2021年8月9日月曜日

強風を避けてあっちこっち結局Naxos島のKalantosという港で落ち着く

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!


8月6日にサントリーニ諸島を出発して、久々の南風を受けて北上!でも途中で天気予報が変わって予定よりも早くまた強風がもどってきてしまいました。しばらくくつろげると思ったに・・・・。


8月7日~8日まで滞在したNaxos島のKalantos湾。すっごくきれいです。
強風を避けてあっちこっち結局Naxos島のKalantosという港で落ち着く

8月6日(金):朝7時半、起きて直ぐに出発準備です。モーリンブイを解離すだけなので、私が着替えをしたりポートライト(窓)を締めたりしているうちに主人一人で、出発しておりました。
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このエリアには珍しく南からの風だったので、北上しました。数日前までは、穏やかな風が週末一杯まで続く予報だったのが、メルティミ(エーゲ海の夏に吹く強風)が予定より早く戻ってくるようです。その前に移動移動!

後ろから吹かれてのセーリングは本当に気持ちがいい!9時頃、朝食を済ませました。こんな感じのゆったりセーリングがお昼ぐらいまで続きました。
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12時過ぎてから、風の角度が左前90度いくかどうかに変わりましたが、これは予報どおりなので驚かなかったんですが、予報よりも強くなっていた事。スピードは8ノットを超えるようになり、ちょっと早すぎて心配になってきました。
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それと共に海も勿論荒れ始めます。波の角度的には、危険なほどの荒れ方じゃないのですが潮しぶきは飛んできます。
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島の間を通る時は、さらに突風が吹き、大きく傾くので室内のものがあっちこっち床に飛びまくり。スピードが9ノットを超えた、さらに最大突風が30ノットになったのを見て、セールを縮めることに。それまでヘッドもメインも目一杯出ていたので、ここまで突風が強くなるとコントロールがしにくくなるのです。ヘッドセールを巻き入れ、メインをセカンドリーフィンにしました。本当はもっと早い時点でこうしておけばよかったんですが、ここまで風が強くなるとは思っていなかったんですよねぇ。突風が30ノットとかになってから、メインセールをリーフィングするのは、波も荒れているし本当に一苦労します。
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午後1時半ぐらいに、目的地のIrakia島のIrakia港に着きました。小さめの港というのはきいていましたが、すでに何隻も入港していて、碇を下ろせそうな場所がかなり狭くなっていたんです。港の外のアンカレッジは狭くて、チェーンを十分出せずアンカーがちゃんと効く長さにするとスイングした時に、岸に近づきすぎる心配が。ランチストップならいいけど一晩過ごすのは不安が残る場所でした。3回試してみましたが、チェーンを短くし始めたらアンカーが浮いてしまい、断念。仕方なく港内にアンカリング。
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取り合えずほっとして、一休みしていたら・・・午後3時すぎ、フェリーが入港するのに邪魔だから、そこからどくようにと岸から怒鳴っている声が聞こえました。まだまだ港内は写真下の正面の位置からかなりな風が吹き荒れていましたが、思い切って、フェリーバースの縦の部分の一番外側につけることに。これが本当に一苦労だったんです。まず港の幅が狭いのでまっすぐに後進すると距離が足りない&その位置にチャーターのキャタマランが碇を下ろしていたのです。すでに接岸していたお隣さんが「斜めにアンカーするしかないんです。」と教えてくれて、港の反対側の岸からすぐの所に碇を下ろし後進しますが、ただせさえバックは左側に曲がっていくSATOMI号。横からの風が船頭に辺りいつもよりコントロールがききません。やっとの思いで、バースの外側の方に接岸。アンカーが左側に寄っているので、それに合わせてウィンチを使い、接岸しているラインで船を少しづつ横移動させました。
全て終了したら夕方5時を回っていました。お隣は地元の方のようで、本当に親切に手伝ってくれて、私たちがバースにあまり無駄に隙間を開けないように横スライドしようと努力してるのを見て「大丈夫、誰ももう入ってこれないからここまで詰めてくれれば気にしなくていいですよ。これがベストですよ。」と慰めてくれました。
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さて、思いがけず陸に接岸したので、タバーンに行くことに。グーグルマップで調べたら徒歩13分ですが、いい感じのレストランがありました。坂道をうんこらしょっと上っていた甲斐がありました。
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見るからに美味しそうで写真を撮る前に食べちゃった、ポークベリー。全然脂っこくなかった。
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魚の串焼きとクスクス。かなりレベルが高いお料理でした。
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昼間あの島を通過する時、物凄い強風で必死でセールを縮めていたんですよね。
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レストランからの帰り道。サントリーニほどの派手さはないですが、夕焼けはどこでもきれいなのです。素朴なこういう普通のエーゲ海の島の街並みが大好きです。
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ブルーの飛び出ているのがSATOMI号。フェリーはその反対側の岸に来ますが、翌日午前11時過ぎまで来ないそうです。
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8月7日(土):なんかものすごい揺れたので目が覚めたら、9時を回っていました。これまでずっと移動続きで、ちょっと疲れがたまっていたので、数日間は移動したくなかったんですね。それでこの場所で強風が収まるまで待機しようと思っていたのですが、どうもこのタウンバースのこの位置は、押し寄せる波と、今朝から方向が変わった風による波で、物凄く不快なんだそうです。お隣さんが教えてくれました。お隣さんはあとで、別のヨットが出てから内側のバースに移ることになっているそうですが、私たちには行き場がありません。これからもっとひどくなるからと、別の島のいいアンカレッジを教えてくれました。この日は移動の予定はなかったのですが、エンジン走行で45分ぐらいで着く場所らしいので、早速出発。そこはNaxos島という、このあたりでは大きな島で、エリア的にはMiddel Cycladesの島です。今までいたミロス、フォレガンドロス、サントリーニはSouthern Cycladesエリア。つまり昨日までいたIrakia島よりまたちょっと北に上がった位置。

