2022年5月19日木曜日

サモス島にも無料マリーナがあった!しかも電気も接続できるよ

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





5月17日(火)にFournoi島のアンカレッジを出発して、サモス島に移動しました。なんとここにも無料マリーナがあって、電気接続さえも無料でできるのです!バウスラスターなしでスターン・トゥー、ちょっと苦労したけどなんとか接岸しましたよ。


5月16日のディンナーは冷凍ラザーニャにモッツアレラチーズやサラミ、トマトをプラスしたものをオープンで焼きました。付け合わせにこれまた冷凍の枝豆とサラダ。このラザーニャ、Lidlスーパーのものでお気に入りです。

5月17日(火):例のごとく、起き上ってから出発準備。19日からこのあたりがちょっと強風になるので、その前にサモス島に移動することにしました。といってもこれまた、真正面みたいなもんなので、平均速度5ノットでも半日で着いちゃいます。午前9時出発。



この日は前方のからの風でした。そのため最初、ちょっとヒールしてたんですが「朝ごはん作るのにやりぬくいから調整して。」とお願いし、スピードが落ちてもセールを出し気味にして傾きを減らしました。最初は6ノット近く出てたけど、その後はもっと遅くなりましたがその分平行に近くなった。

安定している間に、朝ごはんです。メニューはスパニッシュオムレツっていうと聞こえがいいけど、ペーコン、玉ねぎ、ピーマンが入ったオムレツです。食べてる間になんか忘れたなぁと思ってたんですが、チーズを入れるのを忘れていた!

食べ終わって一息ついたころ、少しづつ風が強くなってきたので、スピードはまた6ノット近くになりました。これで本日も予定到着時間より早く着くこと間違いない。

SPF50のメッシュのシャツは、クリスマスプレゼントとして昨年、主人のお義母さんにリクエストしていただいたものです。これで日焼け対策バッチリだ。

キオス島からイカリア島に向かう時に体験した「強風地帯」に、また入っていきます。もう慣れたので、最初からヘッドセールはほんのちょっぴりにしておきました。前回ここを通過した日よりも風が弱い日だったし。それでも平均25ノットには達しておりました。ちょっと前までは10ノットちょっとだったのに。

波が大きくなるような風じゃなかったので、スピードはぐんぐん8ノット越えの快走でしたが、とってもスムーズな走り。それでも時折バウから波しぶきが飛んできましたけどね。でもドッジャーで十分対応できる程度の波しぶきだったので、コックピット内までずぶ濡れにはなりませんでした。


良い感じですっとぱして気持ちいいなぁ。イルカに遭遇できるか期待してましたが、ここらあたりでは風が弱い方だったのか、波があまりたっていないからなのか、イルカには会えませんでした。残念。今度こそはちゃんと写真を撮るぞ、と構えていたのに。

あっという間に強風エリアを通り過ぎ、11時半過ぎにはまたうそのように穏やかなになってしまいました。正面がサモス島です。

後ろに見えるのがFournoi島。

そして本日入港予定のMarathokampouの港に近づくにつれて、どんどん風が弱くなりヘッドセールがへた~となってきました。


3.6ノットしか出てない。でもこの後どんどん遅くなりもう港も見えてきたので、ちょっと早めでしたがセールを下ろしてしまいました。メインセールにきちんとしたたたみ癖をつけたいので、左右に蛇行しながらセールをレイジージャックの中でアコーディオンみたいになるように下ろしていったので、それが結構時間がかかりました。

いつもならバススラスターを使って、まっすぐに後進して接岸していましたが、使えないので左に曲がってしまうプロップウォークを調整しながらのスターン・トゥー。風が収まったとはいえ、全然影響がないという状態ではなかったので、結構苦労しながらの後進でした。やはりまっすぐにはバックできなかったので、アンカーを下ろした位置からすると斜めに接岸になってしまったので、スターンラインを引っ張ってまっすぐになるように直しました。
イカリア島の無料マリーナでみたBlue Pearlというババリアのヨットのお隣に。覚えていてくださり、接岸も手伝ってくれました。バウスラスターの修理のために来ましたというと、「どの部品?」と聞かれ、なんと「うちも同じ事が起きたので、予備の部品があると思う。」とわざわざ探してくれて、譲っていただけました!有難い。というのはこの港、一件あるはずの船具やさんが、シーズンオフでまだ休業中だったのです。
ここのマリーナ、まだ新しいみたいなんですが、イカリア島と同じく無料です。多分夏のシーズンになると有料になると思うんですが、ここは水だけじゃなくて電気接続まで無料でできるんですね。だからなのか、結構長期滞在しているみたいなヨットが何隻かありました。さらにキオスのボートヤードであった人もいました。このエリヤは移動距離が少ないので顔なじみが増えていくみたいです。


接岸してからも、まっすぐになるようSATOMI号を引っ張って調整していたので、やっと落ちついて、パサレルを出し終わった時には午後1時半になっていました。とってもお腹が空いていたので、ランチを食べにタバーンに行くことに。もう徒歩1分ぐらいで、何軒かタバーンやカフェが並んでいる通りに出ます。スーパーもその通り沿いでマリーナから徒歩4分。便利だなぁ。しかも無料だから長期滞在したくなるはずだ。


チキンのレモン煮込みと写真を撮るのを忘れましたが、マッシュルームのワインガーリックソースもオーダーしましたよ。どちらも美味しかった!典型的ギリシャ料理よりもちょっとおしゃれな感じ。

このタバーンはメニューにロブスターがあった!でもまだシーズン前で休業中みたい。実はFournoi島はロブスターが名物だそうで、メインの街にはいかなったので、ロブスターにはありつけませんでしたが、まだまだ行く機会がありそう。

サモス島の中でもMarathokampouは小さな漁村なのですが、観光地になっているらしく、この通り沿いは「いかにもエーゲ海の村」って言う華やかな雰囲気がありました。キオス島とはまた雰囲気が違うねぇ。キオス島の観光客は、主にトルコからのお客さんがメインらしいです。


まるで絵葉書みたいな風景。


旅番組に出てきそう。


メニューも、どのお店も英語で看板が出ていました。サモス島って、位置的にミコノス島ともそんなに遠くないんですよね。だからギリシャ以外のツーリストが多いのかな。(キオス島と比べてね。)

こんなお茶目な看板も!「ご主人デイ・ケアセンター」ですって。

「自分だけの時間が欲しいですか?リラックスしたいですか?ゆっくりショッピングしたいですか?だったら、ご主人はここに置いていきましょう。私たちがしっかり面倒をみますよ。料金はご主人が飲むドリンク代だけ。」笑えるぅ~!!!


食事の後、スーパーに行きました。「ピタゴラス」という名前のワインがある。そう、サモス島はかの有名なピタゴラスが生まれた島なのです。

お買い物を終えて帰るころには、かなり気温があがっていました。最高気温が26度ちょっとになるんです。ボートヤードであった人が「キオスよりあったかいでしょ、ここ。」って言ってました。南下しているからかな。こんなきれいなビーチがね、マリーナのブレークウォーターのすぐ隣にあるのです。

まだまだ水温は、エーゲ海にしては冷たいので、泳いでる人はいませんでしたが、地元のおばさんが日光浴していました。勿論、私たちはドボン!冷やっこいけど火照ったからだをクールダウンするには丁度いい。

すぐそこがマリーナ。

到着した17日は何もせず、夕食も前日のラザーニャの残りを地元ワインと一緒につまんだ程度でした。バウスラスターの修理は18日からスタートです。

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