皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！
昨日主人の実家で、お義母さんの90才のお誕生日パーティーを行いました。準備は全て、主人の姉とパートナー、そして私たち夫婦で行った手作りパーティー。でもだいたいオーストラリアでのホームパーティーはこんな感じかな。
母屋の居間がパーティー会場なのでデコレーションを前日から開始。お義母さんは、朝から近くの親戚の家に出かけました。どうしてもいろいろ自分でやってしまう元気なお義母さん。でもさすがに90才ですからパーティー前日に主役が頑張りすぎて当日疲れ果ててしまっていては意味がありません。なので、準備中はいない方がいいのでは、ということで前日からお泊りにいっていただきました。クラフトショップで買ってきた90才のバナー。こういうの売っているのですよねぇ。さすがに90才のはないかも、って思ったら、あった！
ＮＳＷ州はロックダウンが解除になっているので、室内でのパーティーも可能になりました。私たちが帰国できることがわかる前から、主人の妹が準備を始めてくれていて、その時はまだロックダウン中。だから招待できる人数に制限があったのです。お庭が広いので庭でパーティーをすることもできますが、ここは風が強くなりがちの場所だし、あまり先の天気がわからなかったので最初から室内で行うことになっていました。そこで、お義母さんの希望もあって、本当に近しい方で15人程度が当初の予定。その後規制がなくなったので最終的に全部で20人のパーティーとなったのです。親戚以外にもお義母さんの長年の友人も来るので全員が全員名前を知っているわけでなかったし、席順が決まっている方がいいんじゃないか、ということでパーティーハットに名前を付けることに。
主人の妹が準備してくれたパーティーハット。こんな風に名札をつけました！
部屋のデコレーションとテーブルセッティングで前日は終了。夜10時ぐらいまでかかったのです。翌日は、朝10時ぐらいから、サラダや前菜のエビ、アボガドディップ、チーズプラッターなど食べ物の準備開始。
エビは100個近くありました。茹でたのを魚やさんで買えるのですが、パーティ―当日、私と主人がせっせと殻をむきました！
チーズとクラッカーセクション
天井にはバルーン！これもクラフトストアでバルーンを膨らます小型ボンベと共に売っていました。子供が小さいお宅では常にお誕生日パーティーが頻繁にあるので使い捨てのヘリウムボンべが4000円ぐらいで売られているんです。風船にも「90才のお誕生日」って書いてあるのがあって、驚き。
パーティは―午後1時開始。ぞくぞくとゲストが到着です。久しぶりに会う人ばかりで、みなさんすぐ話に花が咲きました。主人も従弟と話が弾んでいます。この従弟さんは最近日本からクラウンマジェスタを輸入したばかりで自慢の車でやってきました。100000キロ走行の車ですが、オーストラリアではそれはまだまだ新車扱い！すごく乗り午後地もよくって最高だけど「全部日本語で話すからわからないんだ！」とのこと。言語設定を変更できると思うので後日私がお手伝いすることにしました。
パーティ―オフィシャルスタートです。
メインコースはバーベキュー。ブラジリアンバーベキューのケイタリングを主人の妹が手配。午後1時ちょっとすぎにやってきて設置開始。
バーベキューがいい匂いを発し始めました！
メインコースも出来上がったので早速お食事開始！バフェ形式で、好きなものを自分でお皿に取ってきて食べます。こうすれば、主催者の私たちも、一緒に食事を楽しめるし、準備はしてもいざパーティーが始まればみんなと一緒にくつろげるのです。ブラジリアンバーベキューの人が、パーティ―中の食器の片づけや洗い物も担当してくれたので、とても楽でした。
食事が終わり、エンターテーメントの始まり！まずは主人がスピーチ。息子からの感謝の気持ちを沢山お母さんに示しました。とても心温まるスピーチだったのでちょっと泣けてきた！でも、本当のはこの前に、主人の従姉が自作の詩を披露したのですが、大好きなおばさんに対して、おばさんの生い立ちを含めた長い人生を振り返る物語になっていて、すごく感動したんですね。披露した従姉さんもぐっと熱いものがこみあげてきたみたいで、それを見たらもらい泣きしちゃったので、主人のスピーチの時には、ちょっと「できあがっていた」のです。（残念ながら従姉さんの詩の朗読の写真を撮るのを忘れてた！）
次は主人の姪っ子がマリリン・モンローに扮して「Happy Birthday」の歌を歌いました。小さいころから歌やダンスを習っていて、一時は女優志望だった彼女。彼女の音頭でみんなでHappy Birthdayを大合唱。実は主人の両親は、若いころ素人劇団に入っていて、お義父さんはスターでした。その後、主人を含めて子供たち、自分達の兄弟姉妹、その子供たち、劇団のメンバー達を含めて毎年大晦日に、ホリデーハウスがあったこの地方で、ミュージカルショーを開催していたのです。それは主人のお父さんが定年になるまで続いたそうです。だから姪っ子も小さい時から人前で何かをするのは慣れっこ。そしてこのパーティ―のゲストもほとんどがそのショーに参加していた人たちなので、こういう余興が始まっても、全く驚かないのです。私が主人と結婚した時には、すでに毎年のショーはやっていなかったのですが、その後、お義父さんの80才のお誕生日とかに特別ショーが行われて、その際出演いたしましたよぉ～！主人も、だから人前でスピーチしたりっていうのは全然平気な人なのです。
久しぶりに会った家族のお友達。ジェニファーさんはすでに70才を軽く超えているのにこの美貌！ずっと馬の長距走の選手で、いまでも数等馬を所有されています。
この時点で、もうお腹いっぱいだったのですが、このカスタードクリームケーキは好物なので、ほんの少しだけど頑張って食べました！美味しかった！！半分以上残っていたので、今日もおやつにいただきます！
そして、最後主役のスピーチ。お義母さんは根はとてもシャイでおとなしい方で、人前に出るのはそれほど得意なタイプじゃないんですね。でもお義父さんに出会ってから、素人劇団に入ったりして「私の人生はとても賑やかになったの！」だそうです。それでも、今でも自分から人の前に出ていくタイプではなく、いつも静かに後ろでニコニコして、みんなを支えるタイプ。そのお義母さんが自分からスピーチをするということで、立ち上がったのはちょっとしたサプライズでした。「ご存知のように私は人までスピーチをするようなタイプじゃないですが・・・」と始まったスピーチ。出席してくれたゲストの方への感謝の言葉でした。
そして、パーティー後にお義母さんが「すごく疲れたけど、本当に今日は幸せな一日だった。もうまさしく私が希望するパーティだった！」というのを聞いて、私たち夫婦も、大変だったけど間にように帰国して本当に良かったなぁ、親孝行できなたなぁと思いました。
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