皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
5月18日(水)からスタートさせたバウスラスター修理は20日(金)の午後になっても完成しておりません。実はバウスラスター自体の修理だけではなく、どうせなら今後のためにとやり始めたプロジェクトに案外時間を取られているから。丸二日間強風が吹き荒れていたので、どのみちどこにも移動できませんでしたけどね。
主人は半日アンカーロッカーにこもりっきり。お天気が良かったので熱中症にならないように、時々冷たい水を運んであげました。他にお手伝いできることがないので、私は午後一人でマリーナの隣のビーチにひと泳ぎに行ったりして時間をつぶしました。
夕食はタバーンに行くことにしました。あらためて港沿いの通りを見まわしたら、あちこちにミュールがあるのを発見しました!普通のお家の壁に絵が描かれています。この機械はでっかいミシンみたい。セールを縫うミシンかな?
これもアーティスティックだなぁ。家自体のちょっと荒れた感じと絵のレトロな感じがピッタリあっています。
複雑で物凄い数の配線が!主人曰く、以前のオーナーの時、きっと別々の電気技師の人がその都度雇われて、その仕事だけ取り合えずやっていたみたいだから、総合的にどの配線がどこに繋がっているのかは、誰もわかっていなかったのでは、とのこと。買ったときにマニュアルをもらっていますが、配線に関しての情報があまりなかったみたいです。昨年一年間でかなり「通」になった主人ですが、それでもまだまだ不思議な部分が沢山あるそうです。19日は、後ろのバースから外のロッカーに続く小さなドアを開けて、また配線をたどっていました。なかなか思ったように作業が進んでいないみたい。結局この日も完成まではいたらず、また強風二日目で湾内の海面もちょっと荒れ気味になってきて、船体が前後に引っ張られたりして、常に動いていたので、細かい作業はあまり快適ではなかったみたいです。
これはガレージのドアかな。ボートの絵が描かれていますね。小さな漁村にピッタリ。
これは3階建てのアパートの壁いっぱいを使って描かれています。さっきの大型ミシンみたいな機械の絵のようです。
タバーンの前は漁港。ロブスター漁もするそうで、朝10時頃にここにくるとロブスターを漁師さんから直接変えるそうです。すでに夜7時を過ぎていたんですが、この時間から出港する小さな漁船が数隻ありました。仕掛けをしに行くのかな?でもこの日の夜から、ちょっと嵐のようになるので、次の朝は海に出れないと思うんだけど。
私はポークのクリームソース、主人はカツオのステーキをオーダーしました。このカツオ、炭焼きの香ばしさにレモンソースがとてもよくあっていて、本当に美味しかったです。
予報どおり夜9時過ぎからどんどん風が強くなりました。風だけではなく、雷もなり始め雨も激しく降り始めました。これが朝方まで続いたみたい。
5月19日(木):朝になっても強風は続いています。朝から曇り空で気温も肌寒い感じです。どのヨットも昨日の午後からラインを増やしていました。SATOMI号もスプリンガーを両側につけております。
陸側から吹いてくる風なので、海上はそれほど荒れていませんが、風が海面を通り過ぎるのがよくわかります。風速をチェックしてみたら、だいたい30~35ノットぐらいで突風時は40ノットを軽く超えていました。ヒューヒューと風の音も大きく、船体も多少揺れがありましたが、SATOMI号の船内はとっても快適。
バウスラスターの修理そのものは、とても簡単なのですが、それよりもバウスラスターのバッテリーの充電具合を船内から把握できるようにする作業に、思いがけなく時間がかかっております。これは数値を示すメーターを作っているよう。
ここに取り付けて、他の計器と一緒に見れるようになるわけですね。
ディナーは主人が「スパゲッティミートソースが食べたい!」と言って、タバーンからお持ち帰りをしてきました。その後、パッサレルがワーフの電気ポストに波で引っ張られた時にあたってしまったのか、折りたたみ式なので、勝手にたたまれて半分海につかってしまったのです。使っていない時は引っ張り上げているんですが、後ろからの風が強すぎて折りたためてしまったのかも。一旦は直したものの、夜テレビを観ていたら「ガタン」という音がしたので、見に行ったら、またおり畳んだ状態になってしまっていました。そこで、パッサレルをコックピット内に引き入れることに。念のため岸に近づくのが嫌だったのでアンカーチェーンをちょっと縮めて前から引っ張るテンションをきつくしておきました。また今晩も強風が続きます。
5月20日(金):作業開始から今日で3日目。お天気は、お昼ちょっと前から回復してきて太陽も出てきました。風は午後3時ぐらいになってやっと止まりましたけど。作業は難航しているみたいで、一日中こんな状態が続いている主人。コンセプトは簡単だけど、実行するのは難しい!らしい。でもスタートしちゃったからには、やり遂げないとってことで、滞在が思ったより長引きそうです。ま、この日まで、どこにも行けた状態じゃなかったからおこもりするしかなかったんですが。
パッサレルを外してしまったので、岸に移れません。私一人では重くて設置できないのですが、もくもくと作業を続けている主人の手を煩わせてしまうのは申し訳なく、なんと私は19日も一日中船内にいて、20日も夕食にでかけるまで一歩も外を歩かなかった!
なんかすごい状態になっています。
ずっと船内にこもりっぱなしで退屈しないかって?ぜーんぜんそんなことはありません。二人だけには、広すぎるぐらいスペースがあるSATOIM号の船内はとっても快適だし、陸電に繋がっているからネットフリックも見放題。さらに、大好きなペーパークラフトも思う存分楽しめます。思いがけなく時間がかかっているバッテリーメーターにアンカーライト確認ランプの設置ですが、Marathokampouのマリーナにいて本当に良かったです。無料でしかも電気に接続できるからこそ、心置きなく作業ができますから。ということで、この記事を書いている20日の夕方4時の時点では、まだまだ終わってませんでしたが、あと一息。ということは、21日いっぱいもここで過ごすことになりそうです。お天気はこれからまた安定した晴天が続きそうなので、遅くても月曜日あたりは移動できるといいな。
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