皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！
昨日6日土曜日に、アテネ市内にあるフリーマーケットに行ってきました。アクロポリスの丘のすぐ近くなのですが、以前は車でこのエリアに来ていたので駐車する場所がなく全部一度に見ることができなかったのです。
11月5日（金）：前日マラソン博物館に行くため、ちょこっと遠出をしたのでこの日は午後の遅い時間まで家にいました。それと、マラソン博物館に行く前にランチをした時、主人は魚フライを食べたんですが、どうもそれがお腹に合わなかったようで、木曜日の夜から体調を少し崩してしまったというのも、ゆっくりしていた理由。
でも午後になったらおなかの調子もよくなり、イタリアンが食べたいということで早めの夕食に午後4時頃からでかけました。車で15分ぐらいの所に家庭的な（ギリシャだけどねぇ）イタリアンのお店があって、結構評判がいいらしい。
途中かなりでかい交差点があったのですが、なんと信号機が壊れていて、大渋滞。みんな好き勝手に動いております。私たちは左折したかったのですが、なかなか大通りに入れず10分ぐらい待っていたかなぁ、そうこうするうちにポリスがやってきました。
車がびゅんびゅん行きかう中を、交差点の中心まで歩いていき、たった一人で果敢に交通整理をし始めました。これでやっと左折ができるように。ちなみにギリシャは日本と反対側通行なので、左折は日本の右折みたいな感じになります。
交通渋滞が続く。
やってきたイタリアンのお店は、一見ピザ屋かなって言う感じでしたが、結構ちゃんとしたメニューがあって、主人は大好きなラザーニャ。ラザーニャも3種類あって、ラザーニャボロネーゼっていうのが、いわゆる私たちが親しんでいる中がミートソースになっているものでした。つまり、中身にお肉が入ってなかったり、トマトソースじゃないラザーニャもあったのです。
私はチキンリゾット。ピザみたいに見えるのはガーリックブレッドとしてオーダーしたもの。でも完璧にガーリック＆チーズのプレーンなピザだった。家庭的な味でどれも美味しかったです。主人のお腹の調子もよくなったので、次の日はフリーマーケットに行ってみよう、とディナーの時に決めました。
デザートのプリンがサービスで出てきました！
11月6日（土）：朝はゆっくり準備して10時半ぐらいに出発。車で最寄りの電車の駅まで行きます。前回電車に乗った時にどこに駐車できるかわかったので、今回はすぐに場所が見つかりました。週末だから通勤の人が駐車していないせいか、駐車している車が少なかったです。切符を買う時、5回チケットというのがあり、5回乗り降りできるのかなぁと思いそれを買おうとしたら24時間チケットより高かったので、辞めました。あとで調べたら、これは5回回数券のようで、エアポート以外の1時間半以内でいける場所が1回1.20ユーロ。つまり短時間で往復する場合なら1.2ユーロでおしまい。それ以上時間がすぎて往復だったとしても最初から分かっていれば2.3ユーロで2回券が買えました。さらに5回券というのは1時間半以内が5回ということだから、日にちをまたいでも使えるはず。それで5.7ユーロ。最初から私たちが滞在中に２回アテネ市内まで電車で行くことがわかっていれば、それを買った方が安かったのです。でも、昨日も何回電車に乗るかわからなかったので、結局２４時間チケットの４．１ユーロにしちゃった。先に調べておけば良かったなぁ。でも電車に乗り慣れていないし、オーストラリアの電車と比べたら各段に安かったので、あまりピンと来てませんでした。次に乗る時はもっと気を付けよっと！
地下鉄の駅は本当にこぎれいです。
車内で、こんな素敵なユニフォームを着た若い男性が二人たっていたので、許可を取って写真を撮りました。軍隊のユニフォームで、オフィサーだと言っていました。ギリシャは徴兵制度があり18才以上から45才までの間に全員、一年間の軍隊生活をしないといけないのです。この方達はすごく若く見えたのでおそらく最年少の18才ぐらいと思います。お二人ともイケメンで可愛かった！他にも何人か違う駅から乗車したりしていたので、週末だから家に帰る途中だったのかな？トルコとの国境が近いし、やはりいざという時のために今でも徴兵制度は重要なんでしょうね。これは持論ですが、ギリシャがEU内でもとびぬけて治安がいいのも徴兵制度が関係しているじゃないかってこと。最初に来た時から、若い男性のお行儀がいいな、という印象を持っていました。それにいわれなくても自主的に規則を守るっていう印象もあり・・・これって軍隊生活で身に着けたことなんじゃないかと。あくまでも私の勝手な推測ですけど。
フリーマーケットの前に、アテネ中心部のショッピングエリアに行きたかったので、シンタグマという駅で、国会議事堂の駅です。シンタグマってギリシャ語で「憲法」という意味らしい。この広場は「シンタグマ広場」。
