皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
昨日3日に、ブースターショットと呼ばれている追加のワクチン接種を受けてきました。前日申し込みで翌日接種と超迅速に進みましたよ。
ワクチン接種の予約をしてもらった移民用の医療団体事務所
2月2日、朝食の後私はまた睡魔が襲ってきたので、一日グダグダしていたのですが、主人は結構アクティブでワクチン接種の申し込みをしてきました。ギリシャでのワクチン接種申し込みは、市町村からの通知を待つのではなく、薬局などでAMCAという日本でいうと多分「マイ・ナンバー」的なタックスナンバーを使って、ワクチン接種の予約を取ってもらいます。私たちのビザはEU内では働いては行けないビザで(退職者用のビザなので)、AMCAっていうのがないんですね。だから最初のワクチン接種の手続きは、ビザ手続きをした弁護士さんにお願いしてやってもらいました。そういう人たちのために仮のAMCAナンバーが発行されているので、自分でやることもできたんですが、ギリシャ語で書いてあるサイトで手続きするので無理だったのです。で、ブースターショットも同様に弁護士さんにお願いしないとだめかなぁって思っていた所、宿泊先のビルの隣に「Medecins Sans Frontieres」という場所があって、一見クリニックの用。近所にある薬局(薬局がやたら多いのです。道路の一角ごとぐらいにある。100メートルも歩くと2軒はでくわします。)にワクチン接種の予約の仕方をききにいったら、AMCAナンバーがあればできるけど、予約してから実際に受けれるのは2週間後ですよって言われたんです。その時点では仮のAMCAがもう期限切れだと思っていたので(前にワクチン接種したのは昨年の8月末)、AMCAあるかどうか不明というと、「Medecins Sans Frontieres」を指して、その場所で聞いてみなって言われました。
で、私がお部屋でうとうとしている間に主人は行動開始。30分後ぐらいには、ワクチン接種予約を取り付けて戻ってきました!しかも接種日は翌日!!!すごい速攻。
「Medecins Sans Frontieres」というのは、ギリシャに移民してきた人たち向けの医療手配サービスの団体らしいのです。移民のほとんどは難民として来ているんですね。だからほぼどこの言語でも通じる人たちが働いているそうです。私たちは移民だけど難民ではないのでちゃんとしたビザを持っているのですが、主人が質問してみるとイラン人のスタッフの方が英語ができて、大丈夫ここで手続きやりましょうってことになり、主人と一緒に薬局に出かけてくれて予約を取ってくれたそうです。その方は、本業は微生物学者!ワクチン接種の大切さを痛感されているので、ボランティアでこの活動をされているようです。どういうトリックなのかわかりませんが、おかげで正規で手続きするより早く接種できることになりました。たまたま隣のビルにあるエアB&Bに泊ったからこそこの場所の事が分かったわけで・・・これも偶然のたまもの。本当にラッキーだなぁ私たちって。
最初にワクチンを受けた時もそうでしたが、ギリシャでは、自国民でなくても旅行者であっても希望すればワクチン接種をしてくれます。そして国民でない人が接種できる支援団体も結構あるので、最初のワクチン接種も開始と共にすごいスピードで希望する全国民の接種がすすみました。昨年5月からスタートして観光シーズン真っ盛りの8月までには終了していました。ま、日本と比べたら人口が全然少ないからっていうのもあるけど、市町村からのお達しを待つのではなく「自分で手配」っていうがいいなぁ。ちなみにギリシャの人口は1080万人で日本の3分の1だそうです。国土面積は日本がギリシャの約3倍弱。で、空港から乗ったタクシーの運転手によるとオミクロン株の猛威は現在一日約2万人の感染者が出ているらいしので、人口比でいったらかなりのものかな。だからワクチン接種絶賛キャンペーン中なんですね。かなりの人が3回目の接種を終えていて、4回目をやった人もいるそうです。それもそのはず、最後の接種から7ヶ月以上たったら「ワクチン接種」したのとみなされなくなるからです。私たちは8月31日にやったから、今年の3月一杯までにやらないといけなかったのです。
アテネ滞在の最大の目的を無事達成して大満足だったので、お天気も悪かったので午後は夕方までどこにも行きませんでした。時差ボケから回復していないので、相変わらず変な時間にお昼寝しちゃいます。昼間移民用の施設にお世話になったので、グーグルで見つけた「ルーマニア料理」のお店に行くことに。ルーマニアって、すごく遠いイメージだったけどギリシャからしたら地続きのはす向かいさんって感じなのです。
これはギリシャ料理のギロスですな。特にルーマニア料理ではないかも。3品とビール1本で18ユーロでした。安いなぁ。だって食べ切れなくてギロスはほとんどお持ち帰りしましたから。キャベツの煮込みが思ったい以上にボリュームがあったんです。お味は、どれもそこそこ美味しかったのですが、全体的に味付けが濃すぎて・・・それがルーマニア料理なのか、ここのお店の特徴なのか、これが最初だからわかりません。キャベツのトマト煮は豚肉が骨からポロっとおちて家庭料理って感じで美味しいかったけど、特別な味付けではなかった。正直なところ、ま、もう2回目はないねっていうのが感想です。
