2021年9月6日月曜日

マラソンの発生地を通過ーVasilikoからエビア島のVoufaloへ

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!


9月4日、5日と連続で移動を続けていました。まずは9月4日のVasiliko湾からお初のエビア島のアンカレッジVoufaloまでの旅程レポです!

9月3日のバースデーディナーは主人のリクエストでチキン唐揚げ、お味噌汁、お漬物の日本料理。アテネの日本食スーパーで唐揚げ粉とか浅漬けのもとを仕入れてきましたから!

お誕生日プレゼントのスキューバタンク2本目とUV+50のセーリングシャツ。長袖ですけど、メッシュ素材なので、真夏でも涼しいのです。

9月4日(土):朝はゆっくり8時過ぎに置きましたが、すぐに出発準備開始。朝ごはんも食べずに9時頃アンカーアップ!

風は角度的に前方60度ぐらいで17ノットぐらいの予報ですが、突風時はもっと強くなるので最初からメインセールはセカンドリーフィング。まずはヘッドセールもなしで様子を見ます。

島の外に出ていくと、予報よりもうんと強い風で20ノットが常。よかったリーフィングしておいて。波も小さいけどとがったものが押し寄せてきます。風に飛ばされた波しぶきが、顔にかかる!

ジェノアはちょぴり出してセーリングです。

目的地までは25マイルほどなので、5ノットのスピードを保てればいいかな。



小さいけれど鋭い細かい波のためか、スピードがなかなか出ず平均5ノットもいかない状態になってきました。出発してから2時間ほどセール走行をつづけておりましたが、11時半ごろに方向を変えた後で、前方30度を切るぐらいのの角度になってしまったので、エンジンをつけました。

さらに1時間ほどしてエビア島と本土の間に来た時から、波の角度もやわらいできたのがわかりました。エンジン走行ですが7.4ノットの高スピードなので満足!この日は、正直、あまり走行中の記憶がないのですよね。セール走行していた時から、結構揺れてたのに、うつらうつらしてきて大半をお昼寝(朝寝?)状態で過ごして私。朝食を済ませたらなんだか体がだるくなって眠くなってきたんです。これもワクチンの副作用かな?!すでに5日近くたっているのですが、軽い風邪をひいている感じが続いていて、疲れやすい感じなのです。難しいことはわからないのですが、ジョンソン&ジョンソンのワクチンは、風邪にかかったような状態にしてそれに対して抗体を作る過程でコロナに対する抗体ができるらしいのです。今一つ理解できていない私ですが、ま効果があれば理解できていなくてもいいか。それにもっと強い副作用が出た人も知り合いに何人もいるので、それと比べたら全然軽いです。もしかしたら気のせいで、単なる怠けもの体質をワクチンのせいにしてるだけかもしれませんけどね。

うとうとの最中に主人が自分の携帯で写真を撮り始めました。普段あまりそうこうことをしない人なので、何事?と思ったら、あのあたりが「マラソンの戦い」で有名な「マラソン湾」らしいのです。ペルシャ軍の攻撃に対して圧倒的兵力差があったにもかかわらず歩兵が駆け足で敵陣にむかい奇襲攻撃をかけてギリシャ軍がペルシャ軍に勝ったそうです。その勝利の知らせをアテネに伝えるためにマラソンからアテネまで走っていった兵士がいて、「勝ちました」と伝えて絶命したそうです。これは後世の作り話という説もあるそうですが、これをもとに、第1回の近代オリンピックで、マラソン―アテネ間走行の競技がが行われて、これが後にマラソンとなったそうです。ちなみにマラソン―アテネ間は約40キロだとそうです。現在の42.195キロは1924年の第8回パリオリンピック以降からのことで、それ以前は回によって距離が違っていて、だいたい40キロっていう感じだったそうですよ。

ということで、私も写真を撮ってみた。


前方に見えるの本土です。

エビア島側の丘の上になんか建物が!

廃墟ぽいけど、教会とかかな?見張り塔を兼ねていた雰囲気もある。

12時半ごろの位置

このあたりに来たら、本当に波が穏やかになってきた。

エンジンかけてぶっ飛ばしてきたので、午後1時半には本日の目的地Voufaloが見えてきました。ここからだとまだどこが入江になっているのかわかりませんが建物があるのが見えます。

中にはいっていくと、それほど大きくない湾ですが、入り口付近に砂地の浅瀬があるのが特徴です。天然の防波堤みたいな感じ。浅いのでその辺りで泳いでいる人を横目に入っていきました。

すでに、3隻のモノハルが係留中。1隻はかなり陸に近い位置でモーリンについないでいるよう。あと2隻がアンカリングをしています。写真右奥の方には小さな桟橋があるのですが、小さすぎて小型ボートしか係留できないそうです。アンカリングしている2隻はSATOMI号よりは小さいようですが、最低40フィートはありそうなので、このあたり以外にアンカリングすることができません。かなりキツキツってこと。先にいた2隻の間に碇を下ろして午後2時14分、本日の移動終了です。



碇を下ろす場所を探している時、このヨットの女性が出てきて自分のアンカーがどこにあるか示してきたのですが、45メートルのチェーンを出しているということで暗に近くに寄ってくるな、という事のようです。

そのヨットよりもスターボード側のヨットの方が、うんと近くなっているのに、こちらのヨットの方は全く気にする様子がありませんでした。確かに近いんですけど、近すぎて危険っていう距離ではないんですよね。こういう狭い場所では仕方がないこと。私たちも、明らかに「危険」という時だけはさすがに「アンカーの位置を変えた方がいいよ。」と言うことはありましたが(でもレンタルヨットの方にたった1回だけ。)、この程度だったら何も言いません。お互い様ですから。そのヨットよりもさらに距離が離れているのに、アンカリングしようとする最中に何とか言ってくるというのは、きっと、あまり経験がない証拠じゃないかなって思ったりします。

ということで、Voufaloは一晩だけの宿。よく9月5日も続けて北上しております!

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