ショッピングエリアまでは駅からほぼ一本道。こんな路面電車ならぬ路面バスも通っております。
おなじみH&Mのお店も、アテネのお店はこんな格式を感じる建物の中にありました。
この教会は、昨年8月にパルテノン神殿に来た時にも見ました。中心地の広場に立っているのです。
おお～あれが、フリーマーケットの入り口。
面白いTシャツのお店。似たような店が何件もありましたが、売っているデザインが少しづつ違うよう。私たちがお土産に買ったTシャツは、ギリシャ神話にちなんだデザインを沢山売っているお店で買いました。何を買ったのかは内緒。
徴兵制があるからなのか、アーミーサプライ中古品のお店も何件もありました。こういうの好きな人にはたまらない場所かも。
これは「マラソンの戦い」の時代、紀元前400年とかの軍隊の甲冑のデザイン。スパルタンの兵士たちもこういの着てたんですよね。そのおかげもあり、「マラソンの戦い」ではペルシャ軍の半分ぐらいの数しかいなかったのに勝利したらしい。本物はかなり重いと思うんですが、これを装着したまま、訓練された兵士が突撃前進してきて、弓矢とかを持ったペルシャ軍を圧倒したそうです。ちなみに弓矢とかは離れていると効果がありますが、接近戦ではあまり役に立たないのです。
いわゆるフリーマーケットっていうのは、奥の方の広場にありました。
これはガラクタって感じだけど。
広場の周囲の店舗は骨董品屋さんという雰囲気のお店も沢山ありました。
これは真鍮のドアノックみたい。碇のデザインで、重厚でした。値段は小さい方で45ユーロという結構なものでした。ちょっと欲しかったけど、主人が「これヨットのどこに飾るの？」といったのであきらめ。ドアに飾ろうと思ったんですけど「どうやってドアにつけるのかわからない。重いし。」だって。
何気に、路地を覗いたら、ラーメン屋さんを発見！どうも専門店らしい。知らなかったけど、アテネ市内にはラーメン屋さんが数軒（メニューにラーメンがあるというお店を含めて）あったのです。
朝食がおそかったのと、ここについてすぐにケーキを食べちゃったのでお腹が空いておらず、取り合えず諦めて、周辺をウロウロしていました。すると、パルテノン神殿のある丘のふもと辺りに出ました。この遺跡は昨年パルテノン神殿に来た時は、閉鎖になっていたんですよね。
オフシーズン料金で入場料が一人3ユーロだったので、はいってみることに。（夏場は4月から10月までは倍の6ユーロ！）ローマ時代の図書館あとでした。
あの丘の上にパルテノン神殿があります。
ローマ時代だから、パルテノン神殿より後の時代です。
なぜか亀さんが2匹いた。
床のモザイク模様も結構ちゃんと残っていますね。
ぐるりとお散歩をして、ちょっとお腹に余裕ができたので、SO SO SOラーメン屋さんに戻りました。
主人は、私が小さなケーキを食べた時、ガッツリベーコンエッグの朝食を食べていたので、お腹全然空いてない、ということで餃子を注文。（でも食べるんだ。）これは野菜餃子。タレがちゃんと餃子のたれで美味しかったので、この後チキン餃子もオーダーしてました。（お腹空いてないって言ってなかった？！）
これが「豚骨ラーメン」！おお本格的！！ギリシャでみた、ほかのどこのラーメンよりも「ラーメン」に近いではないか！で味はというと・・・・・麺はね、ちゃんとラーメンの麺でした。チャーシューも、メンマも入っていたし、味付けゆで卵にナルトまで入っているし・・・でもスープがねぇ。残念なことにコクがなくちょっぴり甘いんです。豚骨スープっていうのはわかったんですが、味付けが今一つで、主人が味見したら「奥行きのない味だ！」と鋭い事を言ってました。これ、日本では通用しないなぁ。一度来たら2回目はないっていう感じ。他にも種類があったので、他のは大丈夫だったのかもしれませんが。他のはねぇ、柚子味とか、ビーフ醤油とか、ちょっと創作ラーメンぽい名前だったので、いわゆるラーメンの「豚骨ラーメン」にしたんですよ。やはりギリシャではラーメンはまだまだなのかなぁ。オーストラリアも20数年前はだめだったもんねぇ。最近でこそ、シドニーでは日本で食べるのと全く変わらない本格的ラーメンが気軽に食べられるようになってますが。
ということで、思わぬラーメン屋も発見したアテネのフリーマーケットでしたが、お買い物はとても楽しめました。いわゆるお土産屋さんというのもありましたが、売っているものが他の地域の観光客用お土産物屋さんより、センスがよかったり、面白いものがあったんです。お値段的にもまとめ買いでかなり安くしてくれたし。ギリシャに来たら、お土産物は全てここで調達できるなぁって思いました。
アテネ市内観光なら、パルテノン神殿をみて、アクロポリス博物館に行き、その後フリーマーケットでお土産のお買い物という具合に、なんとか1日でこなすこともできる範囲の距離に収まっているので、便利だな、と思いましたよ。
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