2022年6月12日日曜日

相対的に考えるとヨッティーにとってはお値打ちかもーロードスのマリーナ

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!



ロードス島のマリーナに来てから、一週間ちょっと過ぎました。次の金曜日まで滞在予定です。同じ場所に長くいるのは私達にとっては、とても珍しく、しかもマリーナに2週間も滞在するなんて初めて!仮の住処になっているロードス・マリーナのご紹介です。



SATOMI号が指定された場所は、マリーナの入り口を入ってすぐの場所です。この位置は大型の船や観光船が係留されている場所。数日おきに出航していく観光船にとっては出入りが便利な場所です。長期で予約している人たちは、もっと奥の方のワーフに係留するようですが、私達は2週間滞在といっても短期の方。それと、場所的に奥の方のワーフだとワーフとワーフの間が狭いので52フィートのSATOMI号だと入っていくのがちと面倒くさそう。今いるところは、マリーナの入り口を入ってすぐの広い場所を一回右に曲がっただけで、まっすぐ後進すればいい位置で、とっても接岸が楽でした。最近では、バウスラスターを使わないで舵を取って後進できるのようになりましたが、くねくね曲がりながら進むのは面倒ですから、この場所を指定してくれて、ありがたかったです。

周りは観光船や大型チャーターボートばかり。


両側がでっかいので、間に挟まれると小っちゃく見えるSATOMI号。でも52フィートあるので、普通だと大型な方なんです。それだけお隣さん達のサイズがデカイのです。


出入り口に近いってことは、マリーナの端っこの位置なので、マリーナ内の施設からはちょっと遠いのです。

ではどんな施設があるかというと・・・まずはレストラン。お値段は普通のギリシャ料理のタバーンやカフェに比べたらちょとお高いですが、ロードス島自体が、全体的に他の島、例えば超観光地でないキオスやレスボス島などに比べると高いので、それほど驚きません。



しかもボリュームがすごいので、二人で一皿で十分だったりするんですね。それに普通のギリシャ料理のタバーンやカフェにはないおしゃれ系のメニューがあるので、そう考えると、ごく普通のどこにでもあるようなもに、ちょっと高いお値段を支払よりも、安いかもしれません。

紅茶もこんな可愛いセットで出してくれます。

レストランのすぐ隣にあるのが、野外ジム。マリーナの敷地内にはありますが運営は別なので別料金。一日7ユーロだそうです。ほとんど使用している人を見かけませんが、マシンはかなり充実しています。その奥にあるのがシャワーとトイレがある建物。

マリーナ自体が新しいので、シャワー室やトイレがとてもきれい。勿論男女にわかれていて、それぞれ個室が3個あります。これはマリーナ滞在費に使用料が含まれていて、一口ロックの暗証番号を教えてもらっています。つまり滞在者以外は使用できないわけです。

シャワー室前の更衣室エリアが広々。週末だと観光船のお客さんでシャワー待ちの列ができますが、座って待っていらます。このシャワートイレ施設は、これまで行ったことがあるマリーナのどれよりも新しくて綺麗だし広々しています。特に清掃が行き届いているのが感心!カラマタとか結構大型なマリーナでさえも、こういう施設が古かったり、掃除があまり頻繁にされていない感じだったのですが、ここはちゃんと毎朝やってくれています。だからいつ使っても清潔なので、気持ちがいいです。こういう所、ポイント高い。

さらに、スーパーマーケットがあります。

プレべザのクレオパトラマリーナにもありましたが、個人店っていう感じでとっても小さかったし毎日開いてなかったんですよね。冬季はずっと閉店してました。このスーパーは大手チェーン店の一つABマーケットなので、品ぞろえはまあまあ。生鮮食品はあまりないのですが牛乳、パン、ベーコン、御酒類(そして主人にとってはアイスクリーム)など、私達にとって必需品はいつもそろっているし、夜遅くまで空いているのでとても便利なのです。

そして、なんとスパ&エステのお店もある!お誕生日のプレゼントとして予約してみようかなって一瞬思ったのですが、またすぐに日焼けして効果が長続きしないと思ってやめました。

そしてこの立派な建物がマリーナ事務所。他にもチャーターヨットの事務所やレンタカー屋さんも別の建物に入っています。レンタカー屋さんは、他のお店と比べると一日あたり10ユーロ高かった!ま、めんどくさがりの人には便利な場所だからね。

