皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
カラマタマリーナに来た理由は、エンジン走行しても全くバッテリーがチャージされないという不具合を修理するためでした。他にもいろいろやるべきことがありましたが、その間をぬって市内観光とか念願の本場オリーブオイルを入手したりしましたよ。その模様のレポートです。
午後2時を過ぎるとお店は一時的に閉まりますが、夕方また開店します。H&MとかZARAとかのお馴染みファッション店や大手化粧品店、家電量販店や数々のブティックなど、カラマタにはアテネショッピング街のミニ版みたいなエリアがありました。都会です!
レストランにカフェも沢山!歩行者天国になっているエリアも結構広くありました。
家電品店で、超お値打ちのGo Proタイプのカメラをゲット。防水30メートルなのでスノーケリング中に海中の写真やビデオが撮れます。
アテネ以外では見たことがなかったIKEA(オーストラリアではアイキアと呼ばれております。)もあった!
IKEAと言えば店内で迷子になるほどのデカさと、一方通行で後戻りできないようなレイアウトで有名ですよねぇ。ここのIKEAはほぼワンフロア―でこれで全部店内が見渡せるほどの、超ミニミニサイズ!品ぞろえは勿論少ないんですが、IKEA独特のスッキリデザインは同じ。クッション2個とカバー、キャンドル、それにIKEAの店内バッグと同じサイズのバッグを買いました。これ、でかくて洗濯物入れに最適なのです。
メニューはかなりちゃんと作られています。「うま味」という店名。
これお味噌汁。豆腐はなんと1年ぶりに食べた!!!お味はちょっと甘味がありましたが、ちゃんとお出しが効いていて美味しかったです。驚きは、ワカメではなくひじきが入っていたこと。ウナギとマグロのにぎり。
サーモンのお刺身。本当はマグロのお刺身も欲しかったのですが、なぜかお寿司ネタにはあっても「刺身」としては品切れでした。お店の方いわく「部位が違うんです。」鉄火巻きとサーモンにぎり
これは中華風。揚げシューマイ。宝袋って感じですな。純然たる日本食ではなく中華料理もまざっている「アジアンレストラン」。お味はどれも美味しかったですよ。すし飯の味付けも悪くなかった。デザートは抹茶アイス!沢山あるアイスクリームショップでも、抹茶味はどこにもありません。残念だなぁ~。きっとギリシャの人にも人気だと思うんです。だって、グリーンティーはどこのカフェにもあるのに、普通の紅茶を置いてない場所もあるんですよね。それぐらいグリーンティーは浸透しているのです。
私がカラマタに来たかった理由は、本場のオリーブオイルをゲットしたかったこと。だってカラマタオリーブはオーストラリアでも超有名。ブラックの丸々した実が本当に美味しいのです。で、オリーブ工場で直接オイルを買いたかったのでいろいろ調べたのですが、ワイナリーみたいに見学できて直売できて試食とかもあって・・・という場所を想像していたのですが、そういうのはないみたいんです。田舎の方にはあるのかなぁ。でも何かと毎日忙しくて市内から一番近い場所で「オリーブコープ」っていうのがあったので、そこに行くことにしました。
すると、看板はあったものの、なんか普通のお家の裏庭みたいなんです。
お~オリーブ工場見学。それも専属ガイド付き。入った途端オリーブの匂いが充満してました。
おじいさんがギリシャ語で一生懸命説明してくれるのを、お孫さんお二人が通訳してくれます。
さらに、チャートプロッターにも問題があり、デッキで操縦しているのは問題ないのですが室内でもコントロールできる部分があるはずなのに、配線がうまくつながっていなかったのと、全ての機能が使えるようになっていなかったんですね。例えば、風力表示が、自分達が移動している時の風のスピードは表示しても、純然たる風自体のスピードは表示できず、いつも計算してだいたいを把握していたんです。
自分でわかる範囲で修理しようとしていましたが、それにはいろいろ新しく調べたり実験したりする手間がかかるので、とても1週間滞在だけではすみそうにありませんでした。
