2021年11月5日金曜日

日本選手の展示が沢山!ーマラソン博物館に行ってきました

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!


今年9月初めに本土とエビア島の内側を航行していた時に、通過した「マラソン発祥の地」。昨日、11月4日、車でマラソン博物館を見に行ってきました!<海側から通過の事を書いた記事へはこちらから移動できます。>

ペルシャ軍は海から上陸していて、マラソンビーチというのがあります。
だいたいこのあたり一帯のどっかから上陸したのでしょうね。今はビーチリゾートとなっておりますが。夏のシーズンを過ぎていたので閑散としていましたが11月とはいえ、まだ日中お天気がいいと23度ぐらいになるギリシャ。この日も泳いでいる人がいましたよ。

正面玄関前には女子選手、男子選手それぞれ、マラソン競技として第1回目となった時のオリンピックゴールドメダリストの銅像が立っていました。


玄関を入ると早速沢山の優勝カップが並べられています。あとで気づいたんですが、マラソン競技っていうと、私なんかはオリンピックしか思いつかないんですが、世界各国で沢山の有名なマラソン大会があるわけです。この博物館はオリンピックに特化したものではなく、そういった「マラソン大会」の博物館なのです。
マラソンの起源は、紀元前ペルシャ軍の侵略を受けてギリシャ軍が戦い、兵力に大差があッにもかかわらずギリシャ軍が勝利。その報告をアテネにするため、一人の兵士が休まず走り続け勝利の報告をした途端、力尽きてなくなってしまった事をたたえたのが始まり。マラソン―アテネ間が約40キロだったんです。その後1908年ロンドン大会から現在の42.195キロに決まるまでは、毎回長さが同じではなくだいたい40キロ前後だったそうです。

玄関はいってすぐの壁には過去のオリンピックの公式ポスターが展示されていました。中でもそのシンプルさでひときわ目を引いたのが、1964年の東京オリンピックのもの。日の丸そのまんまですねぇ。

入場料は一人2ユーロ。受付のお姉さんが「マラソンの歴史に関するビデオを観ます?」と聞いてくれたので「勿論!」ということで、最初に一番奥の部屋に向かいました。その部屋にも壁一面にオリンピックのマラソン競技でメダルを取った選手の展示があり、すぐにわかったのは、2000年のシドニーオリンピックでゴールドメダルに輝いた高橋尚子選手の写真。

当時私はシドニーの観光地の中心部の免税店で勤務していたので、連日各国の先週を目の当たりにしていました。「ヤワラ」ちゃんの「お姉さん」もみましたよ!(本人そっくりだった。)さらに、O・Jシンプソンの弁護士も来店しており・・・その当時はぴんと来なかったのですが、その人、リアリティーTVで一躍スターになった、キム・カダシアンのお父さんなのです。なんて話が分かる人は同年代ですね。高橋選手をお見かけしたことはありませんでしたが、地元で行われたオリンピック、しかも結構チケットが簡単に入手できたので、陸上競技、バレーボール、柔道、ソフトボールなどの試合を見に行きました・・・と、マラソンからはずれましたけど、いろいろ思い出した!マラソンはテレビで観ましたけど。

その近くのガラスケースに「ITO」という、これまた日本人名があって驚き。

パラリンピックの車いすマラソンの選手のようです。調べてみたら、アテネパラリンピックの車いすゴールドメダルは同じ日本人選手でしたが、この方は第4位。この博物館、おそらく選手から寄付されたグッズを展示しているので、必ずしもメダルを取った方の展示だけではないようです。でも、知らなかったなぁ~日本人選手が1位と4位だったなんて。というか、2004年のアテネ五輪の時はすでにオーストラリアに住んでいましたが、テレビでパラリンピックの事をやっていた記憶がありません。ギリシャとオーストラリアは9時間ぐらい時差があるから夜中になってたことが多かったからかな。それとオーストラリアではやはりオーストラリア選手を主に報道しますもんね。


そして同じ部屋には、オリンピック以外にも国際大会についての展示があり、そこでもすぐに私が気づいたのは「FUKUOKA」の文字。「一番神話的な大会」となっていますねぇ。なんでかなぁと思ったんですが、説明分によると出場するための記録が厳しいので、必然的に出場者が少ないというのが理由のようでした。

さらに各地点通過時間がきまっており、その時間までに通過できなかった選手は、その時点で失格になるそうです。交通規制の都合らしい。


ビデオを観終わり、大広間の展示室にもどると、そこは各オリンピックでのマラソン競技の情報が記載されていたパネルがありました。ここにも高橋直子選手の写真が一面に!

最初の東京五輪のパネル。

聖火リレーのトーチ。各オリンピック大会ごとに展示されていました。最初の東京五輪はこれだったんですね。

そして、最新、今年行われた東京五輪のトーチもあった!

アトランタ大会で銅メダルだった有森選手の写真が、アトランタ大会のパネルに掲載されていました。ゴールドじゃなかったのにねぇ。
さらに驚いたのは、玄関からすぐの場所に、日本女子選手3名のコーナーがあったのです。左から、有森裕子選手、高橋尚子選手そしてアテネ大会でゴールドの野口みづき選手。各選手のシューズも展示されていましたが、驚いたことに野口選手の靴は私と同じぐらいのサイズ。私の靴サイズは22.5㎝なので、日本人でも小さい方なのです。身長も同じぐらいで靴のサイズも同じぐらい・・・なのに物凄い体力!

マラソン博物館からの帰り道、道路にこんなブルーのラインがうっすらと残っていました。これマラソンコースだったことを示すラインなのです。マラソンからアテネに続く道路ですからね。


アテネまでの帰り道、ちょっと寄り道。来るときに見つけたクラフトショップに立ち寄りました。ギリシャではとても珍しいのです。通り掛けに主人が目ざとく見つけてくれました!



私が大好きなペーパークラフトに特化したお店ではなく、いろんなタイプのクラフト品を置いているよう。

これはウッドの箱とかボックス。自分で着色したり飾り付けたりして楽しみます。


特殊ペーパーコーナー

スタンプはこれだけだった。これしか知らないギリシャの人にスタンピン・アップのスタンプ見せたら、どう反応するかなぁ。


このトリマー、スタンピン・アップのトリマーと同じなのです。製造元が同じだからねぇ。つまり、替え刃がなくなっても市販で買えるってことなのです。日本でも確か通販で買えたはず。

クラフトパンチ、結構な数がありますね。


海側から眺めていただけのマラソンの街。マラソン博物館はすごくおもしろかったです。意外にも日本人選手の情報が盛りだくさんで、本当に楽しめました。アテネから少し離れているから、あまり知られていないかもしれませんが、アテネに旅行される機会があれば、是非足を延ばしていただいきたいなぁ、と思いました。

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