皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
15日水曜日、簡単な外科処置を受けてきました。偶然にギリシャでは珍しい皮膚がんの専門医に出会えて、しかも治療費の負担が最小限になるように配慮してもらえたんです。
オーストラリアでは皮膚がんがとても多いので、専門クリニックもあちこちにあり、気軽にチェックしてもらえます。また早期発見なら、皮膚がんだったとしても簡単に除去できるし、今はそうでなくてもいずれそうなるかもっていう場合も、早めに取り除くのが一般的です。だから私も気になる部分はモニターする習慣があり、時々自撮りしていたのが功をなしました。
お会いしたのは、皮膚がんも専門とする外科医の方。まだお若く(といっても30代後半かな。)イギリスロンドンでもクリニックをされていて、ギリシャとロンドンを行き来していると言われていました。持参した写真と共にお話をすると開口一番「安心してください。皮膚がんではないと思います。きっと何十年も放置しておいても問題はないと思いますが、実際に調べてみないと100%断定はできません。ですが、調べ方が問題で、皮膚科に行くと組織をちょとだけ採取して調べたりするんですが、それをするとその傷跡から組織が広がり、悪性の場合は逆効果になるんです。だから全体的に除去してから組織を調べるのが一番いいんですね。場所が場所なので傷を付けたくないお気持ちがわかるので、放置しておいた場合はどうなるか・・・・サイズをはかりつつモニターをしておくことになるんですが、悪性でなくてもこのままサイズが大きくなり続ける可能性があります。そうなった場合、除去する際の傷跡がますます大きなものになるわけです。たとえ1ミリ大きくなったとしても直径1ミリというのは全体的には一回り大きくなるわけです。」と除去するなら早いうちがいいというお話でした。でも決して強要することなく「命に係わることではないから、オーストラリアに帰ってからでも大丈夫かもしれません」と詳しく説明してくれました。
主人はその場では私には何も言いませんでしたが、内心はすぐに対処できるならすぐやってもらった方がいいと思っていたそうです。でもにプレッシャーを与えたくなかったからのよでしたが、実は私は即決してました。
ずっと気になっていたし、なんかむず痒い感覚があってうっとうしいんですよ。確かにカットしちゃえば傷が残るのは当たり前。それも顔だし、心配じゃないと言ったらウソになりますが、だったらなるべく小さうちにやった方がいいし。お話によると取り除くことで表面に凹凸ができるようなことはないとのこと。先生はロンドンで日本人を含むアジア人の女性患者さんを沢山扱われているとのことで、その辺りの心理をよくご存知でした。
問題は日程。遅くても7月からはトルコに行きたいと思っているのでどれぐらいすぐにやっていただけるのかがカギでした。すると「明後日水曜日にできますよ。」という嬉しい返事!
だったら・・・・ということで即決でお願いすることにしました。
で、昨日水曜日15日の午後、除去してきました!場所は先生の個人クリニック。でマリーナから車で10分ぐらいの場所だったので、ユーロメディカよりも近かった。ものの30分もしないうちに終了。部分麻酔で、歯医者さんの椅子みたいなベッドで横になって目を閉じているうちに終了。先生が今何をやっているか詳しく説明してくれたので、とても安心でした。主人もその場にいて一部始終を見ていました。切り取り始めた時は、すでに麻酔が効いていたので指で押されているような感覚はありましたが、それだけ。最初の麻酔注射がチクりと痛かったぐらい。縫合している時、主人が「とってもきれいに縫えているよ。多分全然気にならないと思うよ。」と実況中継してくれました。
終了直後。来週月曜日に抜糸をしますが、外側と内側と両方縫っていて、内側の糸は自然に吸収されてしまうものだそうです。皮膚の表面を塗った外側の糸だけ抜いてもらう必要があります。その間、切り取ったものを検査に回してくれるそうです。
まさかロードス島でちょっとした外科手術(一応メスを入れられたからね。)を受けるなんて夢にも思いませんでしたが、とてもいい先生に巡り合うことができて、本当にラッキーでした。しかも大病院での初診も、病院を通さず先生個人のクリニックに行った形で処理していただけたので、全体的に物凄くお値打ちにやっていただけて、多分シドニーに戻ってからやるより安かった!(オーストラリアは医療費が物凄い高いのです。)
ライフラフトの整備と主人のパソコン故障がなかったら、同じ島に2週間も滞在しようなんて思いもしなかっただろうし、そうでなければ、私も思い切って病院に行ってみようと思わなかっただろうから、こういう運命だったのかなぁ。
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