2021年9月27日月曜日

トルコの方が近いのにギリシャーLemnos島に渡りました!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!



9月24日の夕方にSkopelos島を出て、オーバーナイトでエーゲ海を渡りLemnos島に25日の午前4時半に着きました!到着までのレポートと観光名所Myrina港の様子をご覧くださいませ。

絵葉書みたいに可愛いMyrina港の風景

9月24日(金):思いがけなく長居をしてしまったSkopleos島を出発です。約80マイル、16時間ほどかかると想定しているので午後3時すぎから夕方6時までの間に出発すれば大丈夫。なので、朝はとてもゆっくりしていました。

お天気は数日前とは打って変わって、おひさまが戻ってきた!土砂降りでSATOMI号はすっかり潮気が落ち、きれいになりました。周囲のヨットも続々と出発していました。

お昼ご飯と早めの夕ご飯兼用の食事を午後3時ごろにすませた後、午後4時頃、出発しました!

予報では10ノットぐらいの風のはずが・・・全然なし。海もまっ平な状態。島から離れればもう少し風が出て来るかなぁと期待してエンジン走行です。


真正面から7ノットの風・・・ではなく、これは体感速度っていうのかな?ヨットスピードが6.7ノットで、風の強さが7ノットってことは、実際の風は1ノットあるかどうか。しかも風向きはあっちこっちふらふらしていました。


オーバーナイトの場合、私たちは4時間交代でウォッチ(見張り)をします。私が夕方6時~10時に仮眠に入り、10時から午前2時まで見張り。その間は主人が仮眠です。私の仮眠がスタートするまで主人はお昼寝。GPS上でも周りに他のヨットや船舶は全くなし。おまけに波もない超穏やか状態なので、見張るものもありません。

つまらないぐらい平和。もっと夕方になってくると風は強くなってくるという予報を信じんて気長にエンジン走行です。でもこのスピードでずっといくと早く付きすぎちゃうなぁ。日が昇る前に着いちゃうかも。

土砂降りのお陰で、マットもきれいに洗浄され、すっきり。ホースで洗った時よりもきれいになっている!
私が仮眠に入る前に、取り合えずメインセールだけあげることにしました。ずっとセカンドリーフィングしていたのも外し、目一杯上げます。それぐらい穏やかな夜で風向きも方向からっていうのがわかっていたので。その後私は仮眠に入りました。午前中もゆっくりしていたし朝寝坊もしていたので、夕方6時になっても眠くなりません。それにやっと出発できたことと久々のオーバーナイトに興奮しているのか、全然寝付けなかったのです。うとうとしているうちにエンジンを切ったのがわかりました!やったぁ~セール走行開始だ!時計を見たら夜8:45だった!この方がうるさくないので、眠れるかな。うとうとしてるうちに夜10時になり、私のウォッチスタートです。

満月ぐらい大きな明るい月が出ていました。風も15ノットあるかなぁ~程度で、ゆったりとした波なので、気持ちいい感じ。

暗いのでうまく映らないんですが、夜間走行の際に点灯するバウのライトにジェノアが照らされています。赤はポート(左)緑はスターボード(右)側です。飛行機も同じです。

スピードは4~5ノットとエンジン走行よりも遅いのですが、想定5ノットで時間を計画したので前半のエンジン走行でもっとスピードが出ていた結果、スケジュールよりも早く進んでおります。

こんな風に後方からの風でセーリングできるって、何カ月ぶり?!ま、そのために北上してきたんですけどね。

9月25日(土):午前12時ごろ、彼方前方に3つのオレンジのライトが見えました。チャートプロッター上にもAISが出でいません。漁船かなと思ってしばらく見ていたのですが、距離感があまりかわらないんですね。30分ぐらいたってから、ちょっと大きく見えるようになったので双眼鏡で観たらちょっと大きめの船だっていうのがわかりました。3つ見えていたライトは別々の船ではなく全部同じ船のものでした。位置的にはSATOMI号の進行方向上にいるようなので、途中で回避する必要が出てくると思われました。午後1時ちょっと前に、主人を起こし、前方のライトの事を報告。主人がチャートプロッターを観たら、突然その船の存在が出現。AISをチェックしたところ、タンカーでした!スピードが1ノット以下だったので、アンカリングしているようです。進行方向上にいるので、迂回する必要があるのですが、タンカーが動き出すことも考えて直前1マイルほどに接近した時に、どうするか考えることにしました。
残念ながら、そろそろ風が弱まり(ま予報どおりでしたけど。)ジェノアがバタバタし始めたので巻き入れることに。メインセールはそのままでエンジン走行に変えました。

午前1時半、タンカーは相変わらず止まったまま。動き出すことはないと判断して、この後方を通過するように進路を微調整しました。主人はまた30分ほど仮眠に戻りました。
私たちから相手のAISが見えているという事は、先方も私たちの存在を知っているはずなので、進路変更したことも伝わっているでしょう。それに後ろを通過してくのでまず問題なし。午前2時になり私のウォッチ終了。ちょっと疲れてきたので、今度は眠れるかな。起きる頃には到着寸前となっているでしょう。

