皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
8月5日はフェリーに乗ってサントリーニの町に出かけました。すごく素敵だったけど、とても人工的でまるでディズニーランドにいるような気分になったんです。
8月5日(木):ティサラ島のフェリー乗り場からお昼の12時15分、サントリーニ向かって出発です。フェリーの運転手もキャプテン・ジョンのレストランの従業員なのです。片道たったの1ユーロっていうのは、地元の人でもあるフェリーだかラ納得ですが、私たち観光客でも同じ料金で利用できるのは本当にありがたいです。最も、ティサラ島に来る観光客は観光船に乗ってやってきますから、このフェリーを利用する人は、私たちみたいに個人でやってきた人たちに限られます。一日3便で、朝は8時、次が12時(時間はおおよそなので実際はこの日は12時15分だった。)最終便は夕方5時。サントリーニ観光するなら12時の便でいって、サントリーニ5時20分の便で帰ってくることになります。フェリーは20分弱でサントリーニの港の一つAmmoudiの港に着きます。
ワンちゃんも乗客。ティサラからは私たちともう一人男性が乗船しただけでしたが、同じ島のちょっと先の港にも寄港して、そこからは10人ちょっと乗り込んできました。
モーリンに繋がれるSATOMI号
町に行くにはこの階段坂道の上り下りが必須
はい、Ammoudiの港が見えてきました。サントリー二っていうのは特定の町の名前というよりはティラ島の観光用街並みの事を示しているようなんです。有名な坂道をロバに揺られて港から町へ上っていくメインの港はOld Harbourと呼ばれており、そこは町に上がるためにはケーブルカー、または500数段の階段を自力であがるか、またはロバタクシー。最近ではロバタクシーは動物愛護の精神から利用する人はほとんどいないようです。必然的にケーブルカー利用となるのですが、(真夏の暑いさかりに500段をあがるのはよほど体力に自信がある人だけでしょう。しかも滑りやすくて、結構怖いらしい。)そのためほんの数分のケーブルカー乗車のために数時間の行列ができるそうなんです。私たちが到着した港は、それとは別の場所で、ケーブルカーはありませんでしたが、そこそこの階段はありました。フェリーの運転手さんに「どうやって町までいくの?ケーブルカー?」と聞いたら「ミニバスが港に待っています。」と教えてくれました。そもそもこの港にこのフェリーで着く人は、観光客というより地元民が大半。だから知人がお迎えに来ていたり、徒歩で車道を上がっていく人がほとんどでした。黒いバンが止まっていたので聞くと、それがいわゆるミニバスでした。お値段は一人5ユーロ。安いじゃん!だってOld Portの方のケーブルカーは一人6ユーロで待ち時間があり。こっちは私たちしか乗らなかったけど二人で10ユーロで済みましたから。
ものの数分で島の頂上にある町にやってきました。
ティラ島には数か所街並みがあって、それぞれバスが通っているのです。そのバス停がある広場なので、Oiaの町の入り口みたいなもんですね。いきなりすごい人数を目の当たりにして圧倒されました。物凄く暑いので、まずは冷たい飲み物で一休み。まだ観光スタートしていないのにね。
適当に迷路みたいな小道を歩いていきます。
この辺りはまだまだ裏路。
海から見えた白い段々畑のような建物が並ぶエリアにくると、道が開けてきました。
特にお腹が空いていたわけではないんですが、レストランでまた一休み。いい感じの場所で休憩したかったのです。とにかく暑いし、日陰があまりないし、人込みは多いし・・・ですごく疲れるんですよねぇ。
時間帯的にとても空いていて、屋上テラス席に行きました。
この時になって初めて主人は、前日の魚料理でお腹を壊したことを教えてくれて食欲がないん事を知りました。朝ごはんも食べなくてジュースを飲んだだけだったのでおかしいなと思っていたんですよね。私はカルパッチョをメニューに見たらオーダーせずにはいられないタイプなので、ビーフカルパッチョで軽く腹ごしらえ。美味しかったぁ~!そばのテーブルのフランス人の方が、運ばれてきたこれを見て「あれなんですか?」と聞いていました。
しばしサントリーニ観光気分を味わってくださいませ。
とても美しい街並みなですが、これらは全てホテル。普通のお家はこのエリアには皆無と言ってもいいと思います。きっと昔は普通の住居だったと思うのですが、今では宿泊施設にレストランに変わっています。作られた場所ということで、まるでディズニーランドとかにいるような気分になったんですね。人工的な街並みの中にいる感じです。
プライベートプールやジャグジーがある部屋が沢山ありました。段々になっているから、上から覗けたりする場所もあります。上の方のホテルは常に観光客の行き来をすぐ後ろに感じるし、下の方なら上から覗かれているきがするでしょうし・・・きっとひっそり隠れている感じになっている場所はかなりお高いと思います。
