皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
これまではグーグルマップのおかげで、知らない土地でも問題なくドライブできていたのに、イカリア島だけは違った!グーグルマップを信じているととんでもないけもの道に迷い込み、遭難の危険さえあるのです!ここでは紙のマップが頼りのワイルドなイカリア島です。
ここでもグーグルマップを頼りに、まずは、Aghios Savvasという山の中にある小さな教会を見に行くことに。方向からして空港の方にまず向かいそこから山の上に上がっていけばいい感じでした。ですが、空港への道までは舗装された道路だったのですが、空港の敷地を出た途端に舗装もされていない、砂利道どころか石ころゴロゴロの「これ道なの?」っていう感じになっちゃんたんです。4WDのオフロード仕様じゃないとやばくない運転?という道を、レンタカーの小型スコーダでのろのろ進みました。
こんな山の上の方に、小さな教会が。
こっち側が教会で、隣はキッチンと小部屋でした。実際に時々使われているようです。
中はこんな感じ。ちゃんと手入れされていました。2ユーロ献金してロウソクを立ててお祈りしてきました。
ここに来た時点で11時半ぐらいになっていたので、次はちょっと街にいってランチをすることに。またグーグルで行先をセット。すると途中から舗装された道路になりました。
道の両端にはきれいな野草が咲いていて、まるでガーデンの中をドライブしているよう。
匂いもすごく良かったです。
1時ちょっと前にEvdilosという港町に到着しました。実はここへの道のりも、途中でまた舗装されていない山道をグルグル回ることに。後でわかったんですが、ちゃんと舗装された道路を走りたかったら(というか、それが正しい行き方。)例の教会から一旦、出発地のKrikosの街まで戻り、そっからまた島の反対側のEvilosを目指すべきだったんですよつまりグーグルマップが示すA地点からB地点に直接行こうとすると、道なき道(でもグーグルは道だと認識している。)を走るはめになるわけです。でもねぇこの時点ではまだそれに気づいていない。道が悪い場所が多いねぇ。こんな所ツーリスト来れるの?なんて話してました。
小腹がすいてきたので、軽くランチ。
ランチ後、次の目的地、Theokitstisという屋根が岩になっている教会に向かいました。ここもグーグルマップで見るとたったの17分、8.7キロと出るのですが、実際は1時間かかっています。だって、また例の道なき道を走ることになってしまったから。ほんとにワイルドな場所だね、イカリア島って!なんてのんきに話していた。
Theokitstis教会の入り口にはちゃんと看板が立っていました。
最初にみたのがこれで、え?なんか予想と違うと思ったのですが、
お目当てはここじゃなく、さらに奥の方へ続く道に看板がありました。
ここも岩の屋根の下に小部屋があるよう。
入り口は私でもかがんで入らないと頭をぶつけるほど小さいです。
ヤギが飼われてました。
ここも岩の屋根の下に小部屋があるよう。
看板に従って坂を上っていくと、古建物。きっとこれ昔の修道院の宿舎かな。外に石のベンチとテーブルもありますね。
そしてそのすぐ上が、有名な石の屋根の教会。これこれ!