2月3日:朝6時半ぐらいに起床!といっても私はまた午前3時過ぎには目が覚めております。ワクチン接種予約が9時25分で、バスで20分ぐらい、徒歩30分ぐらいの場所に行くのですが、早めに行って現地で朝ご飯をしようってことで、8時には出発。バスは電車の切符と同じもので、乗車時間ごとに値段が変わります。一番安い90分チケットを最寄りの電車の駅で買っておきました。一人1,2ユーロだったかな。
外には接種後に待機している椅子が沢山ありましたが、ほぼ誰もいませんでした。多分診察開始したばかりの時間だったのかなぁ。
だいたい5部屋ぐらいの接種部屋があって、部屋ごとに接種するワクチンの種類が決まっているようです。私たちは前回がジョンソン&ジョンソンだったので、今回はファイザーを希望しました。
結局9時10分にはクリニックを出ることができ、徒歩で家路となりました。取り合えず繁華街まで戻ってパン屋で朝食をすることに。
でも隣に、オーストラリアの国旗がユニオンジャックの隣にあったので、何だろうと思って公園の入り口に行きました。でもねぇ写真には映っていないのですが、タワーのふもとに馬かなんかの銅像があって、それにほぼずりでもしている感じの変な女性がいたんです。ちょっと不気味だったので、そそくさと出てきた。写真も撮る気がしなかったぐらい異様だった。
デザートはチョコレートムースケーキ(かなり濃厚。生チョコの固まりって感じ。)にアイシスクリーム。二人でシェアですが、基本デザートは主人担当です。
大大満足のイタリアンだった!行きも帰りもタクシーにしたので、帰りは雨模様でかなり寒かったけど平気でした。ちなみに、Uバーを頼んだらタクシーが来たんですよね。タクシー運転手がUバー登録もしているみたい。
だいたい医療機関の人は英語ができます。チャチャっと済ませていただき、さらにワクチンの「バッチナンバー」を教えてもらう事にしました。オーストラリアに戻った時、海外で接種したワクチンでも大丈夫なんですが、バッチナンバーがないと、オーストラリア政府のサイトに「ワクチン接種済者」として登録してもらないんです。これ、ほかの国でもあるようで、ちゃんと医療機関の方も心得ていました。「海外の国ではバッチナンバーが必要らしいねぇ。受付の人にいったら教えてもらえますよ。」とのこと。受付の人も心得ていらっしゃいました。「手書きだけど、ここのクリニックのスタンプとサインを入れるからいいかしら?」と快く発行してくれました。ま、次にオーストラリアに帰るまでにはもう1回ぐらい接種しないとけないかもしれませんが、これから毎回発行してもらうことにしております。
これを書いている時点では、接種後のリアクションは何もありません。打ったところの周辺が痛いけど、これは筋肉注射なら当たり前の範囲。主人は全く痛くないそう。
途中、こんな銅像が上についているタワーがある公園の前を通りがかりました。きっと観光名所だろうけど、公園にはあまり興味がない。
パン屋さんが何軒かあるエリアで、人だかりがあったお店で朝食です。お店の外のテーブルで買ったパンとコーヒー、紅茶をいただきました。こういうのギリシャ風朝食。パンが安いし中にチキンとかほうれん草とか入ったパイなど、お食事系のパンも沢山あるのです。
朝食後は、ワクチンの影響か時差ボケか、またまた眠くなってきたので、どこにも寄らずにB&Bに戻りました。帰った時にはすでに11時ちょっとまえだった。そのまま私は午後3時までお昼寝。これがダメなんですけどねぇ~だって朝3時から起きているから眠いんですよ。
夕方になってからごそごそ活動再開。今晩のディナーはイタリアンです。前日のルーマニア料理がいまいちだったので、今度こそ本当に美味しいものを食べたかった!ギリシャ料理は正直、もう飽きているので都会のアテネにいる時ぐらいは、違うもんを食べたいんです。
市内ショッピング街にあるイタリアンのお店は、大正解でした!とてもおしゃれな雰囲気だった。ワインは二人ともが赤がよかったので、ボトルでゲットしました。2017年もののMerlotでいい感じにこくがありました。
イタリアンというとパスタに行きがちですが、私が好きなのはこの2点。主人はお決まりのミートスパを頼もうと思っていたみたいですが、メニューに子牛の薄切りステーキとマッシュルームリゾットを私が見つけたので、パスタ早めてこれをシェアすることに。マッシュルームリゾットは、トリフも入っていてとても香が高く美味しいのです!イタリアで初めて出会ったこのやや厚めの牛タタキみたいなTagliata、ステーキって表示されているものより、私たち好みのお肉なのです。ステーキが食べたい時は、これをオーダーしております。
ま、こんな感じでギリシャに戻ってから2日半たったんですが、本日2月4日は夜行フェリーでいよいよSATOMI号を置いているキオス島に帰ります。お宿は午前11時には出ないといけないのですが、朝10時にスーツケース預かりサービスが荷物を取りに来てくれるので、身軽な状態で時間をつぶすことができます。フェリーは夜7時からチェックイン開始。スーツケース預かりサービスはフェリ―に乗る人向けなので、波止場までフェリーのチェックイン時かに合わせて運んでくれます。ほぼ一日預かってくれて配達までしてくれて30ユーロは、使う手はないっていう安値。身軽な状態で市内をぶらぶらできます。そのための体力温存で、ここ2日ゆっくりしていたのです!夜行フェリーの旅と、SATOMI号2ヶ月ぶりの再会のレポも、楽しみにしていてくださいね。
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