3回トライしてから場所変更ー良かったダメなのは私じゃなくて！ーPort Kayio

皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！

昨日ラマタマリーナを出てPort Kaiyoに着きました！　Port Kaiyoではアンカリングにすごく苦労しました！こんなの初めて！

7月23日（金）カラマタマリーナ最後の夜

23日はオリンピック開会式をネットで観ようとYou Tubeを検索したらライブ配信というのがあったので、今か今かと楽しみにしていたのに・・・このサイト詐欺だ！カウントダウンがゼロになった途端に終了しちゃって、ライブ配信のリンクはこちらからってなったのですが、それ有料サービスなんです。ま、詐欺じゃないですけど、ただで観れるかと思わせていたのがちょっとねぇ。実際は日本で終了した後で、海外のテレビ局のYou Tubeが全部配信してくれたので、ただで観れることになりました。登録しなくてよかった！（といっても忙しくてまだ観れてない。）

一週間滞在して慣れ親しんだカラマタマリーナでの最後のディナーは、やはりここに来てしまいました。「Fish ＆Pasta」のお店。

カラマタに来たら絶対このレストランにまた来たいと思います。同じ場所に3回も通うっていうのは私たちには超珍しいことなのです。

7月24日（土）：本日の目的地Port Kayioまでは50マイルちょっとあるので、早朝出発です。といっても6時30分ごろ起きて、すぐに準備を開始して7時ぐらいにマリーナモーリンを外したので、すごく早朝ではないです。オーストラリアの時は、早朝出発というのは午前3時起床とかだったからねぇ。でも最近ギリシャ生活時間に慣れてきて、朝が遅くなっていたし、近場移動が多いので朝は10時過ぎに出発が常でした。

6時59分マリーナを出ます。まだ朝が明けきっていない感じ。涼しくていい気持ちでした。

今日は風なしが午後まで続くのはわかっていたし、平均5ノットで10時間はかかるので、迷わずエンジン走行の予定です。

外に出ても波もなく、取り合えずメインセールを挙げただけでエンジン走行しました。それから朝食を取り、やっと8時半。キャプテンロブは、朝はいきなりお昼寝？朝寝？

10時ぐらいまで主人にはお昼寝してもらい、その間は私がウォッチ（見張り）なんですが、行きかう船もなく障害物もないしエンジン走行なのでセールの調整とかも不要で、暇。なのでまたステンレス磨きをしたりブログ更新したりして時間をつぶしました。バッテリーもちゃんと充電できるようになったので、パソコンの充電もついでにしておきました。

暇だなぁと思って海面を眺めていたら、前方に白いものが浮かんでおりました！なんだ？と思ったら、パイナップルの浮き輪マットだった！どっかのビーチから流れてきちゃったんですね。主人が「あれゲットしたい？」と言ったんですが、エンジン走行とはいえセールを挙げているので方向転換してジャイブとかしたら嫌だし、別にゲットしても使わないから見送りました。浮き輪マットだからぶつけても支障ないけど、浮遊物にははらはらさせられます。

エンジン走行だったし、波もないスムーズな海面だったので平均7.5ノットぐらいのスピードが軽々出てしまい、12時になるころにはすでに行程の半分以上まで進んできちゃいました。予定よりもうんと早く到着しそうです。

目的地は半島の先端をぐるりと回った右側の2個目のくぼんでいる所。

実際の景色はこんな感じ。岸壁

12：30の時点でここにいました。

風が少し出てきたのと、進む角度が変わったのでセール走行できるかも？と思いエンジンを止めました！メインもジェノアも出していい感じ！4ノットぐらいのスピードでしたが、滑るような走りで揺れもしません。本当に進んでいるの？って疑うぐらい。

1時をちょっとすぎてランチ。ギリシャではフェッタチーズがメインなので、チェダーチーズがなかなか手に入らないんですけど、カラマタのABスーパーはチーズ、パスタなどギリシャでは珍しい種類のものが豊富においてあり大感激しました。早速生ハム詰め合わせとチェダーチーズにトーストのランチ。