中に入れるみたい。
中は意外に広かったですが、でも4畳半ぐらいかな。天井は立ったままで良かった高さ。岩と岩が重なってできたその隙間の周りに壁を作って部屋にしてしまったと思われます。
入り口に近い方には普通の作りの教会が。
中はとても美しいフレスコ画(というのかな)が壁と天井を覆っていました。
この修道院は1688年頃に建てられたそうですが、はっきりとはわからないそう。現在は修道士は誰も住んでいないそうですが、手入れをしている女性が一人住んでいるようなでした。
左側が、お世話係の宿舎のよう。
すごくきれいにお庭も手入れされています。
Nasビーチに行く途中に通過したきれいなビーチに降りてみることに。この感じはオーストラリアクィーンズランド州にあるウィットサンデー地域のビーチに似ているなぁ。島の南側のビーチは砂浜ビーチでとてもきれいなんです。
さらに道沿いに坂をあがっていって上から見たところ。本当にきれい!でも特に観光ビーチじゃないみたいです。
あれ、あの岩、なんかクジラみたいな形!面白。
ここがNasビーチ。でも正直言うと、さっきの観光スポットでないビーチの方がきれいだった。小さいくて隠れ家的な雰囲気が人気なのかな。私はさっきの広いビーチの方が好きだけど。
で、最後にもう一回所、島の北側のSeychellesビーチによって帰ろうとなりました。この時点で午後4時近くになっていました。Krikosの街のまでの帰り道の途中にあたるはず。
でもねぇ~ここからが大変だったんです。グーグルマップが示す道路を行くと、すぐに舗装道路がなくなり、本格的オフロードの山道になってきたんです。しかも反対側が崖っぷちみたいな場所もあった。島の反対側だから山を登り切って反対側に出ないといけないから仕方がなくグーグルマップに従って進んでいたんですが、さすがにちょっとこれはやばくない?みたいな場所に来ちゃいました。丁度、教会らしき建物があり、それより後ろは幅も狭い道なのにオフロード、バランスを崩すと落っこちる危険も!
たまたま、その建物(教会と思っていたけどもしかしたら通信タワーだったのかも。)のメンテナンスをしているらしき男性がいて、道を聞くことに。実は、この前に一度、また道の真ん中に停車しているトラックの運ちゃんに聞いたら、引き換えした方が言いと言われ、一旦戻ってまたグルグルしていたんです。つまり完全に道に迷っていた。
で、その作業員の人が紙のマップは持っているか、と聞いたので、幸い出発時に観光情報があるかと思い道路地図を買ってきていました。(実際はただの道路地図だった。)それを見せて主人がいろいろ聞いていました。私はもうこの時点でオフロード運行でさんざん車内で振り回されかなり疲れておりお腹もすいてきたりして車内でぐったりしておりました。
きこえてきたのは「イカリア島ではグーグルマップは役に立たないんだよ。紙の地図じゃないとダメなんだ。」って声。え~!!!レンタカー屋のお姉さん、そんなことは一言も言っていなかったじゃん。しかもマップも用意されてなくて自分達で買ったのに。
要はですね、グーグルマップは一番近いルートを選んでくれますが、イカリア島だとそのルートは実際は「道路」になってないので、(まトラックや4WDのオフロード車ならいいかも。)なので、それに従ってはいけないんです。舗装してある道路を走りたかったら、地図をみて、色が付いている道路しか走っちゃいけないんですね。そうすると、一日に数か所の観光スポットに行こうとすると、スポットからスポットへ直接移動するのではなく、一旦出発地に毎回戻って、次のスポットに行きはめになるんです。だから小さい島なのに、物凄く時間がかかる!
とにかく道を聞いた時点で山の中を迷っていたので、舗装道路に出るためには、ひたすら下っていけと言われました。途中で曲道とかがでてくるので、本当に迷いやすいんですが、ひたすら下る、を心に銘じて、降りていきました。するとTheokitsitsの修道院の近くまで出ることができ、そこから舗装道路とまあまあ許せる砂利道を通過しながら、なんとか島の反対側に出ることができました。道に迷った時点で、もう夕方5時だったのでSeychellesビーチはあきらめて家路に向かうことにしていました。結局SATOMI号に着いたのは夜の7時ちょっと前。Nasビーチを出てから3時間ぐらい主人は悪路を運転していたので、ぐったり。でもそれからレンタカーを返しに行ってくれました。
ディナーは前日のディナーの残りをテイクアウトしてきたので、それとレンタカーを返しに行った後主人が買って来てくれたメロンを食べて終わり。
今まではグーグルマップが命だったけど、イカリア島に限ってはそれが命取りになるかもしれない危険性がありました!
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