2022年6月7日火曜日

念願の聖ヨハネ騎士団(グランドマスター)の宮殿(世界遺産)ーロードス島観光Part2

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





6月5日はずっとあこがれてた聖ヨハネス騎士団の宮殿をじっくり見に行ってきました。日本でも旅番組などで紹介されているのご覧になった方も沢山いらっしゃるのでは?旅のブログとかもでもいろいろ紹介されている宮殿ですが、他にはないぐらい沢山の写真を掲載したので、バーチャル旅行した気分になっていただいたら嬉しいです。


お土産物やさんボート。値段は高めなので、街のお土産物屋さんの方が安いです。
まずはポートポリスに行って入港の報告です。ポートポリスは、Old Townよをちょっと超えた、Mandrakiの港にあります。改めて見ると本当にでっかい城壁。こんなのを500年以上前に作ってたなんて物凄い労働力ですよね。
岬みたいに出っ張っている部分にOld Townがあるので、海沿いをぐるりと歩くより途中Old Twonを横切っていく方が近道になるので、城壁の中に入ったり出たりします。車だとぐるっと回らないのといけないので、徒歩の方が楽しくお散歩できるのです。その分時間はかかりますけどね。


再び城壁の外へ。


あれがMadraki。タウンバースなんですがMandrakiマリーナと呼ばれています。前日までぎっしり係留されていたのが、日曜日二チャーターヨットが出かけていくので、かなり空きがありました。日曜から金曜日の朝までだったらここに滞在できるのですが、毎回移動がめんどくさかったし、マリーナの方が観光地ど真ん中よりちょっと外れているので、静かで気に入っています。
ポートポリスで入港の報告をしてから、トルコに向けて出港する場合の手続きなども確認しました。チャターボートのメッカらしく、ポートポリスにはひっきりなしに手続に来ているエージェントらしき人達がやってきました。さすがドデカニーズエリアの中心島だけある。


音楽がきこえる方に歩いていくと、男性4人グループがコンサートをしていました。イギリス人のシンガー、トム・ジョーンズのクラッシックなヒット曲を物凄い声量で歌っていたかと思ったら、最後に盲目のオペラ歌手アンドレ・ボチェリが歌って有名な「Time To Say Good Bye」を素晴らしいハーモニーとテノールで歌い上げていて拍手喝采を受けていました。ちなみにギリシャ語で「素晴らしい」は「ブラボー!」なのです。グループのプロモーションで無料で野外コンサートをしていたよう。ラッキー!

あれが「3つの風車」。あの位置にBC226年の地震まで、港の入り口の両端に足をつけていた巨大なヘリオスの銅像がたっていたのです。Heliosの股の下をくぐって港に入ったわけですね。

Old Townの入り口広場で、なにやら大道芸が繰り広げられていました。

さっきの歌のグループと同じグループみたいです。同じフラッグが壁に貼らていました。アクロバットあり、歌ありのショーをやるグループなんでしょうか。

さて、いよいよ私待望の騎士団の宮殿を見に行きます。まずは宮殿の外の「騎士団の道」から。騎士たちの住居だったそうです。騎士団はフランス、スペイン、イタリヤなどヨーロッパの各国からの岸で構成されていたので、国ごとに宿舎がわかれてたそうです。



壁に家紋がらしきものが所々ついていました。

この建物,今でも実際に使用されてるものもあります。ここはフランスの領事館として使用されていました。ゴージャス。ちなみに玄関前にはポリスがいました。


小さな博物館になっている部屋もありました。



あっちが裏口。建物の中は結構涼しくて、夏の暑い時期も案外快適に過ごせたのでは?


一キロぐらい続いてるかな。結構長い。




ここはスペイン語の館。


宮殿自体は、騎士団の中でもグランドマスターと呼ばれた団長たちの住まいや事務所だったようです。宮殿内は美術品も沢山あることから、入場料がかかります。このエリアにある他の博物館の入場料とコンボになっている料金だと10ユーロ、ここだけ単独だと8ユーロでした。コンボチケットは3日間有効で、ここ以外にあと3か所の入場料が含まれていて10ユーロは格安と思いましたよ。



まず入り口を入ると中庭。ここ随分前に日本の旅番組で見た場所。もう10年ぐらい前のことですが、その時からいつか行ってみたいって思っていたので、念願かなって本当に感激。


ただただ、その規模のでかさに驚くばかり。

回廊の途中から中に入れるようになっていて、そこに沢山の展示物コーナーがありました。






この装飾品、今でも十分通用するデザインばかりでした。ぴっかぴかに磨かれていたこともありますが、普通にジュエリーショップで売っていそうなデザインばかり。

展示物がある部分が終了すると、一旦中庭にまた出ます。グランドマスターの像かな。
こういう銅像が8個ありました。

中に入ると大階段。これで宮殿内を見始めます。

天井も石ブロックで素晴らしいアーチが構成されていました。溜息が出る。

階段を上って最初の部屋は教会みたいでした。壁にはこんなに素晴らしい装飾が。
騎士団と言っても、元は修道士だったのでお祈りのために一番重要な場所だったんでしょうね。


そしてその奥は大広間。すご~い!