そのNaxos島のKalantos(英語ではKalandoとも呼ばれているみたい。)港が教えてもらった場所でした。(後になってからわかった。)風は勿論相変わらず吹き荒れていますが、陸側から風が吹いているので、波は立ちません。それに結構スペースもあるし、私たちが着いた時は、半日遊びに来た風の2隻だけでした。その後夕方にかけてあと2隻は行ってきましたが、十分場所はあります。
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ずっと外食だったので、久々に家ごはん。タコスパーティー!
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お天気もさんさん、風もビュービュー=電力十分です。タブレットもパソコンも携帯も全部充電して、タブレットで夜You Tubeを観たりして、ゆっくり過ごしました。そして安心して一晩中ぐっすり休みました。

8月8日(日):私は明るくなると起きるので、7時半には目が覚めるのですが(というかお腹が空いて目が覚める?)主人は、かなり疲れがたまっていたみたいで、朝10時近くになってやっと起きてきました。移動が続くと、毎回航路を決めたり天気を調べたり、アンカレッジを探したり、といろいろ神経を使います。さらに、アンカレッジに着いても安全に一晩過ごせる場所を探さないといけないし・・・昨晩はそういう心配が全くなかったので。やはり自分のアンカーで十分スイングできる場所が一番安全に感じます。タウンバースは接岸していても、岸にぶつかったりしないかとか湾内に入る波の影響とか不安事項があるんですよねぇ。
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昼過ぎにビーチ上陸。本当にどこを撮っても絵になる場所!
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そして必ずある教会。これかなりミニサイズです。ドアはかがまないと入れません。
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丘の上のタバーンから見たSATOMI号。
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夜にこのタバーンでお食事することに決めて、外側テーブルを予約してきました。
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このブログが更新される時には、また次の島に向かって移動しております!風の向くまま気の向くまま、エーゲ海を満喫しております。

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