街並み続く限り歩いていきました。しばらく集落が途切れまた少し先に、同じような街並みが何か所か島の頂上に続いているんです。どれも同じような感じなので、一か所行けば「サントリーニに行った」ことになるわけです。
帰りのフェリーは午後5時20分発ですが、午後3時の時点でもうへとへと。街並み観光だけなのでもう充分でした。3度めの飲み物休憩のため涼し気なカフェを探しました。段々畑エリアのカフェは日差しが強く日陰になっていても気温は高いのです。結局行にミニバスを降りたエリアに戻り(反対側なのでちょっと日陰になっている)そこにあるカフェで休憩。大型スクリーンでオリンピックゲームを放送していたので、ちょっと見ながら30分以上いたでしょうか。私はついついうとうとしてきました。
帰り道がどれぐらい時間がかかるかわからなかったので、午後4時すぎに出発。帰りは徒歩で階段を降りていきます。
有名なOld Portの500段まではいかないかもしれませんが、十分沢山の階段。
下りだから楽々って思うでしょ・・・ですが、大理石の部分が滑りやすく、しかも結構角度が急なんです。一度踏み外したり滑ったら、かなりゴロゴロと落っこちていきそうな、危険を感じるぐらい。ビーチサンダルを履いていた主人は、なんと3回も滑り、危うく転びそうになっていました。ローラーブレードが得意なので、滑るのは慣れているみたいで、その都度すぐにバランスを取り直していましたが、私だったら絶対、一大事になっていたなぁ。幸い私はクロックスをはいていたので(最近では履いている人はめったに見ませんねえ。でもデッキシューズとしてすごく便利なのです。)全く滑らず。でも慎重にゆっくり下って行ったので、グーグルマップでは13分と書いてありましたが、結局30分以上かかって下っていきました。
ひぇ~まだまだ続く!
登ってくる人にとって4分の1ぐらいになった距離にロバタクシーがいました。でも、まずこの階段を利用する人がすごく少ないのと、ロバが可哀そうで、利用する人はほとんどいません。下っている途中、5,6人の20代と見える若者にすれ違いました。みんなふーふー言いながら階段を上ってました。
やっと着いた時には汗だく。澄んだ水が素敵で、レストランの奥にある岩場から海に入り涼みました!(常に水着用意しております。)
ひと泳ぎしていたら、すでに5時近くになっていたので、フェリーの時間までまた冷たいオレンジジュースで休憩。
サントリーニに泊まったら、ビーチアクセスがとても困難なんですよね。必ずこの坂道を上がる必要があります。車で行けるビーチもあるみたいですけど。だからティラ島に泊まっていたら観光船にのって別の島のビーチに行くツアーとかに参加するんだろうなって思いました。ツアーだったら送迎付きだから坂道上り下りを省けますから。それに段々畑のホテルにいたら、部屋のすぐ外のプールで涼むぐらいしかやることがないでしょうから、わざわざ別の島に行ってディナーを食べるボートで送迎のツアーも人気なのが理解できます。
これがフェリー。ちょっと遅れて5時半過ぎにやってきました。この時間帯は一日をティサラの島で過ごした観光客が帰ってくる時間なので、フェリーは結構混んでいます。
でも島へ帰る便は、私たちと、最初に寄港する普通の港に住んでいるらしき若者が一人にあと数名でした。
自分のヨットでサントリーニ観光をするのは、サントリーのマリーナに行けば物凄く高いわりには不便で、結構至難の業なおですが、お迎えのティサラの島に無料で係留するという裏技を利用することができて、本当にラッキーでした。ただ、正直言うと、キャプテン・ジョンのお料理は、わざわざ別の島からボートの送迎付きでお食事に来るほどの内容ではなく、これまで数々食してきた、いわゆるギリシャ料理のレストランの中では、あまりレベルが高くない方だと感じました。係留代が無料になるから2日いましたけど、それ以上滞在する気にはなれず・・・2日で十分でした。ま、あまりよすぎるて長居されても逆に困るでしょうから、丁度いいのかなぁ。ちなみにレストランのスタッフはとっても親切で、1日目の夜に行ったときは、いいテーブルが開いたら「こちらに移動しませんか?」と教えてくれたり、2日目は予約してなかったけど、一番外の海沿いのテーブルを確保しておいてくれてました。
ということで、お食事はピカ一ではないですが、コストパフォーマンスを考えると納得できたので、もしまたその辺りを通過する時は、この島のモーリンを利用するかも、って思いました。
本日もご訪問ありがとうございました!ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか?
0 件のコメント:
コメントを投稿