床のモザイクも素晴らしいです。これらのモザイクはコス島から運んできたそうです。

天井は木でした。杉の匂いがしたので杉の木かな。


暖炉も巨大です。画像右端のちょこっと映っている人と比較してみてください。150㎝ちょとの私はかがむことなく、暖炉の中に入っていけます。


次の部屋次の部屋と続いているのですが、どの部屋にも素晴らしい像があったり、床のモザイクのデザインも違っていて、本当に「グランドマスター」にふさわしい。宮殿と呼ばれるのに値する作りでした。





この部屋には大きなツボが2つ展示されていました。


よく見ると、柄が日本風。兜をかぶった武士に十二単を着ているみたいな女性もついています。

説明書きがないので、なぜここにあるのか不思議でした。1309年にロードス島に十字軍の要塞として騎士団がこの地を占領してから、オスマントルコ帝国の襲撃で陥落したのが1522年ということなので、時代的には室町時代(足利尊氏とかの時代)だからあってますねぇ。シルクロードを通って取引されたものかな。

まだまだ続いている!いったい何部屋あるのかな。



発掘された時はこんな状態だったんですね。当時の写真も展示されていました。

この大広間にはモザイクのデザイン画がの展示されていました。




この大広間には、またまた素晴らしい像が。

これキャドルホルダー?ゴージャスすぎ。





もうただただ、「すご~いい」という言葉しか出てきませんでした。こんな素晴らしい宮殿を作れるぐらいだから、かなりな財力があった騎士団ですね。イスラムの世界と最前線で戦った十字軍ですから、寄付がかなり集まっていたそうです。



大広間をすぎたら、このどは小さめの部屋が両側に沢山ある廊下に出ました。この部屋には8つのゴージャスな椅子が壁伝いに並べられていたので、8人のグランドマスターの椅子だったのかしら。


その後、各部屋ごとに壁紙が違っていました。各自のオフィスだったのかな。

モザイクタイルの床






特にゴージャスだったのはこの部屋。



2部屋つづきになっていました。





衣装が展示されてた部屋もあった。残念ながら中には入れず、ドアの外から覗き見状態。









とにかく、ため息つきっぱなしの素晴らしい宮殿、想像以上に楽しめました。入場料がかかりますが、ロードス島に来てこの宮殿を見ないで帰るのは、あり得ません!こんだけ凄いものがみれて単独チケットだったらたったの8ユーロ、1000円ちょっとです。皆さまロードス島に行く機会が合ったら、絶対お見逃しなく!

騎士団の道も含めて2時間ちょっと宮殿鑑賞で過ごしました。時計を見たら午後3時近くになっており・・・どうりでお腹空いたと思った。レストランを探しながら帰路につくこに。

どうせならまだ通ったことがない路地を行き居たいねってことで、取り合えず歩き始めると、観光客がほとんどいない、普通の住宅になっている路地に出ました。Old Townの中の中世の建物なのに、人が普通に住んでいた!ホテルになっている建物もありましたが、開いているドアをふっとみたらおばさんがテレビを観ている居間になっていて、驚き。

あらここは、イスラム図書館だって!

あるいていくうちに、ちょっと人混みがあるエリアに出たので進んでいくと、
レストランが数軒集まる広場に到達。ここでランチ。
ギリシャ料理の前菜を何種類も一つに集めたプレートがあったので、それをオーダーしました。こんな風にちょっとづついろいろ入っているの、もろ私好み。食べ切れなくて、勿論お持ち帰りです。食べ終わたのが午後4時だったので、夕飯はなしで、夜になってから小腹が空いた時にまた美味しくいただきました。

ずっと行きたかったグランドマスターの宮殿を、時間を気にせずじっくり見えれてすごく感激しました。同じ場所に2週間もいるなんて滅多にないことなので、ロードス島の「通」になるまでじっくりいろいろ観光したいです。


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