他の仕事の合間に毎日来てくれたコスタスさん、金曜日は「今日は一日ここの仕事に集中しますよ。絶対に今日中に全部直します。」と頼もしいお言葉。写真とってもいいですかって聞いたら、照れながらとっても可愛い笑顔です。主人が「このボート、本当にミステリーだらけなんです」というと、コスタスさんは「どのボートもミステリーですよ。基本は同じだけどね。どのボートもそれぞれ少しづつ違うんですよ。でも20年この仕事をやっているのでだいたいわかります。」と言われていました。主人はコスタスさんにお願いして本当に良かった言っています。電気技師の主人ですが、それでも複雑怪奇に接続された配線には生の電流がながれているし、流れてないはずの線に流れて居たり・・・っていう事もあり、元のスィッチを切っても、もう一つのスイッチを切らないとその部分だけには電流があったり・・・と結構こわごわな部分が沢山ある電気工事。豊富な経験のコスタスさんは、いろんなケースを体験済みなので、主人が自分で全部やるよりうんと手早くできるんですね。
どこから来たの?と必ず聞かれるのですが、オーストラリアです、というと「あオーストラリアには親戚がいます!」ってこれも必ず聞きます。シドニーやメルボルンにはギリシャ移民のコミュニティーがあるので、私たちも知り合い、友人にギリシャ人の方が沢山います。のんびりおおらかなギリシャの気風はオーストラリア人の気風と合うんですよねぇ。
貴重な専属工場見学をさせてもらってそれだけで大満足だったのですが、お土産にオイルをいただいたちゃいました!!本場のしかも、工場直!見学もオイルも無料でいただいちゃって、本当に感激しました。まだ使ってないんですけどまろやかな濃厚な香りです。
さて、マリーナ近くには沢山レストランがあって、初日と二日目にはハイレベルなイタリアンにいったのですが、素朴なギリシャ料理も2,3日経つと恋しくなってくるのです。
どのお店もだいたい同じようなものを置いているんですが、観光客向けじゃないレストランはちょっと違うメニューがあるんですね。ベジタリアン系メニューが豊富なんです。このお店もマリーナのフェンスのすぐ外にあるんですが、フィッシュスープがあったので、即決めました。主人は、フィッシュスープにはまっていて、メニューにあれば絶対注文します。魚のお出しのスープなので、絶対に日本人に受けるはず。私もかならず味見させてもらっています。基本的に魚より肉羽ですが、フィッシュスープにはかなり引かれてきている私。どこでオーダーしてもはずれがないんですよ。トマト、ピーマンのライス詰めも伝統的料理。そしてミートボールといいつつ、スティック型になっていたハンバーグの中味みたいなものがトマトソースで煮込んであります。豚肉の白ワイン煮込み。これも美味だった!!!
さて、本題のバッテリー充電の不具合ですが、エンジニアのコスタさんが、ほぼ毎日通って来てくれました。まずはどこが問題なのかを調べるのですが、それが以外に時間がかり、最終的に出発日の前日、昨日の金曜日にやっとわかったんですよね。主人は最初オルタネーターとかレギュレーターが壊れていたと思ってたのですが、エンジンを始動してあちこちテストするうちに、配線が緩んでいる部分を発見!とにかく古いボートなので、配線も複雑で、主人だけではなかなか見つけられなかった部分が沢山あったんですね。さすが専門家のコスタスさんは、どこを見るべきかっていうのをご存知です。沢山の種類のボートを手掛けているので経験豊富。
自分でわかる範囲で修理しようとしていましたが、それにはいろいろ新しく調べたり実験したりする手間がかかるので、とても1週間滞在だけではすみそうにありませんでした。
修理間に合うかなぁって心配していましたが、全て解決!これで、エンジン走行してもバッテリーが充電できないっていう問題はもうなくなりました!いぇ~い!今後ウォーターメーカーを作動することになった場合は、エンジン走行中に作動させれば一石二鳥。安心してどんな離島にも長期で滞在できるわけです。ご自身もセーラーのコスタスさん、次の目的地の事もいろいろ教えてくれました!
ということ本日カラマタマリーナを出発し、次のPort Kayioに向かっております。
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