーしちゃいました!
それとワンタンスープ。味はすっぱさもあってちょっと?な感じもしましたがおしかったです。チャイニーズは昨年10月にイタリアオスティアを出た時に食べたきりだったので、すごく満足しましたよ。さて、期待していたシップシャンドラー、全くダメで部品調達ならずでした。取り合えずこの日はゆっくり休んで前日の寝不足を解消したかったので、ディナーもせずに夜8時ぐらいには寝ちゃいました!この時点では、ザキントス島にあまり興味がなく、7月8日出発しようと思っていたんです。
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