2022年3月1日火曜日

SATOMI号にしっかり注意が行き届いているのがすごく嬉しい!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!




早いもので、2022年も1/4のが過ぎました。(訂正:最初の四半期最後の月に入りました、ですね。気が早くて3月が終わった気になってた!)今日から3月。希望としては今日からSATOMI号に移り住んで出航準備も本格的!だったのですが、まだ一番下の防水用塗布も始まっておりません。でもね、ほんの少しだけど進んでいるのがわかりました。


2月27日はまたこんなどんよりとした風ビュービューの一日だった!

27日(日)朝からどんよりした曇りがちなお天気でしたが、アンカーチェーンの下地塗を開始しました。風が結構強だったので体感温度はかなり低く感じ、また冬に戻ったような感じでした。このチェーンのペンキ塗りは「私の仕事」だったんですが、同時期にやろうとしていた主人の仕事が、必要部品がまだ届いてなかったのでこの日はできず。「まさか私一人だけ働かせるわけじゃないよね~。」ってことで、主人がやることになりました。私は・・・船内でぬくぬくと、ネットフリックスを観ながらクラフト!ま、一緒に来る必要は全くなかったのですが、おともがいると何もしてなくても機嫌がいい主人です。この日は本当にあまり外に出ていたくない感じだったので、下地塗を終えたのちさっさと帰りました。

ちなみに、数日前からエアコンを使うのをやめたら、途端に体調がよくなったのです。この日ヨットにある冬用のお布団をアパートに持ち帰ったので、夜はぬくぬく過ごすことができたし、エアコンの物凄い音に一晩中煩わされることなく、ぐっすり眠る事ができました。きっとあのままずっとエアコンを使っていたら、二人とも病気になっていたと思う!

28日月曜日は、朝はちょっとお天気がよく、前夜よく眠れたのでとてもすがすがしい気分でした。相変わらず朝はゆっくりですが、それでもいつもよりも早く朝10時半にはSATOMI
号に到着!いつもだったら12時ちょっと前ぐらいにやっと来てたのです。

ふと気が付くと、船体をささえていた部分がずらされていました。すでに支えていた部分を除いて全部削られていたんですが、その場所も削る必要があるから支えをちょっとだけずらす必要があるんですね。週末はそのままだったから、月曜日の朝、私たちが着く前にやり終えていたようです。朝早くからお仕事ご苦労様です!


一番前もちょっと支え棒が違う位置になっていました。これで、全ての部分がきれ~いに削り終わったわけです。あとは気温が上がる日が数日やってくるのを待つばかり。着いた時にいたシリアからの難民のスタッフの方が「もう準備万端だから天気がよくなれば、すぐに取り掛かれますよ。」と言ってくれました。Tholosボートヤードは、プレべザのクレオパトラマリーナよりも規模がすごく小さいのですが、その分、ちゃんと各艇に眼が行き届いている印象があります。クレオパトラマリーナの時は、マリーナの技術部門が手配した職人さんは、何軒もの仕事を掛け持ちだったので、SATOMI号だけに集中してもらえず、大工さんの仕事が本当に遅れまくったのです。でもTholosでは、他にも大型漁船とかの修理やメンテナンス工事が進んでいる中、ちゃんとこちらが言わなくても、日に日に仕事が進んでいるのがわかるんですね。週末は「この支えの下になっている部分は、いつやってもらえるのかなぁ。」って思っていたんですが、こちらが言う前に、月曜日になったら朝一番でその作業が終わったいました!船底のコッパ―コーティングはボートヤードにとっても大口仕事の一つだと思います。今後の実績にもなるから、優先的にやってくれているのがよくわかります。こういうのからも、キオス島のTholosボートヤードにして良かったなぁって、つくづく思います。きっとクレオパトラマリーナだったら、なかなかやってもらえずにヤキモキしちゃってたと思う。

28日は、アンカーチェーンに色のペンキを塗ろうと思っていたので二人で手分けしてやる予定だったのですが、どうも夜半に雨が降ったみたいで、チェーンがちょっと濡れていたんですね。なので色を付けるのはあきらめ。その代わり、念のためもう1回下地を塗る事にしました。なので、この日も私は船内で遊んでいました。

塗り終わってから主人も船内に来て、自分のなにやら書類の整理とかを始めました。近いうちに船内の不要物を断捨離するのですが、まずは主人は自分エリアの戸棚の部分を整理し始めました。よかった!もう主人の持ち物スペースは、私では全く手が付けられないぐらい、基準のない基準で物が置かれておるのです。2時間弱滞在した頃に、オーダーしていた部品が届いたっている電話が入りました。ボートヤード宛てに送っても、実は島の集配所まで取りに行くシステムなんです。郵便局だとちゃんと配達してくれるのですが、その代わりすごく時間がかかります。クーリエだとアテネからの発送なら夜行フェリーに乗ってくるので、翌日到着したりするんですね。ただ、各クーリエ会社の集配所まで自分で取りに行く必要があります。配達の行き違いとかでどんどん日にちが伸びるよりも、自分で取りに行った方が確実なので、問題なし。集配所はどの会社もキオスの港の近く、つまり街の中心地にあります。

冬でもシエスタで、午後2時ぐらいから夕方5時すぎぐらいまでお昼休みになってしまうので、急いで取りに行きました。

アパートに帰ってきたら、早速主人が道具を広げ始めました。届いたばかりの部品を使って、風力発電機用のスイッチを作り始めました。

これまで風力発電で発電した電力をバッテリーに貯めるのに、レギュレーターが邪魔をしてどうもしっかりと充電できなかったのです。せっかく発電しても、その分がバッテリーに貯めこまれなければ発電していないのと同じ。昨シーズンはほぼソーラーパネルだけに頼っていた感じでした。冷蔵庫に加えて冷凍庫もあるSATOMI号は、結構電力を消費するんですね。カンカン照りが続く夏場のギリシャではソーラーパネルがあれば十分ですが、秋になったらソーラーパネルだけでは十分じゃない日が結構ありました。代わりに風はビュンビュン吹いていたから、風力発電がしっかり働いてくれれば全く電力には問題ないはずだったのです。でも、発電しているわりには、バッテリーの方に電力がいかないっていう現象に気が付いて、それがレギュレーターのせいらいし、となり、それを改善するためのスイッチシステムが必要となり、それを作るための部品を昨年末から手配していてました。全て揃えたつもりだったのですが、島に戻ってから足りないものがあることがわかり、最後のオーダーをしていたのが、やっと届いたのです。

こういうのを、何個か主人は作っておりました!難しことはわかりませんが、これで風力発電の電力も無駄にすることなく使えることになるってことがわかれば、私には十分です。

ということで、アパートは3月8日まで延長しましたが、正直もしかしたらまだまだ引っ越せないのかなって言う気もしています。ただ、マリーナのトイレとシャワーの快走工事が終わったので、多少不便でも、SATOMI号に戻りたいなぁっていう気持ちが高まっている私です。

毎日SATOMI号に行くたび、船内でごそごそしている私ですが、とっても居心地がよくて離れたくないって思うんですね。SATOMI号が本当に「我が家」って言う気がして、ほっとするんです。今週一週間でまたいろんなことが変わるんだろうな。だから来週の今頃がどうなっているのか全く予想がつきません!

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