皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
10月21日にハードスタンドに上げてから、毎日少しづつ冬ごもり準備を進めています。次に戻ってくるのは来年の2月1日だから、約3カ月SATOMI号を離れることになります。
まず最初にやったのは、後ろに吊り下げていた上陸用テンダーをおろすこと。吊り下げているプーリーにバウラインをつなげて、地上まで下げました。結構試行錯誤の結果、3回目ぐらいの挑戦で成功。
その後シップヤードのスタッフの人に手伝ってもらいカバーをしたテンダーをSATOMI号の下に移動させて保管です。
大成功!
アンカーとチェーンも全部下ろしました。これはクレオパトラマリーナのハードスタンドにいた時にもやっていました。
少し溜まっていたお洗濯も済ませましたよ。洗濯機が無料で使用できるのが嬉しい。廃業マリーナにいた時、街のランドリーサービスを使ったら、他の島よりもうんと高かったんです。どうも他にランドリーが街にはないようで。ま、洗濯からたたむこともまで全部やってくれるので時間がない時には便利ですけどね。
ここで越冬することにした決め手は、やはりお値段が激安だという点。勿論値段だけ見た時は「安かろう悪かろう」かもしれないと思い、実際に下見してここで働く人たちと話をするまではあまり乗り気じゃなかったのです。でも、お話をしてみて、とてもいい印象だったし、何か修理をお願いした場合でも納得がいく技術を持っているようだったので、いっぺんに気に入ったのです。どれぐらい安いかというと・・・陸に上げ下げるするのにクレーン使用代が30分110ユーロ。最高でも2時間ぐらいしか使用しないのでそれで440ユーロ。それに1回160ユーロの上げ下げ料金がかかりますが、クレオパトラの時やロード島のマリーナの値段表ではでは1回諸々込みで750ユーロぐらいかかっていました。しかも高圧洗浄は200ユーロ。TholosではSATOMI号のサイズならたたの90ユーロです。そして肝心の月の保管代は130ユーロ。クレオパトラは350ユーロ、ロードス島は390ユーロでした!まクレオパトラもロードス島もマリーナ施設が整っているし、街に近いという利点があるので単に値段だけでは比較できないとは思いますが。さらに驚いたのは、VATの%が違うこと。他のマリーナやシップヤードではどこでも24%のVATだったのに、なぜかTholosはVATがたったの17%。なんで差があるのかよくわかりませんが、税金は少なければ少ない方がいいにこしたことはありません。
Chio島自体がエーゲ海でも南スプラデス地方にあり、ギリシャ本土からはかなり離れているので、自分のヨットでもなかなかここまで来る人が少ない、いわば僻地。その分お値段が安いわけですね。私たちも最初は値段がやすくってもねぇ~って躊躇する部分がありましたから。でも実際にハードスタンドに上げてもらった仕事ぶりにはとても満足しているし、Chios
島自体が気に入ったし、さらに位置的に来シーズンセーリングをスタートする時は、ドデカニーズ地方からスタートして、トルコにも行きたいと思っているので、そういう意味ではとてもいい場所。今年はかなり急いで移動していたので、来年は一か所に長くとどまる形の船上生活をする予定です。大急ぎでしたがほぼギリシャの各エリアを通過してみて、私たち的にはスポラデス、ドデカニーズ地方が向いているなって思いました。というのは、おそらくトルコが近いという地理的、歴史的な影響で、街並みが面白いこと。サントリーニやミコノス、ミロス島などが代表するシクラデス地方のエーゲ海諸島は、正直どこも同じような印象で、途中でどこがどこだったか思い出せないぐらい印象が薄いのです。正直ちょっと飽きていたというのが本音。こんなこと言うと贅沢!って怒られそうですが、6月にニヂュリで出会ったドイツ人ご夫妻が「ギリシャに2年もいたら飽きるかも。」言っていたのが、なんとなく納得でした。そんな時レムノスに来て・・・なんか物凄く新鮮な感じがしたんですね。それはレスボス、キオスと進んでいくうちにますます違いを強く感じ、ギリシャ海域セーリングへの興味がまた増してきたのです。
SATOMI号は一番端っこです。
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