右が事務所、真中がレンタカー屋さんとチャーターヨット事務所で、左がスパの建物です。

このマリーナ、マリーナ内の施設以外に、ポイント高いなって思ったのは立地条件。マリーナのすぐ外にでかでかとサインがついたビルがあるんです。

このビルの一回に、スーパー兼レンタカー屋兼ランドリーが入っているんですね。しかもその隣にはかなり商品が充実した船具やさんシップシャンドラーがあります。ランドリーは乾かしからたたみそして配達までやってくれるオプションがあります。マシンが10キロの大型サイズで、一台10ユーロ。少量だと勿体ないけど、私達みたいに最低でも1週間分まとめて洗濯する人達にはとてもお値打ちなのです。持って行くだけであとは全部やってくれて船まで配達するオプションを選ぶと15ユーロなんですが、これも他の島と比べると安い。マリーナ内にコインランドリーがある場所もありましたが、その場合でも、マシンのサイズが6キロで4とか5ユーロでした。これにはドライヤーサービスは含まれていないので、自分で干すか、ドライヤーマシンを使うので、結果的に毎回25ユーロから30ユーロぐらいかかるんです。正直これなら洗濯機を設置した方が安いんのですが、設置のスペースを考えると・・・。52フィートもあるからスペースは十分あるでしょって思うかもしれませんが、そこが近代的なヨットと築30年ヨットとの違い。近代的なヨットは、こんな隙間まで使っているんだ!っていうぐらい効率的にいろんなものが置けるようになっているんですが、SATOMI号には隙間が一杯あるんですよね。その分自分でカスタマイズできると言えばできますが・・・・そんな大仕事する暇が勿体ない!そんなことより遊んでいたい私達。「時は金なり」、時間をお金で買っているわけでございます。年齢が行くと「時間」が貴重だ!


レンタカーは一日30ユーロで、マリーナ内のレンタカー屋さんより10ユーロ安かった。ちなみに、私達が係留しているワーフの方から近い方にも道路のお迎えにレンタカー屋さんがあって、そこも一日40ユーロだったんですが、借りられる車の質が良かったので、そっちで借りました。それと、返すのが便利だったし。ここのスーパーもマリーナのスーパーも、ヨットまで配達サービスありです。

マリーナ周辺にも、何軒かレストランがあります。ここはトルコの影響を受けたギリシャ料理。

お決まりのミックスグリルをオーダーしてましたが、どちらかというとこれトルコ風。スブラキではなく、ギロス(つくねみたいなもん。)にケバブの薄切り肉。面白いことに、チキンやビーフはあっても、ポーク料理がなかった。ギリシャ料理ならポークなのに!

サービスで出てくるデザート。レアチーズケーキじゃないんですが、ちょっとそんな感じでした。美味しかったです。



レストランからの風景。

このビーチ、大きくて砂ビーチでいい感じ。マリーナから一番近いのですが、私達の係留位置からだとOld Townに行く途中にあるビーチまでと比べるとちょっと近い程度かな。ですが、ここ、アンカレッジになっているんですね。テンダーで上陸するのも便利だし、ここから徒歩で少し大きなABマーケットまで10分かからないぐらいで行けるのです。レストランも目の前だし。勿論さっきのスーパー兼レンタカー屋兼ランドリーの建物も徒歩10分以内。つまり、とっても便利な場所。

私達にとってロードス・マリーナって結構お値打ちかもって思ったのは、この立地条件です。バリバリの観光地まで徒歩20分ぐらい、スーパーやランドリーがマリーナの正面にあるし、アジアンマーケットがあるのも見つけした。シャワーやトイレの施設が清潔で広々しているし。お値段的にはSATOMI号サイズだと1日62ユーロ。これはプレべザでもカラマタでも、オリンピックマリーナでも同じです。今は、最初から2週間予約したので、1日55ユーロに割引きしてもらえました。同じ係留費を払っても、マリーナ内の施設が「ちょっとここは使いたくないな。」っていうのも結構あったし、マリーナが町の中心から遠すぎて、レンタカーがないとどうしようもない場所の方が多かったんですよね。

そう考えると超観光地で新しいわりには、ロードス・マリーナってお値打ちなのかも。だって、もっといい立地条件の場所に公営のマンドラキマリーナがあって、そこの方が安いから競争していくためには、あまり差をつけられないですもんね。ただ、マンドラキの場合は長期連続係留ができないので、(少なくともビジターで夏のシーズン中は)ロードス・マリーナの存在意味もあるんですけど。

マリーナ玄関。


2週間滞在するマリーナ、最初は毎日というぐらい観光に出かけていて「お客さん」という気分だったのですが、ここ最近ちょっと落ち着いてきて「自分の家」っていう親しみわいてきました。残りの滞在、ちょっとずつ細かい仕事をしながら、満喫したいと思います。

 本日もご訪問ありがとうございました!ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか?
             



PVアクセスランキング にほんブログ村


             





0 件のコメント:

コメントを投稿