午前4時うとうとしていたみたい。主人の「予定より早く着いちゃったら、起きてきて。アンカリングするよ。」という声で目が覚めました。前半かっとばしていたからねぇ。暗いうちについてもLemnosのMyrina港は、港内で安全にアンカリングできるとわかっていました。小さな釣り船が出て居なければね。私はバウに立ち、障害物がないかどうか見張り。小さな釣り船はライトも付けていないこともあるので、直前にならないと見えないのです。でも見渡した所アンカリングしている船もないし、釣り船もなしでした。タウンバースも結構開いている様子がわかりましたが、これからフェンダーを出して準備するのが面倒だったので、取り合えずアンカリングすることに。ずっと穏やかな夜だったので、湾内には押し寄せてくる波もなく、すぐにぐっすり眠ることができました。

目が覚めたら、10時を過ぎていました!トーストで軽く朝ごはんを食べ、お昼近くまでゆっくりしてからタウンバースに移動することに。この日午後4時ぐらいからちょっと風が強く鳴る予報なので、それまでにタウンバースに移動したかったのです。シーズンオフなのか、ここまでやってくるヨットはあまりいないのか・・・こんなに空いているタウンバースは初めてみたかも。

今朝早朝はあっちの岸の方に碇をおろしていたんですよねぇ。

変な横風もなかったし、キャプテン・ロブもこの間タウンバース接岸をしたばかりなので(しばらくアンカリングばかりでスターン・トゥーをやっていないと、ちょっとタイミングが狂うのです。)プロップウォークに素早く反応しバウスラスターを使うタイミングが抜群でした。まっすぐゆっくり後進していき楽々接岸終了。

このホテルがバースの電気・水の木―カードを管理しています。取り合えず5ユーロのキーをゲット。


港のすぐ後ろの岩山の上に古い城塞があるのです。滞在中に行ってみよう!Lemnosには27日(月)まで滞在予定なので、ちょっと余裕があります。調べたら港の近くにランドリーサービスもあった!

港の近くをお散歩&ランチ。なんか撮影隊みたいなのがいました。

タウンバースをちょっと奥に入ったところに小さな漁港があります。

カラフルに塗られた可愛い小舟が沢山係留されています。絵になるなぁ。


こんな小さな通りなのに信号が!狭い通りですれ違いできないので、信号で交互に通行するようになっているのですね。

さらにこんな可愛い通りを発見。


おしゃれなお店が立ち並んでいました。特にジュエリーショップが多くて、この通り上に4件ぐらいありました。



中にレトロ感満載のお店も。



どんどん進んでいったら左側から海が見えてきたので、出てみると・・・

あら、例の城塞の岩の反対側に出ました。ビーチもきれい。おしゃれなバーが数軒並んでいました。



城塞へと続く岩のふもとに立つ建物は歴史的建造物らしい。

こんな風に街のあちこちに観光スポットの案内が出ていました。これは城塞の案内。

おやあんなところにヤギが一匹!

丘の上に上がってみたところ。

おしゃれなバー。レストランかなと思って覗いたんですが、食べ物はスナック系しかなかったのであきらめ。レストランだったら夜来ようと思っていた。

坂道を降りていくとタウンバースに戻りました。

SATOMI号に戻ったのが夕方4時ぐらい。ネットフリックスを観たりちょっぴりお昼寝をしたりした夕方8時近くまでリラックス。ディナーはグーグルマップで評価が高かったお店を数軒選んで見に行くことに。例の可愛い通りの奥に広がるエリアにあるお店です。

一見なんじゃこれ?的なインテイリアでしたが、メニューをみたら面白い感じの前菜が沢山あったのでここに決めました。

スモークした鯖にグリーンペッパー(カラかった!)のグリル。

ポークの炒め物に海老のガーリックソテー。メインコースでもそれほど巨大な分量ではなくどれも美味しかったし、いわゆるギリシャ料理とは違っていて良かった。ワイン2杯にビールも含めて全部で30ユーロしませんでした!


レストランの周りには必ず街猫ちゃんが!このレストランには超小柄な子猫がいました。しかも椅子の上にまでジャンプしてくるんです!サイズ的には生後一週間ぐらいのサイズしかないのですが、動き回る様子をみたら数カ月はたっているかな。栄養失調かしら。しっかりお裾分けしました。

お腹もいっぱいになって家路の途中、また撮影現場に遭遇。あ、これ私たちお気に入りのドイツ系スーパーLidlのコマーシャル撮影?!翌日島観光をしている時にLidlを発見しました!すごい、こんなに本土から離れていて、しかもそれほどでっかい島じゃないのにLidlがあるなんて!こういう感じがみたかったの!というギリシャの素朴なムードが漂う街並みにLidl
はもとより大手スーパーも数軒あるLemnos島(Limnosと綴る場合もあり)は、私たちの中でかなり高得点を獲得しました!

さあ、明日は、スクーターを借りてLemnos島観光に行った模様をレポートいたします!

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