メロンも買ってあったのを思い出して、急いでカット。生ハムやサラミのしょっぱさとメロンの甘さが最高です。

1：41ぐるりと半島の先端を回りまわりました。

その先端にはちょっとおしゃれな建物の灯台があった。

すごい6ノットも出てる！快調な走りで本当に気持ちいセーリングでした。でももう少しで着いちゃうけどねぇ。ほんの3時間ぐらいでしたが、セール走行ができて良かった。

実際はこんな風景です。

潮の流れに逆らって走っております。7.5ノットというのが水面の速度ですが、GPS上では6.5ノットしかスピードが出ていません。つまり1ノットの逆方向海流にがあるということ。今日はとっても穏やかな日だったので波もほとんど立っていないのですが、それでも風の方向と海流の流れが逆になっているので、ところどころ渦を巻いたみたいになっている部分がありました。強風の日で波が結構高く成っている日だったら、すごく荒れる場所でしょうね。

3時ちょっと前にPort Kayioに入ってきたんですが、そっからが思いがけない至難だったのです。

まずは、それほど至難ではないですが、写真の白いパワーボートが同じタイミングで湾に入ってきました。私たちの方が先に入って来てたんですが物凄いスピードで後方からぶっ飛ばしてきて、すれ違い、さらに真ん前を横切り、私たちがアンカリングをしようと思っていたまさにその場所に碇をおろしたんですね。つまりそのパワーボートとＳＡＴＯＭＩ号は縦に一列に並んでしまった状態でした。これ、すっごく失礼です。しかも全く私たちを避ける気配がなく、あまりにも近づきすぎたので私たちが後進したぐらい。で、そのパワーボートは先にアンカーを下ろしたんですが、どうもアンカーうまくきかなかったようで、移動していきました。

そこで、私たちはもともと下ろそうと思っていた場所にもどり、アンカーを下ろしたんですが・・・・砂地を狙って落としたのですが全然アンカーがささらないのです！で、2回目に挑戦・・・・まだダメ。3回目に挑戦・・・・まただめ。こんな事今までありませんでした。新しく買ったアンカーは本当に良く突き刺さり、一回海底に突き刺さったらびくともしなくて信頼度抜群なんですが、いっこうに海底にささらないんです。セーリングガイドブックに、海底が石のように硬い砂地でアンカーが効かない場所があるって書いてあったのですが、もしかしたらここの事かも！

最初は左に見えるヨットの反対側の位置にアンカーしようとしていました。

で、さすがに4回目は別の場所にしようということで、同じ湾内ですが移動。そしたら1回でＯＫでした。チェーンをおろして、深さによって一定の長さまできたら一旦アンカーチェーンのギアをロックします。ちゃんとつきささっていたら、チェーンが伸びて船がストップされるので、アンカーが突き刺さったことがわかります。さらに、主人がバックにして再確認。バックしても動きません！やっとできたぁ～。

正直いうと、最近私はリモコンでアンカーを下ろしていたので、マニュアルでおろすのが下手になり、タイミングとか、おろす位置が狙った位置におろせてなかったとか、チェーンを出していく速さが間違っていたのかなぁ～とか思っていたんですが、場所をを変えたらいつも通り1回で成功したので、ほっとしました。ちなみにカラマタで修理した部分の一つに、アンカーチェーンのギアの部分がありました。前のはギアが摩耗していて、全然ロックが効かず、どんなにウィンチでロックさせても止まらずチェーンがだだもれっていうかもう引っ張りだされまくりだったので、ずっとリモコンを使ってチェーンを出していたんですね。

3時半すぎにようやく落ち着きました。その後2隻のヨットがはいってきたのですが、みなさん同じ場所にトライして、結局みんな不成功。そしてみんな他の場所に移動してました。やっぱあの場所はダメなんだぁ。それを見てさらにホッとした私です。

本日7月25日も移動いたします。今日は昨日よりは短距離なのでこれから朝ごはんを食べてからゆっくり出発！

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