2022年5月8日日曜日

動画:2022年度クルージングの始まり始まり!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





5月6日(金)午前9時10分、5カ月間滞在したTholosボートヤードを出発して2022年の初セーリングに出発しました!

いつもは朝ゆっくりなんですが、この日は6時には目が覚めてしまい、そのまましばらく布団の中でネットをチェックしたりして時間をつぶしていました。でも7時になったら我慢できず「さあ!行くぞ」てことで出発準備開始です。

大まかな準備は全て終了していましたが、最後に水タンクを満タンにして、忘れていたソーラーパネルの掃除などをしました。その間、前日一日中ヨットにいて夜もSATOMI号で寝ていた野良ネコちゃんとの別れを惜しみました。最初はヨットから降りるよう促しても、またすぐ戻ってきてしまったのですが、何回かやっているうちに理解したのか、最後は岸で私たちの出発準備を眺めていました。さすがボートヤードの猫、ヨットはいずれ出ていくってことを理解しているんでしょうか。

お迎えのキャタマランのテンダーの下で座ってこちらを見ているのが、超懐いていた猫ちゃん。もう一匹といつも一緒にいるのできっと姉妹だと思います。今朝になってこの子がニャーニャーと鳴いて迎えにきたから、やはりこの子は2匹で寄り添ってここで生きていくのが一番だと思いました。私たちの出発をここから見送ってくれました。

お世話になった事務所に挨拶に行き、いよいよ9時10分ごろ、ボートヤードのワーフを離れました。私たちが以外に3隻係留していて、私たちが一番奥だったのですが、奥に行けば行くほどここ数日風向きでは波が押し寄せてきて、あまり快適な場所ではなかったのです。さらに岸に打ち付けられる感じの風向きだったので、無事離岸できるかちょっと心配でした。でも事前にどうやって離れるか打ち合わせをしたので、いざ出発した時は、とってもスムーズに問題なく離岸できました。出る時、クレーン運転主のディミトリさんが小舟で「湾の奥にラインが海中にあるから気おつけて!」と言いながらやってきましたが、その際にはすでに私がラインに気が付いて主人に伝えていたので、問題なし。ディミトリさんにお別れもできたので丁度良かった。(朝事務所にいったら、アンジェリキさん以外だれもいなかったのです。)


さよ~なら~Tholosボートヤード!なんかちょっと寂しい感じがした。だってもう自宅みたいに馴染んでましたから。

湾から出てすぐにエンジンを切り、取り合えずヘッドセールを出しました。後方からの風で15ノットぐらいだったし、本日の目的地は同じキオス島の南の端に近いアンカレッジ。このまま後ろから吹き飛ばされていける方角です。

朝ご飯がまだだったので、ヘッドセールを出し終えてすぐに準備にかかりました。この時点では5ノットちょっとしか出ていなかったのですが、ゆっくり食事できるし、急いでないから気になりませんでした。主人が距離を㎞とマイルを勘違いしていて、40マイルだと思ってたんですね。だから今時点では到着時間は午後4時でした。でも本当は、20マイルちょっとだったんです。

昨年は北風に逆らって北上することがほとんどだったので、じっと我慢の子、の状態の方が多かったのですが、今年度は南下していきます。なので、メインセールもなしでこんな風に楽々風に押されていける日が沢山あるんじゃないかな。


まだ海上は風が冷たいので防風防水ジャケットを着ています。

風の向きが進行方向に対して、さらにいい角度になったのでスピードはぐんぐんあがり最終的には7ノット前後が平均スピードになりました。手前に見える小さな島2つの間を進んでいこうとしたら、無線でSATOMI号を呼ぶ声が聞こえてきました。この島の間には岩が海中にあるんですが、それを私たちが知らないといけないと思って、連絡してくれたようです。チャート上に出てくるのでわかっていたのと、岩があっても水深は8メートルあるので危険はありません。おそらくキオス島のコーストガードだと思うんですが、私たちがこの日出発するのを連絡していたのでモニターしていたんでしょう。「大丈夫、岩があるのは理解しています。ありがとうございました。」と返答しました。


あまりにいい気分で、船体の上のマットレスの上で寝っ転がってました。この時点で、距離計算を間違えていたのに気が付いたのと、スピードが7ノットも出ていたので到着時間がお昼ちょっと過ぎっているのがわかり余裕でした。

あれが一方の超小さい島。なのに、建物がたっている。

二つの島を通り抜けると、目的地のアンカレッジは目と鼻の先。さらに方角がちょっと変わるのでタックしました。



あそこをぐるりとしたら、目的地。


時計を見たらまだ12時ちょっとすぎ。本当に快適な初セーリングでした。

今日のアンカレッジは、ビーチ沖で後方は外海なんですが、長ぼそいキオス島の南の端にちょこっと入ったところなので、外海からのうねりはあまりここには入ってこないんですね。ま、それでも風が落ちた夜半には多少横揺れがありましたが、ボートヤードに接岸してた時の方が不快だったぐらい。

最終的には横90度ぐらいの角度になってぐんぐん進んでいたので、アンカリングする直前までセーリングを楽しめました。


ここまでの間をかいつまんで録画していたので、動画をご覧くださいませ。

到着時間は午後12時半ちょとすぎ。まだまだ半日ありますな。まだセーリングシーズンとしては早いので、他には1隻もいません。アンカーも一発で簡単に効きました。最初の予定では、明日すぐにイカリヤ島に移動しようと思ってたんですが、いそぐ必要はもうないので、翌日も滞在する事にしました。

夕方になると風は収まりました。
 
8時半を過ぎないと真っ暗にならないのです。

今年最初のセーリングはいい追い風に恵まれ、最高のスタートをきることができました。

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